<言い方!>【前編】「無事に産まれるなら帝王切開でもいいでしょ」旦那さんの発言に怒り心頭!
初めての出産であれば、未知の世界に恐怖が伴うのは当然のことです。経膣分娩をするには危険が伴うときや母体と赤ちゃんに危機が迫ったとき、回避するための手段として「帝王切開手術」があります。帝王切開の可能性がでてきたときに旦那さんからこんな一言を言われたら……みなさんはどう思いますか?
『「無事に産まれるなら帝王切開でもいいじゃん」って言われた。「逆子が治らなければ帝王切開だ」と先生に言われて、「帝王切開怖い」って言ったら旦那にそう言われた。たしかにそうなんだけど、自分がお腹切る訳でも痛い訳でもないのに、簡単に言われると何かムカつく』
逆子が治らないことで医師から聞かされた、帝王切開の可能性に怯える今回の相談者さん。そんなときかけられた旦那さんの一言に、とても憤慨しているようです。一見ポジティブにも感じられる「無事に産まれるなら帝王切開でもいいじゃん」という発言、相談者さんは突き放されたように感じてしまったそうですが、ママスタコミュニティにいるママさんたちはどう捉えたのでしょうか?
わかるよ!子どものためとはいえ怖いのは当たり前
いくら「大事な子どものため」とはいえ、手術が怖いのは当たり前のことです。お腹を切って万が一のことがあったら、術後の痛みがつらかったら……。相談者さんが不安になる気持ちも頷けますよね。
『帝王切開ってそのへんの切り傷より深く切る話だし、大手術だよ……。応援しています』
『怖いよね。怖いけれど、帝王切開がママとお腹のお子さんにとって一番リスクのない方法なんだよね……。手術自体はじめてだったから、身体切られる怖さや産後の痛みとか、子どもには悪いけど自分の心配ばかりしていた』
『お腹切るって怖いよね。私2人目までは手術台でガタガタ震えていたよ』
それがたとえ経腟分娩だったとしても、未知の経験は恐怖でしかありません。もしかしたら相談者さんと同じようにはじめての経験を前に、「どのくらい痛いのか」「自分は耐えられるのか」など、不安な日々のなか過ごしているママさんもきっと少なくないはず。自分と赤ちゃんのために最善の選択だとわかっていながらも、やはり怖いものは怖いのです。
旦那さんに求めていたのはきっと“寄り添い”だったのでは?
旦那さんもきっと相談者さんの話を聞き、帝王切開が相談者さんと子どもの安全のために最適だと感じたのでしょう。「無事に産まれるなら帝王切開でもいいでしょ」というのは、たしかに的を射た発言なのかもしれません。しかし相談者さんが憤慨した理由は、“寄り添い”がなかったからなのではないでしょうか?
『「怖いよね、頑張ってくれてありがとうね」って言ってほしいよね! だって怖いし痛いし不安じゃん』
『帝王切開怖いよね。不安な気持ちに寄り添って欲しかったよね。私も逆子で相談者さんとまったく同じ状況で、結局緊急帝王切開になってしまいましたよ。お産に絶対はないから相談者さんの旦那さんの発言には腹が立つわ。自分が切らないから言えるんだよね』
『赤ちゃんの命と自分のお腹の痛みなら、全然切ってもらっていい。でも旦那のために切るわけじゃないから、お前が言うなと思う』
『「ザ・男の反応」だよね。そういうことじゃないよね。怖いと思っている気持ちに寄り添って欲しいだけなのに。そこがわからないケースは多いよね』
相談者さんはきっと「怖いよね」「頑張ってくれてありがとう」など、心に寄り添う返答を望んでいたのではないでしょうか? 旦那さんからそのような気持ちが少しでも感じられていたならば、相談者さんも気分を害すことなく、もう少し前向きな気持ちになれていたはずなのです。そう思うと旦那さんの発言は、たとえ正しかったとしても、共感性や思いやりの言葉を足すべきだったと判断することもできそうです。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・藤森スズメ
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- 無事に産まれるなら帝王切開でも良いじゃんって言われた