前回からの続き。思い返せば、子ども時代のいい思い出はほとんどありません。私はあまり身なりも気にせず、いつもぼーっとしているか本を読んでいるかの、地味で暗い子どもでした。



地元にはいい思い出があまりありません。Ｕターンは気が重かったですが、大切な彼と一緒になりたくて、結婚と同時に地元に帰ってきました。すると……そこで見る景色は、昔とはまったく違ったものでした。

小学校時代のことなんてすっかり達観したつもりでいたのですが、自分の中にこんな汚い感情があったなんて驚きました。このまま彼女に嫌がらせをし続けたら、昔の同級生たちと同じ。それじゃ負の連鎖になるだけ。仲良く打ち解けることはできないけれど、嫌がらせみたいなことはもうやめよう。深く反省しました。

人生は長いので、いいときも悪いときもあります。スクールカーストも勝ち組負け組も、その瞬間だけを切り取った、一時の価値観でしかありません。もし、そんな目に見えない妙な空気ができそうになったら、私はそれを打破したい。誰が上とか下とか、そういうものは「ない」のだと私は思います。
この世界に生きる人全員が、かけがえのない人だから。これが、私の答えです。

原案・ママスタコミュニティ　脚本・大島さくら　作画・よし田　編集・荻野実紀子

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