<リメイクのアイデア>煮物で残った煮汁。捨てる?それとも使う?多彩なアレンジメニューとは
野菜や肉、魚などを使って作る煮物は、具だくさんですし、素材の味が全体にしみわたる美味しい料理の1つですよね。食べ終わった後で煮汁が残ることもありますが、みなさんはそれをどうしていますか? ママスタコミュニティにはあるママから、こんな質問がありました。
『煮物をしたときに余った煮汁は捨てている? それとも何かに買う? みんなどうしているの?』
煮物は、味が染み込んだのに煮込みつづけると、しょっぱさを感じてしまうこともあります。そのためやむなく残った煮汁を捨ててしまうこともあるでしょう。しかし一方で、具材のだしがよく出て美味しさもあるので、捨てるのはもったいないと思うこともあるのかもしれません。「リメイク」とも呼ばれていますが、使い方次第で全く違った料理にするなど、上手な再利用の仕方もありそうですよね。他のママたちは、残った煮汁をどうしているのでしょうか?
残った煮汁はそのまま捨ててしまう
『流しにそのまま捨てているよ』
『捨てる。流しの三角コーナーに流して上から水を流している』
『何かに使えそうと思っても、結局どんよりした色に変色して使わず捨ててしまう』
煮汁を捨てているママの場合、お鍋を洗うときに一緒に流してしまうようですね。ただし具材が残っていたり、少しとろみがある煮汁の場合には、いったん三角コーナーに流しておくとのこと。そのまま流すと排水溝が詰まってしまう可能性があるため、具材をキャッチしてから水で流すようにしているようです。何かに使えるとは思いつつも、濁った色を見ると、「捨てたほうが良いのかな……」と思ってしまうママも少なくないのかもしれませんね。
煮汁が出ないような工夫をするママも
『煮詰まった煮汁を他に使うことはないからなぁ~。少ない煮物用の調味料をフライパンで煮込むから、煮汁が余ることがない』
『肉じゃがや里芋みたいな芋類だけは、汁気がなくなる寸前のホクホクが好き。完成直前に煮汁を捨てて汁気を飛ばすから、煮汁はほとんどなし』
『煮汁があまり出ないように、炒めてから調味料をからめている(にんじんなど火の通りにくいものは下茹でしておく)。煮物じゃないと言われそうだけれど、煮汁は罪悪感があって捨てられないのよね』
しかしなかには、煮汁を残さないよう工夫しているママもいるようです。調理のときに焦げ付かない程度の少ない煮汁で煮込むようにしていたり、汁気を飛ばしきってしまったりするのも手。その他にも先に具材に火を通しておいて、最後の最後に調味料で味付けをすれば、ほとんど煮汁がでることはありません。煮汁が少なければ使う調味料の量も少なくてすむ。そう考えると、調味料の節約にもつながっているのかもしれませんね。
煮汁をリメイクするママ。どんな料理を作るの?
玉子丼の味付けにする
『私は翌日の自分の昼食用に少し取っておいて、玉ねぎ、天かす、刻みネギで玉子丼にしたりいろいろリメイクしている。家族には何となく出せないから、ひとりで楽しんでいる』
『玉ねぎとかまぼこや竹輪やさつまあげなどの練り物を入れて卵でとじると、木の葉丼になる。卵は使える』
煮汁に玉ねぎやネギを入れて卵でとじると、簡単に「玉子丼」のできあがり。また、そこに練り物を入れれば「木の葉丼」にもなります。きっと卵でとじることによって、濃い煮汁をまろやかにできているのではないでしょうか。卵が良い役割を果たしてくれる一品ですね!
麺類とも相性が良い!つゆの代わりに
『テレビで煮魚の甘い煮汁にそうめんをつけて食べるのを見てから、それを真似している! 金目鯛の煮物なんて、程よく脂が染み込んでいるから美味しいの』
『私もたまに魚の煮汁でそうめんを食べるよ。麺つゆより美味しい』
『角煮や鶏の酸っぱ煮のプルプル煮汁なら、煮卵や薄めてきしめんのつゆにすることがあるよ』
『うどんと野菜を茹でて、煮汁を暖めてかけて全部食べる』
煮魚を作ったときの煮汁は甘じょっぱさに魚の油分が加わるので、より旨みの幅が広がります。少しとろみがあるので、きっとうどんやそうめんなどの麺類には、とてもよく絡んでくれますよね。もし臭み消しに生姜を入れていれば、ほんのり生姜の風味も香る美味しい麺が出来上がり。
『玉ねぎ、ベーコン、牛乳、パスタを入れて、チーズと卵とからめて和風カルボナーラっぽくしたり』
また、煮物は和食のイメージが強いのですが、ベーコンや牛乳、チーズを使うことで、煮汁を洋食風のパスタソースにもできるそうです。何と組み合わせるか考えることで、和洋中と幅広くアレンジすることができそうですね!
ごはんにかけて美味しい「そぼろ」
『肉じゃがを食べきった後に微妙に残った煮汁に、これまた半端に余っていた豚挽肉を入れてそぼろ煮にしたよ。次の日、温泉たまごを乗せて私の昼ごはんにしたけれど、なかなか美味しかったー!』
肉じゃがの煮汁活用として、「そぼろ」といった意見もありました。肉じゃがはもともと肉を使った料理、もちろん挽肉を入れても味が馴染むことでしょう。甘辛いそぼろをご飯にかけて、さらに温泉たまごをトッピング。簡単なのに美味しいそぼろ丼の完成ですね!
味の深い「炊き込みご飯」
『おでんの煮汁は翌日炊き込みご飯に使います』
時間をかけながら具材を煮込むおでんは、煮汁にコクや風味が出ていますよね。その汁は、「炊き込みご飯」の味付けとしても使えるのだそうです。ごはんと煮汁の他に、野菜やきのこ類、鶏肉などを入れれば、リメイクなのに上品な味わいの炊き込みご飯が出来上がります。
残った煮汁はリメイク可能!チャレンジしてみるのも面白い
残った煮汁は、使うことに抵抗を感じるママがいる一方で、捨てるのがもったいないと思ってしまうママもいます。今回の回答からは、実際に煮汁をリメイクしているママが多くいたことがわかりました。
卵や麺類と合わせるメニュー、そぼろや炊き込みご飯、煮汁にはさまざまなアレンジ法があるようですね。筆者も煮汁をアレンジすることがあるのですが、こってりした煮魚の煮汁は、下茹でした里芋やじゃがいもに絡めると美味しいですよ。煮汁を使うことに最初は抵抗があったとしても、作ってみると想像以上に美味しいこともあります。もしも煮汁がたくさん余っていたときには、アレンジメニューにチャレンジしてみるのもいいのではないでしょうか?
文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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