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<嫁姑関係で一言>【後編】「うちの娘になってくれてありがとう」は、義実家との関係性が悪いと……?

256_義父母(父母)_松本うち

前回からの続き。うちの娘になってくれてありがとう」と言ってくれたお姑さんに、なんと返せばいいのか分からなかった投稿者さん。「ありがたい言葉なんだろうな」とは感じているものの、素直に喜べないこの気持ちはなんだろう……とも感じてしまったようで、アンケート形式で質問を投げかけてくれました。「うれしい・ありがたい」「戸惑ってしまう」「プレッシャーを感じてしまう」「その他」の4つのカテゴリーに分けての回答でしたが、圧倒的に多かったのが「その他」。はたしてママたちは、お姑さんから「ウチの娘」と捉えられることについて、なんと思っているのでしょうか?

「私はあなたたちの娘ではありません」本音炸裂……!

『舅に言われたので「娘ではない」と言ったよ。育てられてないから』

『お前の娘になったつもりはねーよ、って心の中で思ってるよ。人に紹介するときも「うちの娘」とかいうから「嫁です!」って訂正している』

『なに勘違いしてんの? 旦那と結婚しただけで、あんたらとは一生他人だし』

『娘じゃないよ。嫁だよ嫁。アンタの娘になった覚えはない。嫁として大切に扱ってほしい。「こんな家に嫁いできてくれて、ありがとうー!」と思ってほしい』

辛口かな? と思えるほど、ママたちの本音が炸裂していますね。「娘じゃない」の真意が「義両親に育てられていないから」という理由には、反論の余地はありません。しかし「ママたちを育てていない」というのは、義両親だってもちろん分かっているはずです。ただ「本当の娘と思って大切にする」という言葉を言い換えただけですが、それでもママたちにとって「義両親の娘」と言われて頷けない事情があるのかもしれません。

「娘」と言ってくれた裏側を考えてしまうのは、腹黒いですか?

『実の子とそうじゃない子を同列に思うことって、相当難易度高いもん。それをシレッと言っちゃうのって、できないことをできると思う相当な身の程知らずか、嫁を都合よく使う為に言う計算高い人かのどちらか。本当にわが子と同列に思える人は、むしろそういうことは言わない。それがどんなに難しいことなのかわかってるから』

自分の子どもがいるママたちだからこそ、実子と他人を同列に考えることがときに難しいと分かっています。「うちの娘になってくれてありがとう」が「歓迎している」「嬉しい」という気持ちの表現方法のひとつだったとしても、安易に使ってほしくないと感じているのですね。

『介護要員だものね。「娘」って言って大切にしなきゃ』

『私はひねくれてるので、「うちの娘」は介護や金銭的援助を警戒してしまう気持ちがある』

「娘」と表現されることに素直に頷けないのは、これから先にある「年老いた義両親の面倒」を期待されているからなのかもしれない……と、ママたちの深読みは止まりません! もちろん「うちの娘になってくれてありがとう」と言った側の真意はわかりませんが、その中に「将来の世話」を期待している気持ちがあったうえでの言葉であるとすれば……。話の展開がホラー要素満載の心理戦になってきそうです……(苦笑)。

『それが介護とか援助とかを期待する裏心のない気持ちだとしても、うちの娘になってくれてと言われたらちょっと複雑な気持ちになるかな』

将来の世話を抜きにしても、他にどんな事情があるにしても、義両親に「うちの娘」と言われることに対する複雑な気持ちは変わりはないのかもしれません。

「お嫁さん」に対して「うちの娘」と表現すること、それは……?

『嫁を実の娘って呼ぶのはあまり言わない方がいいと思う。嫁にも実の親がいるわけだし』

お嫁さんが来てくれたことが嬉しくて、つい「うちの娘」という言葉を使ってしまう義両親。本来であれば「歓迎している」ということなので、ありがたいですよね。しかしみなさんのコメントから察するに、「うちの娘」という表現は言った当人が想像する以上に、受け取る側にいろいろな解釈の仕方があるようです。義両親の「嬉しい」という気持ちが残念ながら伝わらず、別の意味で捉えられてしまうことも大いにあるようですね。

『私が姑の立場だったとしたら「息子と家族になってくれてありがとう」は思うけれど、他所で大事に育てられた娘さんが自分の娘になったとは思わないし、自分の娘が婚家の親にそう言われていたら「お宅の娘にしたわけじゃないですよ」と思ってしまうかも』

強いて言うのであれば、「うちの娘になってくれてありがとう」ではなく、「息子と家族になってくれてありがとう」に留めておく方が無難なのかもしれません。

そして、「うちの娘になってくれてありがとう」と言われるたびにモヤモヤが募る投稿者さん。もし今度同じことを言われたときは……。

『「ありがとうございます、うちの母も息子ができて喜んでます!」と言いな』

こんな返し方がおススメだというコメントもありました。なかなかナイスな切り返しですね! はたしてこれを受けた義両親はなんと思うか……ぜひ伺ってみたいものです。

良いときも悪いときも、義実家との関係は「適度な距離感」が大切なのですね。

 

文・渡辺多絵 編集・しらたまよ イラスト・松本うち

【つぎ】の記事:<義母から絶縁?>「もう来なくていい!」気の利かない嫁に反省を促す【前編まんが:義母の気持ち】

渡辺多絵の記事一覧ページ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
義母・姑からの【うちの娘になってくれてありがとう。】