＜痩せたいけれど、おやつも食べたい！＞【後編】よくばりさんが作ってきたオートミールのおやつとは？
前回からの続き。「おやつも食べたい。でも痩せたい！」。そんなよくばりさんのお悩みに、ママたちからはヘルシーなおやつ作りをすすめる投稿が寄せられました。そこでヨーグルトや豆腐を使った低カロリーのおやつがたくさん寄せられましたが、さらにオートミールを使ったヘルシーおやつを作るママたちの声もあったので、ご紹介します。
オートミールは本当にヘルシー！？
『粉にして小麦粉と同じ感じで使うといいよ！ パンやケーキやドーナツとか』
『オートミールで痩せたーとテレビで見てから買おうと思っているのに品切ればかり』
『蒸しパン好きならレンジで作れる蒸しパン風はお勧め』
『ハチミツたっぷり混ぜてオーブンでカリカリに焼くとお菓子ができるよ。ドライフルーツを混ぜてもおいしい』
『水と豆乳でふやかしてレンジ、ヨーグルトとバナナとはちみつで食べてもおいしかった』
小麦粉の代用として、オートミールを使ったヘルシーおやつを作るママたちは多いようですね。オートミールはなぜヘルシーな食材とされているのでしょうか。食品成分を調べてみると、オートミール100gあたり、350キロカロリー、薄力粉（1等）の349キロカロリーでした。おや？ カロリーだけを見るとほぼ同じで、オートミールを使ったからといって低カロリーになるわけではないようです。また含まれる炭水化物もオートミール100gには69.1g、薄力粉（1等）では、75.8gで、あまり変わりません。オートミールはヘルシーとされている理由は別にあるようですね。
オートミールのすごさは食物繊維にあり
オートミールの栄養素として特筆すべき点は、カロリーでも糖質でもなく、食物繊維にあるようです。食品成分表によると、オートミール100gには9.4gの食物繊維が含まれていますが、薄力粉の100gには2.5g程度。だいぶ開きがありますね。また食物繊維が豊富なイメージのあるごぼうと比較しても、ごぼう100gの食物繊維は5.7gなので、オートミールには食物繊維が豊富なことがよくわかります。厚生労働省のe―ヘルスネットによると、食物繊維は便秘の予防だけでなく、血糖値上昇を抑制する効果がある栄養素とあります。オートミール50gほどのおやつであれば食物繊維を5g弱摂取でき、血糖値も抑制できるとヘルシーなおやつができそうですね。
オートミールでクッキーを作ってみよう
『オートミールはクッキーにするのが好きだけど、面倒なときは牛乳･卵･砂糖を混ぜたのにしばらく浸しておいて、フライパンで焼いて食べる。フレンチトーストのやり方』
『オートミールでクッキーよく作った。美味しくて止まらない』
オートミールのおやつのなかでもクッキーを作るといったママの声が多かったので、早速筆者も作ってみることに。オートミール100gの分量にきな粉40gとお三温糖30gを入れて作ったところ、全部で9枚のクッキーができました。比較するために薄力粉で使ったクッキー（丸めるため油を入れる必要あり）も作ってみましたが、子どもに好評だったのはオートミールのクッキーでした。全部一人で食べてしまうとカロリーオーバーになりますが、少量であればカロリーも抑えることができ、おいしいおやつになると実感できましたよ。農林水産省のHPでは、食物繊維を1日17g以上を摂取するといいと推奨していますので、オートミールのおやつで補うにはいいですね。
ヨーグルト、豆腐、オートミールとママたちが作るヘルシーおやつを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。ママたちが紹介してくれるヘルシーおやつはおいしそうなものばかりだったので、くれぐれも食べ過ぎてカロリー過多にならないように気をつけてくださいね。
文・安藤永遠 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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- オートミールが余る