<10年後の介護に備えて>【前編】久しぶりに両親に会ったら様子が違う……介護初心者の心構えとは
将来親の介護をどうするか、年齢を重ねるにつれて検討し始める人は少なくないのではないでしょうか。厚生労働省によると2020年の男性の平均寿命81.64年、女性は87.74年と年々寿命は延びています。しかし親が高齢になればなるほど、介護の不安がついてまわるかもしれません。将来どの程度親の介護が必要になるか、自分の生活にどう影響するのか、不安に思う人もいるでしょう。
『10年後、親たちの介護どうする? 親とはだいぶ離れて暮らしています。義母は足を引きずって腰を押さえ歩いていた。義父は認知っぽくなってきた。兄弟姉妹はいるけれど、うちより遠くに住んでいて帰省もできてない。みんなは、将来親の介護どうする?』
今回ご紹介するのは、ママスタコミュニティに寄せられたあるママのお悩みです。投稿者さんは義親が近い将来に介護が必要になるのではないかと感じているものの、遠方にいるため不安に思って投稿したのかもしれませんね。他のママは親の介護をどう考えているのでしょうか。ママたちの声を紹介します。
在宅介護サービスを利用しながら介護する
『状態によるけど、その都度で適した福祉サービスを利用しながら私も手伝う予定』
『私の両親は私が主体で介護する。ケアマネジャーと相談しながら使える福祉サービスは利用。両親とも今からいろいろ話し合っている。幸い経済的には両親には余裕があるのと、子どもがもう高校生で介護が必要になる頃にはそちらに集中できそう』
介護の方法には、施設に入居する方法や、自宅にいながらデイサービスなどの福祉サービスを利用しつつ介護をする方法がありますが、こちらのママたちは在宅介護を検討しているようですね。在宅で介護する場合は自宅に住むので、施設に入るよりは費用は抑えられそうですよね。ただ費用面だけでなく親の介護度合いによって検討したほうがよさそうです。なかにはこんなアドバイスをくれたママもいました。
要介護認定を受けてみるのもあり
『足を引きずったり認知症の兆候が見えたりしたなら、要介護認定を受けてみたら? まだまだ元気そうなら、最初はヘルパーさんの週数回のサポートだけでも十分に生活できると思うよ。ヘルパーさんは食事を作ったり、買い物を代行してくれたり、入浴介助もしてくれるから頼れるところは頼ろう』
投稿者さんの義親は、介護サービスを受けられる兆候が見られているようで、要介護認定を受けるようアドバイスをくれたママもいました。要介護認定とは、どれくらい介護のサービスを行う必要があるかを判断するものです。介護保険サービスを受けるためには要介護認定が必要で、投稿者さんの義親はもしかしたらすでに介護サービスを受けられるレベルなのかもしれません。素人では判断できないので、要介護認定の審査を受けると、次にすべきことが見えてきそうですね。
文・安藤永遠 編集・山内ウェンディ
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