2021/11/08

「夕ご飯が2品のみ」ってあり？ママたちの気になる食卓事情！

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夕ご飯の献立を考えるときには、内容や品数など、ポイントとなってくるところがいくつもあります。家庭によってはたくさんのお皿が食卓に並ぶこともあるのでしょうけれど、その一方で品数が少なくとてもシンプルな食事を作るご家庭もあるかと思います。ママスタコミュニティにあるママが、「夕ご飯の品数」についてこのような質問を投げかけています。

『料理は、自分が育ってきた家庭で出てきたものが普通になる。自分もそうやって作っているから、ときどきお昼ご飯みたいにおかずの数が少ない夕ご飯をSNSに投稿しているママ友を見ると、ビックリする。メインとスープの2品のみとか、メインがなくて副菜2品のみとか。私は仕事をしているけれど、簡単な物でももっとたくさん作るから、どうしてそれだけしか作らないのだろうと思う……』

ママ友がSNSに投稿する夕ご飯のおかずを見て、「少ないのでは？」と感じてしまった投稿者さん。文章から察するに、仕事をしている自分ですらもっと多くの品数を作れるのだから、ママ友たちも同じくらいできるのではないかと考えてしまったようですね。そもそも「夕ご飯の品数が2品」というのは、一般的に考えて少ないのでしょうか？

2品は少ない。家族からクレームがきそう……

『自分は夕飯は少なめで良いけれど、2品だったら家族から「物足りない」と言われそう』

『他の家がアリでもわが家はナシ。基本はメイン、サブ、サッパリした物、ご飯、汁物、デザート。プラスαがあるときもある。食べないではなくて、食べさせる。1品の量を減らすとか調整していろいろ食べさせる』

まずは「少ない」という意見から。コメントをくれたママたちいわく、仮に自分がそれほど食べなかったとしても、他の家族に少ないと言われてしまうこともあるようです。特に食べ盛りの中高生の子どもがいるご家庭は、家族から指摘されやすいのかもしれませんね。また品数を多くすることで、いろいろな食材を食べさせ、それによって栄養バランスを整えているママもいるようです。

2品でも問題なし！その理由は？

たくさん作っても食べ切れないから

『うちもおかずはいつも2品だよ。たくさん食べられない』

『幼児2人と夫婦だけだから、たくさん作っても食べられない。メインと副菜と味噌汁だよ』

『私は働いている母のもと、品数がたくさんある環境で育った。だから、たくさんあるのが普通だと思っていた。でも専業主婦のとき、メインとスープの2品のみにしてみたよ。夫が「おかずはそれほどいらない」と言うから。たくさん作っても食べ切れないし、残り物は食べたくないのだそう』

夕ご飯の品数を多くしない理由として、「たくさん作ったところで食べ切れない」という理由が多くありました。もともと少食の人ならば、少ない品数でもお腹がいっぱいになれば、それは満足のできる食事になります。それにあまりにたくさんのおかずが並んでいると、食べきれず残すのが申し訳なく、無理に食べて苦しくなってしまうこともあるでしょう。美味しく適正な量食べたいからこそ「2品でいい」という選択もあるようです。

家族のためを思ってのことだから

『本人たちが良いなら、それで良い。人は人』

『一汁三菜に加えて他のおかずも頑張って作ったけれど、成長期の息子にはそんなものよりも、ドカンと肉！　キャベツ！　が良いらしい』

『品数が多いとそれだけカロリーも塩分、糖分なども多くなってしまうよね？　家族構成や年齢や持病など、その家によって品数が少なくても別に良いのでは？』

夕ご飯の品数が少ないのには、それなりの理由がある場合も。「たくさんのおかずよりも好きなものをたくさん食べたい！」と思う人も少なくないでしょうし、カロリーや塩分、糖分などを気にしてあえて少ない品数にしている人だっているのだと思います。一見品数が少ないと感じる献立のなかには、家族への見えない配慮が隠されているのかもあるのかもしれませんよ

料理には向き不向きがある

『ありだよ。私は料理が苦手だから、メイン＋副菜か汁物を作るだけでも「頑張った！」となる』

『私も働いているけれど、料理は手抜きをしたくないから一汁五菜。でも料理が苦手な人は一汁二菜だって、本人からすればありなのだろう』

『そりゃあなた、向き不向きというか、育った環境にもよるよ』

たくさんの品数を作りたいのであれば、それなりに手間も時間もかかります。料理が得意な人ならば、食材を上手に活用してさまざまなおかずを作れるでしょうし、作ることも楽しめると思います。しかし全ての人がそのようなわけではありません。料理が苦手な人にとってたくさんの品数を作るのは、手間暇かかる苦痛なことでしかない場合もあります。それでも家族のために夕ご飯を作っているのならば、それを高く評価することも大切になってくるのではないでしょうか？

献立や品数には家族への配慮も隠されている！

夕ご飯が2品しかないのは、普段からたくさん作っているママからすれば、「なぜそんなに少ないのだろう？」と思えてしまうこともあるでしょう。しかし丼ぶりや鍋などメインの比重が大きいものなど、献立によっては2品でも違和感がない場合もあります。それに家族への配慮や、家族からの要望があって、少ない場合もきっとあるでしょう。品数が少ないことにはそれぞれの家庭において理由があり、それを尊重した結果なのではないでしょうか？　そう考えると投稿者さんの見たママ友の夕ご飯は、決して少ないと驚くことばかりでもないのかもしれませんよ。

文・こもも　編集・古川純奈　イラスト・むらみ