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<子どもの視点>【後編】フルタイムで働きたいけれど子どもが気がかり。寂しい思いをさせたくない!

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前回からの続き。年齢や家計を考え、フルタイム勤務に復帰したいと考えている投稿者さん。しかしご自身の幼少期の経験から「幼いうちからフルタイムで働き出してしまうと子どもに寂しい思いをさせてしまうのでは?」と心配しているようです。しかし投稿者さんの心配とは裏腹に、ママたちからは「両親が働いていてよかった」と考える声も集まりました。

自由を謳歌!のびのびと過ごせた

ご両親が家を空ける寂しさをあまり感じることなく、ひとり時間を堪能していた方もいるようです。

『私は昔からひとりが好きだったから寂しいとは思ったことはない。家で1人でのびのび好きなことをしていた。忙しいときは料理も手伝っていたけれどそれも楽しかったよ。そんな子もいるよ』

『当時は学童がない地域だったから鍵っ子だった。母親がお家にいる子をうらやましいと感じたこともあったと思うけれど、それよりは放課後にいろんな遊びや探検したのが楽しかった』

『寂しくはなかったな。ひとりでだらだらするのが大好きだから夏休みに出かけたい気持ちもなかった。ずーっと涼しい部屋でテレビを見て「うるさく言われることもなく最高!」と思っていた。家の中で自由にやってたよ』

親がいるとできないようなことをしたり、いろいろなところを探検してみたり……幼いながらにおひとりさま時間を堪能する様子に思わず微笑んでしまいそうですね。親がいると止められてしまいそうなことも思い切りできることから、「両親が仕事をしているおかげで好きなことがのびのびとできた」と考えるママたちもいるようです。

まるで偉人!働く両親が誇りだった

ママたちからは「働いている両親がとてもかっこよく見えた」との声があがりました。

『平日の夕方にいないのはたしかに寂しかった。でも朝早くから掃除洗濯して家はいつでも綺麗、手作りのお弁当とおやつ。夜に母親が帰宅してすぐ夕飯を食べられたのは朝に夕飯の仕込みをしているからだと知った。勉強も教えてくれて、忙しいのに疲れを見せずいつもニコニコ。大人になって母の偉大さを知った』

『両親が海上自衛隊勤務で小学校低学年まではやっぱり寂しかったです。でも高学年以降は働く母の姿が誇らしくて全然寂しくなかったです。自分も大人になったときに同じように自立して働きたいと思いました』

『少し寂しかったけれど、要所要所でちゃんと仕事より母親の役割を優先してくれていたと思う。私より早く家を出ることはないし、私より遅く帰るのは高校生くらいになってからだった。行事も欠かさず来てくれた。家事もちゃんとこなしていて、むしろ「家のことも子どものことも仕事も完璧なんてすごいな。自分はこんな母親になれるのかな?」と思っていた』

家事も仕事もしっかりとこなすお母さんを憧れの眼差しで見つめていたママたち。お母さんがまるで偉人のように映っていたのでしょう。こちらのママたちにとっては寂しさよりも「お母さんのように自立した女性になりたい」という気持ちのほうが大きかったのかもしれませんね。なかには「母親が自分の目標だった」と話すママさんも。お母さんが働いていたからこそ、幼心に思い描けた夢もあったのではないでしょうか。

子どもの性質を見極めてあげて!

「お母さんが働いていることをどのように捉えるかはその子次第」との冷静な声も寄せられました。

『私は4人きょうだいだったこともあり、まったく寂しくなかった! でも大人になってから聞いたところによると妹はすごく寂しかったんだって。たしかに妹はめちゃめちゃグレていた。私は寂しさなんて一切感じたことがなかったからそれを聞いてびっくりだった。だから同じ環境でも感じ方はそれぞれなんだなぁと思ったよ』

『全然寂しくなかったし、看護師だった母親が夜勤のときは嬉しかった。でも姉は寂しそうだったよ。この差は何だろうね』

『ひとりで平気な子、ひとりのほうが楽な子、寂しがりやな子……などその子の性格にもよるんじゃないかな。姉はラッキーとしか思っていなかったみたいだけれど、私は寂しかった』

『結局その子によるよね。私自身は寂しいと思ったことはない。むしろバリバリ働く女性に憧れていた。でも自分がそうだったからって、自分の子どももそうとは限らないよね』

言わずもがなですが、人の価値観はそれぞれです。たとえ同じ環境下に置かれたきょうだい同士であっても、働く母親に対して思うことも違うでしょう。自分が「親がいなくて寂しかった」という気持ちを持っていたとしても、わが子も同じ気持ちを抱くとは限りません。だからこそ「わが子がどのようなタイプなのか」としっかりと見極めながらお仕事のスタイルを選ぶのがいいのではないでしょうか。

「自分がフルタイムで働くことでわが子に寂しい思いをさせるのではないか」と考えている投稿者さん。投稿者さんの心配をよそに、ママたちからは「両親が仕事をしていてよかった」と話す声も寄せられました。もちろんお母さんが働いていることを寂しく思うかどうかはその子の価値観にもよるでしょう。お子さんの性質を見極めながら、みんなが笑顔になれるような選択ができるといいですね。

文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・マメ美

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