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<わが子を受け入れられない>【後編】本を読む娘がクラスで浮いていないか心配。でも本当の心配は?

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前回からの続き。投稿者さんの娘さんは小学校高学年。学校では1人で過ごすことが多く、休み時間は主に読書をしていることが多いのだそうです。決してお友だちがいないわけでなく、1人の時間を楽しみたいタイプのようです。しかし投稿者さんとしては学校を「お友だちと交流するための場所」と考えており、休み時間に読書をしている娘さんのことを「受け入れられない」と拒否反応を示します。
ママスタコミュニティのママたちからは「休み時間くらい好きなように過ごしたらいいんじゃない?」「親の価値観を押し付けすぎちゃダメ」など娘さんの気持ちに寄り添うコメントが集まりました。

それでも娘が心配なんです

ママたちから諫めるような意見が相次ぐなか、投稿者さんからは反論が寄せられました。

『娘にはどうしても「声をかけたら?」と言ってしまいます。クラスで浮いていないかなとか、暗い子って思われていないかなと気になってしまいます。休み時間の話を聞くたびにモヤッとしてしまいます』

クラスで浮いていないか、お友だちから「暗い子」と思われていないかなどが心配だと話す投稿者さん。学校での娘さんの様子を耳にするたびに「本当に大丈夫かしら」とモヤモヤが膨れ上がってしまうのかもしれません。
しかしこちらのコメントに対しても、ママたちからは「浮いていても別にいいんじゃない?」と異論があがりました。

『浮いてても「暗い子」って思われてても、別によくない? お子さん自身が嫌なら自分で変える行動をすると思うし、気にならないなら気にならないで問題ないと思うよ』

『休み時間くらい好きにさせてあげなよ。自分が押し付けられたら嫌でしょ。授業のグループワークやその他集団行動で問題なければ休み時間は好きなことをしていていい。理想の子ども像を押し付けすぎ』

「他人からどう思われても、自分がやりたいことをやればいいのでは?」とママたちは考えたようです。クラスメイトたちが娘さんのことをどう思っているのかは知る由もありません。しかし娘さん本人が気にしていないのならば、他人がどう思っていようと関係がないのかもしれませんね。

投稿者さんが心配してるのは、自分自身では?

さてここで投稿者さんに対して厳しい声も挙がりました。

『投稿者さんは他人の目が気になるタイプ? 娘さんが心配というより、「クラスで浮いてる暗い娘がいる自分」が嫌なだけでしょ。否定される娘さんが可哀想だよ』

「むしろ他人の目を気にしているのは投稿者さん自身では?」との鋭い指摘が寄せられたようです。こちらのママは「投稿者さんは娘さんを心配しているというよりも、自分が”変わった子の母親”と見られるのが我慢できないだけでしょ」と考えたのかもしれませんね。

『子どもには子どもの世界があるからね。悪いことしてるわけじゃないのに干渉してはいけない』

『投稿者さんは娘さんと自分を同一視してない? 娘さんを自分自身の分身とか作品みたいには考えないほうがいいよ。娘さんは投稿者さんとは他人格だってことをわかってあげて』

「投稿者さんが娘さんのことをコントロールしようとしすぎたら、娘さん自身が投稿者さんと距離を置こうとするかも……」と危惧するママたち。親と子どもは別人格ですし、価値観が違うのも当然のことです。「休み時間は読書をせずにお友だちと過ごしなさい」「こういうタイプのお友だちと付き合いなさい」と事細かに口出しをしてしまっては、娘さんも困惑してしまうのではないでしょうか。

親の理想を押し付けすぎてはいけない

『私も人の目や評価をすごく気にするから、息子にそれを押し付けて否定もしていた。すごく反省している。親の価値観を押し付けるのはよくない。のんびり見守ることを心がけているよ』

『親としては見守るのがいちばんじゃないかな。困ってるなら手を貸せばいいけれど、そうでないなら変えようとしないほうがいいよ。娘さん、いいところいっぱいあるでしょ? そこまで潰してしまうよ』

『娘さんは他人の顔色を窺わず、周りに流されない芯の強い子なんだよ。自分の意志を持って1人で行動できるのはすごいことだと思うよ。娘さんのよさを受け入れてあげようよ』

「娘さんのことはそっと見守ってあげるのがいいのでは」とアドバイスをしたママたち。親としてはわが子の学校の様子が心配になる気持ちは当然でしょう。しかしわが子の様子が自分の理想と違うからといって、親の価値観を押し付けすぎたら子どものいいところをも潰してしまうかもしれません。

「学校の休み時間に1人で読書をして過ごしている娘のことを受け入れられない」と話した投稿者さん。ママたちからは「親の理想を押し付けすぎてはいけない」とアドバイスが寄せられました。親子と言えども、価値観や「楽しい」と感じることは違うこともあるでしょう。時には親としてアドバイスをしたくなる気持ちをグッと堪えて、子どもの気持ちを尊重することも大切なのではないでしょうか。

文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko

【つぎ】の記事:<子どもの「断り方トレーニング」>雨の日の登下校。「乗せてあげる」ママ友の誘い【前編まんが】

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
学校で一人が好きな我が子がが受け入れられない