不安でいっぱいなプレママさんからの質問「出産の激痛……どうやって乗り越えた!?」
「出産はものすごく痛い」とよく言われますが、みなさんはどのような出産を経験しましたか? ママスタコミュニティにいるママたちの多くは出産を経験しています。なかには出産時の痛みをしっかりと覚えているママもいることでしょう。今回ママスタコミュニティに相談をくれたママは、出産の痛みに不安を感じるプレママさんのようです。
『あと3ヶ月で出産を迎える妊婦です。出産は痛いと言われ続けて、妊娠初期からずっと憂鬱。今まで大きな病気にかかったことがなく生きてきて、足の骨折、魚介にあたったときの腹痛、雨の日のひどい頭痛、鎮痛剤を飲むくらいの生理痛、そのくらいしか痛いと思ったことがない。まともな痛みに慣れていないというか、こんな状態で出産ができるのか、大丈夫なのかずっと気になっています。出産のときはどんな痛みなのですか?』
3ヶ月後に出産を控えている投稿者さん。出産の痛みがどのようなものなのか、心配になっているようですね。筆者は出産を2回経験しているのですが、2回ともひどい鈍痛があり、かなりの長丁場でした。もちろん出産の痛みは人によって全く違うでしょうけれど、やはり経験者の話は気になるもの。果たしてママたちは、投稿者さんにとって未知の世界にある痛みをどのように語ってくれるのでしょうか?
出産時の痛みを言葉で表現すると?
『もう無理かと思った。出産を辞退しようか本気で悩んだ』
『お尻からドォンと突き上げるような痛みだったよ』
『よく生理痛を100倍強くしたような痛みと言うけれど、まさにそんな感じ』
『痛みの感覚としては生理痛だった。すごく痛い生理痛』
出産の痛みの表現として、「生理痛に近い」という答えが多く見られました。ただし、生理痛といっても従来の痛み以上とのこと。経験したことのある痛みなら……と油断してはならないようですね。生理痛がひどくない筆者としては、「腰の骨が砕けて歩けなくなるのではないか」と思うほどの生理痛を経験した気分でした。また赤ちゃんが出てくる瞬間よりも、それまでに続く陣痛のほうが大変な場合もあるようですよ。
『出産の瞬間が痛いわけじゃなくて、そこまでが悶絶だった。魚介の腹痛が近いかな。痛いけれど、うんちはまだ出さないで! と言われている感じ(笑)』
『出すこと自体は痛くないけれど、陣痛が強烈な痛みだった』
痛みの瞬間は人それぞれ。産む瞬間をピークに感じるママもいれば、陣痛を壮絶な記憶として語るママもいて、同じ出産といえど乗り越えなければならない場面に個人差があることがわかりますね。しかし投稿者さんは出産まであと3ヶ月、壮絶な痛みを経験したママたちは、投稿者さんにこのような乗り越え方も教えてくれました。
ママたちはどうやって痛みに耐えた?経験者ママの語った4つの乗り越え方
ベッドの柵などの物を利用して紛らわした
『私は肛門付近が痛かったよ。赤ちゃんが降りてきているけれど、子宮入口が開かないから痛かったみたい。ひたすら壁とベッドの柵を蹴り押して耐えたよ』
ひどい痛みのときには何かをぎゅっと握ったり、足をぐっと踏ん張ったりして紛らわすのも良いでしょう。そのためにベッドの柵を利用したママもいるようですね。タオルを噛みしめたりボールをぎゅっと握りしめたりするのも、痛みを紛らわす耐え方として良いのかもしれませんよ。
呼吸に集中するようにした
『個人差だから感じ方も違うと思うよ。状況でも違うだろうし。とにかく呼吸法と落ち着き。お大事にしてね』
『呼吸法は本当に重要だから、どれだけつらくても呼吸だけしっかり意識した方がいい』
出産する前に医師や助産師さんからアドバイスを受けることも多いのかもしれませんが、呼吸法は出産時とても重要なものになってきます。痛みへの意識をそらして呼吸に集中することで、少しだけリラックスできるところもあると思いますよ。筆者も出産時ついつい呼吸が荒くなってしまっていたので、助産師さんに何度も「呼吸を整えて」とアドバイスされていました。
「この痛みはいつか終わる」と自分に言い聞かせた
『いつか終わるいつか終わると思いながら、陣痛や出産を終えたわ』
陣痛や出産の痛みは永遠に続くわけではありません。赤ちゃんが出てきたなら出産に伴う痛みはおさまってきますよね? 痛みに終わりが見えないと感じたとき、終わったあとの幸せな家族をイメージをして頑張ってみるのも手ですよ。「この痛みは一時的なものだ」と乗り切ろうとする精神力は、出産を乗り越えるために必要な力だと思います。
自分以外に頑張っている人たちの顔を思い浮かべた
『陣痛で苦しいときは、赤ちゃんも狭い産道を通るのに頑張っているんだよね。2人で乗り切ろう!と思っていた』
出産で大変なのはママだけではなく、生まれてくる赤ちゃんも同じです。頑張っているのが自分だけでないと考えると、乗り越えられるところもあるのではないでしょうか? 生まれようとしている赤ちゃんや応援してくれている旦那さん、その他生まれる瞬間を心待ちにしている人たちを思い浮かべることが、頑張る理由になる場合もあるのかもしれません。前もって旦那さんに「一緒に乗り越えよう」と話すのも、出産へのモチベーションを上げることにつながると思いますよ。
出産はたしかに痛いし過酷。でもその先には楽しみもたくさんある!
『痛いけれど、出産後はみんな笑顔になる感じ』
出産の痛みは、ママたちから寄せられたコメントどおり、言葉にするのが難しいくらいのものです。しかし永遠に続く痛みではなく、赤ちゃんが生まれてくるまでの一時的なもの。筆者は「もう産むしかない、後には引けない」と思いながら陣痛に耐えました。
出産の大半は猛烈な痛みを伴う過酷なもの。そのため不安ばかりになってしまうのも無理はありません。しかし今回当時のことを思い出してみた筆者は、大変だったにもかかわらず、意外にも明るい記憶ばかりが蘇ってきました。たしかに激痛に顔をゆがめていた記憶もあるのですが、赤ちゃんの泣き声を聞き安心感で満たされ、大変だった記憶が感慨深かった記憶へと上書きされてしまったのだと思います。きっと投稿者さんも「出産はとても素晴らしいことで、みんなをハッピーにさせることだ」と頭ではわかっているはず。前向きに「出産」を捉えてみようとすることで勇気がわき、終わってみればそんな痛みを含め、強烈で楽しかった思い出に変わっているのかもしれませんよ。
文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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