<上手な子離れって?>高学年男子ってママに甘える?親離れさせたいと思うママに寄せられた声
良好な親子関係は喜ばしいことですが、わが子の年齢によっては仲が良すぎると「これでいいのかな?」と不安になることもあるかもしれません。小学校高学年になると異性を意識するようになって、ママと距離を置く男の子も珍しくありません。でもわが子がそうではない場合、いつごろから自立をさせたらよいのか、またその方法は? と悩んでしまうママもいるのではないでしょうか。
投稿者さんの息子さんは高学年。思春期の予兆はまったく見られず甘えてくるそうで、ママはちょっと心配なようです。
『息子は友達を作るのが苦手で内気なタイプ。体は大きくても未だに反抗ひとつせず、買い物にも喜んでついてきます。ママにべったりな息子を見て、少しずつ親離れさせたほうがいいのかなと思うのですが、方法がわかりません』
ママたち、男子小学生の親離れについてご意見をお願いします。
時期が来たら自然と親離れする
問題はないとのコメントがたくさん寄せられました。
『小学生なら別にわざわざ親離れさせる必要ないよー。まだ子どもじゃん』
『個性と捉えて無理にどうにかしなくてもよいのでは。悪いことじゃないんだし』
『うちも小学生のときはべったりしていた。重いのに私の膝に乗ったりしていたから「大丈夫か?」と思ったけど、中学に入ったら自然と離れたよ』
『うちは中2まで一緒に寝ていたよ(笑)。どうやって親離れさせようか心配したけど、あるときから完全に離れて普通に反抗期があり、その後はよい距離感になったよ』
親と肩を並べて歩くことに恥じらいを感じる子もいれば、全く気にしない子もいます。また、小学生時代はママにべったりな息子さんに「うちの子、大丈夫かな?」と心配していたものの、時期がきたら自然に離れていったとのコメントも複数届きました。離れる時期が早ければよくて遅いから悪いとは一概には言えず、無理やり親離れさせる必要はないようです。
『よいと思うよ。長い人生のたった数年間しかできないこと。思う存分一緒の時間を楽しもうよ。息子がそれなりに離れた今、思い返せばあのころが幸せだったと思う』
子どもが成長すれば進学や就職、結婚などから親元を離れる子はたくさんいます。お子さんとあとどれぐらい一緒に暮らせるだろうか、照れずに甘えてくれる期間はどれぐらいあるのかなどを考えると、そう長くはないかもしれません。時間が許す限りお子さんとの楽しい時間を過ごし、思い出を脳裏に焼き付けたいですね。
ママが子離れを意識する
ママが息子にべったりすると、息子は親離れを意識しない場合もあるようです。
『子どもは「そろそろかなー」って時期を見ながら勝手に離れていくので、投稿者さんができることといえば自分が少しずつ子離れしていくことぐらいかも』
『こっちから「何とかちゃーん」みたいにベタベタしなければ、そのうち離れて行くよ』
『勝手に離れるときが来ますよ! そのときに追いかけず、わが子のとりたい距離をちゃんととってやれば親離れができます。息子は中3で突然来ました。上手に子離れしましょうね』
いつか自分から離れていくと覚悟をしていたとしても、実際にわが子の口数が少なくなったり態度がよそよそしくなったりすれば不安を感じてしまいそうですよね。しかし、そういった言動は子どもが自立の道を歩もうとしているサインの一つ。わが子の気持ちを尊重し、寂しくても追いかけずに見守ることが大切であると経験者のママたちは教えてくれています。
『小学校高学年だったらまだいいんじゃないかなと思うよ。いつか「そのとき」が来ると思う。来なかったときにまた考えよう』
子どもにとってわが家の居心地がよいあまり、「そのとき」が来ない場合もあり得るかもしれません。ママにべったりは中学卒業までなどと考えておき、それまでは許容すると思い切ることも一案です。
子どものできることを増やして自信を付けさせる
子どもが自ら離れていくときまで、子どもの気持ちを受け入れ見守ることがいいとは思うものの、待つだけでは気持ちが落ち着かず、親離れを促す方法があれば試してみたくなるママもいるかもしれませんね。子どもが興味を持てそうなことを一緒に探し、ほかに目を向けさせるといったアイデアも寄せられました。
『ママにべったりなら、料理とか教えてみたら? できることが増えると自信がついて、自然と子どもから離れて行くと思う』
『そういう人いたなー。塾とか習い事になるべく自分で行かせていたよ』
できることが増えるたびに自信も大きくなるのは大人も同じです。自分に自信が持てると視野が広がって外の世界にも目が向くようになるかもしれません。一緒に料理をする、塾や習い事などに一人で行かせる、お使いを頼むなど身近なことからわが子に何かを始めさせると、お子さんの「できた!」が増えるかもしれません。
『ママっ子は心配ないと思うけど、友達はいたほうがいいよね! 学校以外の活動に参加してみては?』
わが子が興味を持てそうな活動を探して参加させれば、回を重ねるうちに気の合う友達ができるかもしれません。まずは「好き」を一緒に探すことが大切だと言えそうです。
まだ子どもである小学生に親離れの必要はないといった意見が目立ち、その子にとっての時期が来たら自然と離れていくといった見解も寄せられました。私たちママができることは大きく分けて2つあげられ、時期を待つことと、わが子の「できること」を増やして自信を付けさせることのようです。
甘えてくれるのは今だけと割り切って親密な時間を楽しみ、親離れの時期がきたら喜んで送り出してあげたいものです。
文・ななみや 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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