平日朝、目覚めたら7時半!?自分の寝坊で子どもを遅刻させたことはある?
目を覚ますと、いつもより周囲が明るい気がする朝。目覚し時計に目をやると……「えっ? 嘘でしょ!」。うっかり寝坊し、仕事や学校に遅刻してしまった。一度や二度、そんな経験をした人も少なくないでしょう。自分の遅刻も失態ですが、自分の寝坊によってわが子まで遅刻するとなると大変です。ママにかかるプレッシャーはかなりのものでしょう。
目覚まし時計を見て、真っ青。「急がないと遅刻だ!」
その「つい、うっかり」をやってしまったママからの投稿が、ママスタコミュニティで見つかりました。
『今朝起きたら、7時半だった。15分で準備させて、なんとか学校に間に合わせたけど。昨夜は22時に布団に入ったのに……。生理前は本当にヤバい。起きられない。みんな、自分の寝坊で子どもを遅刻させたこと、ある?』
寝ても寝ても眠い、生理前。泥のように眠ってしまい、なかなか起きられないこともありますよね。もちろん生理前でなくても、うっかり寝坊してしまうことはあるでしょう。投稿者さんをホッとさせるような、「私もあるよ」という共感コメントが寄せられました。
『始業後に起きて、あわてて学校に電話をしたことがある。言い訳できず、素直に「寝坊しました」と言ったっけ。しばらく落ち込んだ』
『寝坊した上に時計を見間違え「まだ1時間前だ」と思っていたら(いつもは2時間前に起床)、実際は登校班の集合時間だった。班長さんからピンポンが来たよ』
母子ともぐっすり眠っている場合が多いようで、「同じ登校班の人にピンポンされた」「学校から確認電話が来た」などの報告も。ママにとっては、一番心臓によくない起こされ方です。ダンナさんが起こしてくれればいいのでしょうが、どうやら朝は夫婦違うペースで行動している家庭も多いよう。
『2回あります。心臓が止まる、血の気が引くとはこのことかと思いました』
文字通り、真っ青になってしまうママも少なくないですよね。とくに登校班のある学校では、遅刻すると他の子たちにも迷惑をかけてしまいます。ごくたまにならまだしも、あまりに頻繁(ひんぱん)だと”だらしない親子”のレッテルを貼られてしまうかもしれません……。
「うっかり」の原因は、体調不良や目覚まし時計の故障
ママたちが”絶対にやってはいけないこと”と、認識している朝寝坊。投稿者さんの場合は体調不良でしたが、他にはどんな原因があるのでしょうか? 経験したことのあるママたちが教えてくれました。
『登校班集合の10分前に起きたことがあった。生理前だったか天気の悪い日だったか忘れたけど、そんなときは本当に起きられない』
曇天や雨の日は、要注意。周囲が暗いだけでなく、なぜか身体がだるくなってしまうこともあるそうです。
『末っ子が2歳くらいの頃、私が知らない間に目覚まし時計の電池を抜いていた。「あれ? 明るい?」とびっくりして、飛び起きたよ』
『目覚ましが電池切れや故障で止まっていた』
命綱である目覚まし時計にトラブルがあると、すべてが狂ってしまいます。そして目覚まし時計が電池切れになるのは、なぜか眠っている時間帯という不思議……。
『1度ある。夜勤の後で寝たのが朝4時過ぎ。5時半に目覚ましをかけたんだけど、アラームを止めた記憶もない』
『遅刻はないけど、寝坊は1回。母親が亡くなり、葬儀などで疲れていた。登校班のママが連絡をくれて、目覚めたよ』
極度に疲れていると、目覚ましでさえ当てにならないこともあるようです。友達と遊びに行くときの遅刻なら「仕方がないね」と許してもらえても、学校への遅刻となればそうもいきません。
寝坊知らずのママたちも。ミドルエイジは自然と目が覚める?
「自分の寝坊で子どもを遅刻させたことがある」ママは、コメントをくれたうちの半数。「ない」と答えたママもたくさんいました。
『しない、というかできない。子どもの頃からそう。神経質で完璧主義です』
『アラームを止めて10秒でベッドから出る。寝坊したのは学生時代が最後』
「人生で1度も寝坊をしたことがない」というママもいました。体質なども影響しているのでしょうか? みんなに頼られる、しっかり者のママをイメージしますね。
『独身時代は何度かあったけど、子どもを生んでからの寝坊はないな。休日でも、いつもの時間に目が覚めちゃう』
子どもができると、ママスイッチのようなものが入るのかもしれません。赤ちゃんが泣くとすぐに飛び起きる、あの感覚が何年もうっすら続いているような……。わが子に何かあってはいけないと、常に緊張しているのでしょう。
『20代の頃はあったけど、35歳を過ぎた今はあまりない』
『ここ5〜6年は1度もない。アラームよりも早く起きられるようになった。歳を取ると便利なこともある』
シニア世代は朝早く目が覚めると聞きますが、そこまでの年齢でなくても似たような現象はあるようです。たしかに寝ても寝ても眠かった学生時代と比較すると、すっかり大人になった今はそれほどでもないような……? 苦労せずに起きられるのだとしたら、「年齢を重ねるのも悪くない」と思えます。
起きるのはママだけ?子ども自身も自分で起きられる工夫を
『「子どもたちは、よく目覚ましをかけずに寝られるな」と思う。私のアラームに頼りすぎだわ。私が寝坊したら、一家全員が寝坊だなんて』
こんなコメントもありました。子どもたち自身が、自力で起きるようにさせたほうがいいのは明白ですね。
投稿者さんのところも「朝起こしてくれるのは、ママ」が、当たり前になっているようです。お子さんの年齢はわかりませんが、このままでは中学生になっても高校生になっても、ママに頼ることになってしまうのでは? 自分自身の行動に責任を持たせるためにも、今後はお子さん自身が目覚ましをかけてはどうでしょうか。
毎朝定時に起きる努力をする人が家族にひとり増えるだけで、寝坊の確率はグンと減りそうです。好きなキャラクターの目覚まし時計を選んだり、好きな音楽をセットしたり。まずはお子さんが起きることを楽しみにできる、工夫をしてみてはいかがですか?
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・もっちもちふっわふわ
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