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<被害者のわが子>仲良しだった子から執拗な嫌がらせ。小学生の娘、解決への道すじ【第4話まんが】

前回からの続き。サユリちゃんが怖くて「学校に行きたくない」と言い出した娘。ある日実際に学校を休んだことで気持ちが整理できたのか、「先生に相談してみる」と言い出しました。そして今までサユリちゃんに何か言われてもずっと黙っていた娘に変化があったのです。
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相談を受けた先生はサユリちゃんと掃除の班を別にしたり、同じお花係の仕事を別日に分けたりしてくれたようです。サユリちゃんとの接点を意図的に減らしてくれたのが、娘には大きな安心になったのでしょう。私も先生の配慮がありがたかったです。

サユリちゃんからは相変わらず、ため息をつきたくなるような細かい嫌がらせがあるようです。
「『ヘアゴムが変』って言われた」「遠くの席からにらまれた」「給食の牛乳が机についたら『汚なっ!』って言われた」
しかし娘は強く言い返し、休み時間は違う友だちと過ごすなど自分なりに対処しているようでした。そしてついに、サユリちゃんの発言に娘の堪忍袋の緒が切れる日がきました。
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娘は突然「サユリちゃんに今までで一番嫌なことを言われた」と先生に駆け寄り、「今日話がしたいです」と申し出たそうです。カウンセリングの先生にも同席してもらい、サユリちゃんを呼んで娘と4人で話をしたとのこと。
先生:「サユリちゃんには『お友だちが嫌がることをしてはダメ』と強く注意はしておきました」
私:「ありがとうございます。お話してくださって」
ちなみに先生が「どうしてこんなことしたのかな?」と聞いてもサユリちゃんは「わからない……」と言って泣くだけで、嫌がらせの理由は聞けなかったそうです。
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私は娘がイヤな思いをしている、困っている、どうにかしないと……という気持ちから問題の解決ばかりを急いでいました。ときには「そんな友だちいらないよ」とサユリちゃんを敵視するような発言も繰り返してしまいました。しかし娘は自分のペースで気持ちを整理して解決したかったのだと思います。娘が私に望んでいたことは、解決策の提示よりも気持ちに寄り添うことだったような気がします。

間もなくサユリちゃんは家庭の事情で転校していきました。今回の経験で、娘は一回り成長しタフになった気がします。「自分と合わない子もいる」「気分で嫌がらせをする理不尽な子もいる」など人間関係を学ぶ良い機会になったかもしれません。私も親としての自分の未熟さを知る機会となりました。これからも子どもの気持ちに寄り添う努力をしていきたいと思っています。

脚本・rollingdell 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子
【つぎ】の記事:<ママの不在期間>入院が必要だけど、幼い娘が1人になる……頼れる人がいない私は【前編まんが】

※この漫画は個人の体験談を元に作成しています。

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