<癒し>【後編】どんなペットを飼っている?ご長寿の生き物を育てる家庭の日常
前回からの続き。長生き中のインコを飼育しているママから、他のママたちがどんなペットを飼っているかの質問に、犬猫、ウサギ、ハムスターと哺乳類動物の声が寄せられました。さらに鳥類・爬虫類と声が寄せられましたので、それぞれの平均寿命を踏まえたうえで紹介していきます。
鳥の寿命は一般的にはご長寿と覚えよう
『ルリコシボタンインコ、超かわいい』
『私もセキセイインコ飼ってる! ルチノーのメス。4歳。メスなのに、よく喋るんだよー。自分の名前も言えるよ』
鳥を飼育しているママたちは少数派でした。鳥は品種によって平均寿命のばらつきがあるのが特徴です。環境省の資料では、ジュウシマツの平均寿命は5年ですが、オカメインコは15〜20年、ベニコンゴウインコは40年、さらに大型のオウムは80年以上を長生きした例もあります。一般的に鳥はご長寿だと念頭に置いておくと良いでしょう。もし鳥をペットにしたい場合は、長生きする品種がいいのかどうか見極めが必要ですね。途中で手放し、国内の生態系を見出すような無責任な行為は避けたいものです。
最近ブーム!?爬虫類の飼育
ペットでも爬虫類の飼育を楽しんでいるママからも多数声が寄せられました。近年は、「におわない」「鳴かない」「手間がかからない」といった謳い文句でお店で販売されている爬虫類ですが、実際はちゃんとお世話が必要です。
人気?ヒョウモントカゲモドキ
『ヒョウモントカゲモドキ。おとなしい性格でシェルターから出てくることがほとんどない。餌も顔だけ出して食べてすぐ引っ込む。お腹すいた日は餌の時間ごろに目ランランで顔出していてかわいい。舌でペロペロ口周りを舐めているとき、舌がピンク色と赤のグラデーションで花弁みたいできれいだよ』
『昔から爬虫類大好き!! 近々カメレオンかフトアゴヒゲトカゲを飼おうと思っています』
ヒョウモントカゲモドキというヤモリ科のトカゲを飼育しているママの声です。筆者も最近ペットショップでこのヒョウモントカゲモドキを見かけましたよ。ライトに照らされたゲージのなかでコオロギを食べていました。飼育下で28年生きた記録もあるようです。
本当にご長寿!?カメさん
『拾ってきたクサガメ。案外かわいい。癒し……。20年以上生きるらしいから子どもたちが独立後も寂しくないなぁ』
またご長寿のイメージが強いカメ。ミドリガメの寿命は20年程度のようです。ペットショップで販売しているカメは小さな子どもガメが多いため小さく見えますが、ミドリガメの場合4、5年でメスは28㎝ほどに成長します。さらに成長することもあり、果たして飼育が可能かどうかの見極めが大事になる動物のようです。
イグアナ・カメレオンを飼育するママも
『イグアナ』
『カメレオン! 名前はスミスだよ』
カメレオン科のトカゲやイグアナ科のトカゲを飼育するママたちもいるんですね。カメレオンは飼育は難しいようで、2〜3年生きたら御の字で、「1年生かせても立派」といった評価のようです。カメレオンは家庭飼育には向かないのかもしれませんね。一方、イグアナの寿命はカメレオンよりは長生きですが、10年以上生きることは稀。またイグアナの餌は植物性が基本ですが、スーパーで売っているような野菜や果物は高カロリーで食べないようで、野生で生えている草や木の葉、果実などを与える必要があるようです。同じトカゲでも生態はだいぶ異なるので、きちんと調べたうえで購入するとよさそうですね。
最期まで責任持って飼うために
さまざまなペットを見てきましたがいかがでしたでしょうか。ペットを最期まで看取るためには、動物の平均寿命を把握し、ペットの生態も調べて家族で検討する必要がありそうです。飼いたいペットの平均寿命から今の年齢を引き、その数を今の自分の年齢を足せば、ペットの看取り時期に飼い主が何歳かがだいたいわかります。
動物飼育は最期まで責任持って飼育することや生き物の一生から命の尊さを学ぶなど、子どもが生き物の飼育を通してさまざまなことを学べるいいチャンスです。ただし最期まで責任もって飼える動物選びが大事ですね。ぜひ各動物の平均寿命を参考に、ペットのいる生活を楽しんでくださいね。
文・安藤永遠 編集・山内ウェンディ
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