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<古いジェンダー意識>「女に大学はムダ」母に否定され続けた私が選んだ道【後編】まんが

前回の続き。
「女なんだから_出力_004
相変わらずの母の「女なんだから」節を聞いて呆れました。私は「もうそんな時代じゃないよ!」と言いかけましたがやめました。母に言ったところで理解されないだろうし、不毛な言い争いを避けたかったのです。
ただ「私は大学を卒業するまではここを離れないから。まだ介護が必要な年でもないんだし、がんばれるだけ自分たちで生活して」はじめて母に真っ向から意見を言いました。母は半分キレた様子で「もういいわよ!」と電話を切ります。

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読み聞かせの活動では、活動に賛同してくださった方が寄附をしてくださることもあります。額の多さではなく、気持ちがうれしいのです。
自分が社会貢献できる日が来るだなんて、大学進学をあきらめた過去の私に想像がついたでしょうか。
時代や家庭環境を理由に夢をあきらめかけたこともあったし、まわり道した感も否めません。でも何をはじめるのにも遅すぎることはないと実感する毎日です。「あきらめなくてよかった」何度もそう思っています。

ジェンダーのニュースが飛びかうのを見ていると、時代は変わったなと思います。

「女なんだから_出力_006
娘にも孫にも新しい時代を生きる子どもたちには、古い価値観であらゆる可能性をあきらめたり、つぶされたりされないで欲しいと切に願っています。

※この漫画は知人の話を元に作成しています。

脚本・rollingdell 作画・べるこ 編集・秋澄乃
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