<寂しい思春期>朝ご飯も食べず、無愛想に登校していくわが子。これって思春期あるある?
朝のお子さんは、どんな様子ですか? 「おはよう!」の挨拶から始まり、朝ご飯、身支度を手早く済ませたら「いってきまーす!」。元気いっぱいで一日をスタートさせていたのは……いつ頃までだったでしょう? 日頃から反抗的な思春期真っ只中のわが子が、さらに無愛想になるのが朝なのです。
昔は朝から元気だったわが子が、いつのまにか無愛想に
『朝ギリギリまで寝ていて、無愛想な態度で朝ご飯も食べずに学校に行く高校の娘。腹が立つのは私だけ?』
ママスタコミュニティにあがった投稿に、「うちも!」と共感するコメントが続きました。
『朝から上機嫌でご飯を食べて行くことなんて、ほとんどないよ。うちにも高校生がふたりいるけど、朝はたいてい機嫌が悪い』
『うちの小学6年生娘も同じく! ご飯だけはしっかり食べる。ありがたいと思っていない感じに腹が立つ』
『小学6年生男子もそれ。朝ご飯も食べない。「学校に遅刻してないから、いいじゃん」と言われる。薬を飲む日は、せめてクッキー1枚食べてから飲んでもらっている。いつまでこんな感じなんだか』
わが子が幼かった頃を思い出してみると、けっして無愛想ではなかったはずです。
『小学校低学年までは毎朝テレビの前でNHKの番組を観ながら踊って、にぎやかだった。高学年になると口数も動きも少なくなった。中学生になると「おはよう」「いってきます」以外の会話がなくなった。雨の日だけ「駅まで送って」と口を開く。今、大学生。朝はこんなもんだと諦めてる』
すっかり変化してしまった、朝のわが子……。
『うちは3歳と1歳の娘。お姉ちゃんは「おはよっ」と起きてきて、パパのお膝に座る。”おかあさんといっしょ”と”いないいないばあっ!”を観て、娘ふたりともニコニコ。あぁ、今を大切にしよう』
「うちにもそんなかわいい頃があったな」と、うらやましくなるようなコメントもありました。
ママの心が折れる言葉……「朝食はいらない」
朝はしっかり食べてほしいというママの思いとは裏腹に、用意した朝食を食べない子もいるようです。
『反抗期、疲れる。中学1年生。常になんかぶつぶつ文句言っている。ご飯は残して、そのまま放置。腹が立つから夜まで放置しておいてやる!』
『うちなんて、毎日朝食を見て舌打ちされるよ……』
『うちの高校2年生女子が、まさにそれ! 「ちゃんと食べて行ったら?」と言うと、「朝ご飯、用意しなくていいから」の捨てゼリフ。腹が立つよ〜。”もう作りません!”と思う一方”不摂生しちゃダメだよ”という余計な親心が勝り……。今日もため息をつきながら、手つかずのお皿にラップをしています』
投稿者さんのところのように朝ギリギリまで寝ていたとしたら、起床してすぐに朝食です。なかなか食欲はわかないですよね。でも朝食抜きで登校すれば、お腹がすく。元気も出ないだろうし、授業も耳に入らないのでは? 親としては、やっぱり心配してしまいます。
ママ的には”いつもと同じくらいの量”の朝食だったとしても、起きたばかりで食欲のない子どもは”目にしただけでお腹いっぱい”と感じているかもしれません。例えば小さなおにぎりとフルーツひとかけら、先程のコメントにもあったようなクッキー1枚+牛乳くらいでもよいのでは? 何も食べないよりずっとマシですし、残されてもママの苛立ちが少ないでしょう。
朝は”オフィシャルな自分”になるまでの助走タイム。放置でOK!
『朝は眠くて仕方がないし、テンションが上がらないだけなのよ。大人になった今も同じようなタイプの私が代わりに謝る。ごめんね』
朝が弱い人は少なくありませんよね。大人になり朝からテキパキ動けるようになった人も、それ以前を思い返せばわが子と似たりよったりだったかも?
『私も高校生のときはそんな感じだったな。自分がそうだったから、ちょっとくらい不機嫌でも気にしない』
『うちも朝は不機嫌だよ。話さないから、私がひとり言を言っている感じ。でも自分もそうだったし、そんなもんでしょ』
『朝に愛想よくする必要ってある? 寝起きなんだから、ムスッとするでしょ』
「仕方がない」と、割り切っているママもいました。
『ブスーッと起きてきて、朝ご飯はエサみたいに黙食。洗面所占領30分。お父さんとかぶると不機嫌に。駅まで送迎するけど、お礼も言わず。それでいて高校では「明るくてとてもいい子ですよ」と言われる。母がストレスのはけ口になってるだけ。いつまで続くんやろ』
朝は”オフィシャルな自分”になるまでの助走タイム。ありのままの自分でいられる家族には装う必要がないから、無愛想になってしまうのでしょうね。
『腹が立つよ! でもぐっとこらえて、受け止めておく。投稿者さんの娘さんは、きっと学校ではやさしい子だよ。家で発散できるから、そんな感じなんだよ』
『みなさん健全に子育てされていると思う。私は学生の頃、朝から笑顔で食事。毎日明るく「行ってきます!」とやっていた、イイコだったと自分で思います。でもそれは母が怖くて、逆らえなかったから。無愛想になんてできなかったし、許されていなかったから。今でも毒親だった後遺症があります。無愛想な態度は親に心を許していないと、できないと思いますよ』
不機嫌な態度に腹は立ちますが、そんなふうに考えると少しは「許してやるか」という気分になれますね。
ギリギリまで寝ているのであればなおさら、朝は登校までの準備に必死のわが子。ママが余計な言動でそれを中断させてしまったら、不機嫌に拍車がかかるでしょう。つまり朝は放っておくのが一番。簡単な朝食を用意するくらいで十分です。ただ、出がけの「いってらっしゃい」だけは明るく声かけしてあげたいですね。
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