超がつくほどの偏食なわが子。もうご飯を作りたくないと嘆くママへのアドバイス
子どもの偏食に悩まされているママは、わが子が何だったら食べてくれるのだろうと常に考え続けていることでしょう。ワガママで食べないのか、何か理由があって食べないのか、原因すらわからず苦しんでいるママもいるかもしれません。
悩み苦しんだ挙げ句、疲れ果ててしまったママからある投稿が寄せられました。
『うちの子は超偏食で、何を作っても「マズイ!」「マズそう!」「イヤだ!」と食べないので最近は料理をしていません。「マズそう」と何度も言われ続けたせいで、もう料理を作る気力すら起こらないからです。頑張っていろいろ作ってきたけど、一切食べないんだもん。野菜食べない、フルーツも食べない。食べるのは米と食パンとお菓子。あとはわずかなお惣菜だけ。今日もピザを頼んだよ。いつか病気になるな……と思うんだけど、風邪ひとつひかずにピンピンしているんだよね』
わが子のためを思い、創意工夫して食事を作っても、食べてくれないだけではなく、「マズイ!」「マズそう!」「イヤだ!」を連呼するわが子。そのようなことが繰り返されてしまい、投稿者さんは完全に疲れてしまったのでしょう。もう料理なんて作りたくないと投げ出したくなるほどの状態のようです。
いくら頑張ってもお菓子や食パンしか食べてくれないわが子に、一体どのように対応すればいいのでしょう。
うちの子もご飯を食べません……。寄せられた共感の声
『うちの子もだよ。うどんとやきそばとミニトマトぐらいしか食べない。もう6歳だよ……、やばいよ、本当に。給食どうするのよって思う。お弁当も、幼児用の本を見て手作りもしたし、冷凍食品も使ったけど残してくる。もう疲れたよ』
『わかる、うちの子もだよ。たぶん味覚が過敏なんだよ。きっと大人になるにつれて食べられるモノが少しずつ増えるはず。困るのは本人だしと今はもう諦めるしかないよ』
『うちの子はおやつも食べなかったよ。うどんも具の入っていない素うどんが一番好き。幼稚園に入園したら給食があって、やっとたくさん食べられるようになったけど、小学校の給食が不味くてまた食べられなくなった。中学校からはお弁当で、好みのモノしか持っていかなくなったよ』
投稿者さんと同じように、ロクに食べてくれないわが子への対応に、悩んだり苦しんだりしてきたママたちから共感の声が寄せられました。
ママたちは手を変え、品を変え、よいと言われたことはすべて試すなどして今まで頑張ってきたのでしょう。それでも食べてくれないのですから、ママが途方に暮れてしまったり、料理作りを放棄してしまったりしても責められないですよね。
何を出しても食べないわが子にどのように対応する?
作った料理を食べないわが子に、どのように対応していくべきなのか。ママたちはさまざまな意見を寄せてくれました。ママたちの対応策を見ていきましょう。
ご飯を食べるまではお菓子を止めさせる
『偏食と言ってもお菓子は食べるんだよね。お菓子をやめさせて、極限までお腹を空かせてもご飯は食べないのかな?』
『お菓子を与えないようにしてみたら? ご飯よりお菓子に意識が向いているだけかもよ。ご飯をいらないって言えばお菓子が食べられると思っている……みたいな』
お菓子でお腹が一杯になっている、作ったご飯を食べないでいればお菓子がもらえると思い込んでいるということはないでしょうか? 少しでもそのような可能性が考えられるのであれば、一時的に数日間でもお菓子をあげない生活を試してみてもいいかもしれませんね。作ったご飯を食べない理由を1つずつ潰していくためにも、試してみる価値はありそうです。
お菓子の代用品を与える
『お菓子をやめて、蒸しさつまいもや蒸しとうもろこしとかに変えてみるのはどう?』
お菓子ではなく、代用品として栄養価の高いものを与えてみてはどうかという声も寄せられました。
投稿者さんのお子さんは果物も拒否するようですので、さつまいもやとうもろこしを与えてみてもいいかもしれません。果物を食べてくれるお子さんであれば、お菓子の代用品に果物をあげてもよさそうですね。
食べなくてもご飯を作り、他のモノを買い与えない
『惣菜とかお菓子やピザとか買わなければいいんじゃない?』
『買い与えているからそんなものしか食べないんじゃない? お菓子やピザを食べていればとりあえず今は生きていけるしさ……。でも今後のことを考えると、病院に行って相談するとかしてみてもいいんじゃない?』
食べてさえくれればいいやと子どもが好むものだけを買い与えていては、これからも作ったご飯を食べてくれないままかもしれませんよね。ママたちもお子さんの今後のことを考えて、あえて厳しいアドバイスをしてくれているのでしょう。
無理強いはよくないという声も多い
『いいんじゃない? もう決まった食べ物だけ出してあげたら? 食べてくれるだけいいってポジティブに考えよう。栄養素はサプリメントからでも取ればいいよ』
『本当に食べない子はいくらしつけをしても食べないんだよ。どんなに工夫をしてもムリな子もいるんだよ。食べても吐いたり、絶対口に入れなかったり。ムリなものはムリなんだよ。無理矢理に口へ詰め込むわけにもいかないでしょ』
『私もかなりの偏食だよ。でも別に病気にはなっていない。気にはなるけれど食べられないから仕方がないんだよね。ムリに食べさせられたり楽しくない食事をし続けたりしていたら、食べることがツラくなると思う』
子どもを甘やかしてはいけないという考えもあれば、食べることを強制しないほうがいいという考えもあります。どちらを選択するかは各ご家庭の判断に委ねられることでしょう。
『とりあえず食べられる物が数種類でもあるだけよかったね。投稿者さんもここまで頑張った時期もあるもんね、お疲れ様』
あまりにもやせ細ってしまっていたり、顔色が悪かったり疲れやすいなど、身体的な問題が出ていれば、医療機関に相談することも考えてみてください。しかし元気なら、あまり急いで答えを出そうとしなくてもいいかもしれませんね。
なぜ食べてくれないのかを親子で話し合ってみよう
『何でもいいから食べて生きていたらいいわって開き直るか、誰かに相談するか、工夫して努力するかのどれかになるよね』
ママにできることは、諦めるか相談をするか工夫をし続けるか……、最終的な選択肢はこの3つになるのかもしれません。
一度お子さんに、なぜ作ったご飯を「マズイ」、「マズそう」と思うかについて、正確な聞き取りをしてみてはいかがでしょう? 味がイヤなのか、見た目がイヤなのか、食感がイヤなのか……。子どものなかには、口のなかに当たる食材の刺激を不快に感じる子もいるようです。
もしかしたらママの気づけていない大きな理由がどこかに潜んでいるのかもしれません。食事について、食べることについて、時間をかけて親子で話し合ってみてはいかがでしょう?
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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