離婚の理由は旦那の不倫、このことを中学生と小学生の子どもたちに言うべき!?
離婚の理由というのはさまざまですが、「旦那さんの不倫」が原因で離婚することもあるでしょう。その場合、離婚の理由を子どもに伝えるべきなのでしょうか? あるママも、子どもに本当のことを言うべきなのか悩んでいるようです。
『旦那の不倫で離婚する場合、子どもに離婚理由を言う?子どもは中学生の女の子と小5の男の子です』
投稿者さんの子どもは現在中学生と小学5年生。もしかしたら不倫の意味合いもある程度わかってきた年頃なのではないでしょうか。しかしたとえ理解できる年齢であったとしても、ダイレクトにそのことを伝えてしまうと、伝え方によっては子どもたちの気持ちを不安定にさせてしまう可能性もあります。ママスタコミュニティのママたちは、離婚の原因を子どもに伝えることについて、どのように考えるのでしょうか?
「父親の不倫なんて聞きたくないのでは?」言わない派のママたち
『友達の親がそれで離婚したけれど、「パパね、他に好きな人がいるんだって」とお母さんから言われたことにショックを受けていた。それを聞いて泣いたくらい、小6の私にも衝撃的な言葉だったよ。だから私が母親なら絶対に言わない』
『うちも母親から言われた。子どもからしたら、「自分がどうでもよくなったから父親は不倫して離婚になったんだ」と受け取る。「そういうことを伝える母親も子どものことなんて考えてないよね」と、今でも弟と話すぐらい傷ついたけれどね』
『私は聞かされなかった。大人になってから聞いたけれど、父親ともずっと連絡をとったりしていたから、言わないでほしかった』
親の不倫で離婚したと知るのは、子どもにとってはかなり衝撃的なこと。「自分たちを一番に考えてくれている」と思っていたはずの父親が実は違ったと知れば、裏切られたという気持ちにならないわけがありません。もしかしたらずっと心の傷として残ってしまうのではないでしょうか? 「子どもの気持ちを考えるなら、父親の不倫は隠しておいたほうがいい」という意見も少なくありませんでした。
もしも離婚の原因を話すなら、タイミングはどうする?
とはいえ、隠し続けるのもなんだか嘘をついているようで心苦しい話。もしも伝えるとしたら、タイミングはどれくらいを選ぶのがよいのでしょうか?
年齢に関係なく話す
『後々わかるよりは教えておいて欲しいな。友達が両親の離婚で母についていったけれど、父を不憫に思って定期的に会いに行っていた。成人してから父が不倫していたと分かり、なぜ自分は母を裏切った父の味方をしてしまったのかと自分を責めていた』
『お友達と仲違いした理由で子どもに嘘をつかれたら嫌だから本当の事を話すけれど、「お父さんは子どものことを嫌いになったわけじゃない」とも説明する。それぞれの家庭の事情があるだろうから、お母さんの気持ちとお父さんの気持ちをできる限り説明するかな』
『私は中学生だったけれど、離婚する前に知って、「私たちより他の女が大事なんだな」とショックを受けた。母も悪いところがあったし、離婚理由は複合的だったけれど。父の不倫を知らなかったら母親だけを悪者にしていた可能性もあったから、知らせてもらってよかった。そのうえでどちらについていくか聞かれたから。結果母親について行ったけれど。母が精神的にまいって離婚みたいな流れだったけれど、その原因が父にあったかどうかはかなり重要だったから』
親との関わり方を後悔させないために、「あらかじめ本当のことを伝えたほうが良い」と判断するコメントもありました。不倫は家族への裏切り行為、本来許されることではありません。場合によっては父親に嫌悪感を抱くことだってあるでしょう。本当のことを知らないまま父親と関わっていたことで、「母親を傷つけていたのではないか」と後々自分を責めた人もいるようです。それに大切な家族が崩壊した理由がはっきりしないことで、母親ばかり責めてしまうこともでてくるのかもしれません。離婚の大きな原因が母親にないことを伝えるのは、ときに必要なことなのではないでしょうか?
理解できるくらいになってから話す
『実際に不倫をされて離婚検討中です。うちは0歳の男の子ですが、成人した後に理由を聞かれたら言おうと思います。それまでは「喧嘩をしてどうしても相手のことを許せなかったから別れた」と言います』
『5歳と10歳女の子です。今は言わないけれど、大人になってから、「どうしても教えて欲しい」と言われたら言うかな』
子どもたちが夫婦の事情をある程度理解できる年齢になったとき、話してあげるのもいいでしょう。まざまなことを理解できる年頃になったなら、投稿者さんが旦那さんのことを許せなかった気持ちも含めてわかってくれるのかもしれません。本当のことを受け入れられるくらいまで成長したなら、たとえショックな事実だったとしても、自分で気持ちの整理ができていくのではないかと筆者は考えます。
もしも不倫のことを話さないなら、現状をどう説明する?
『うちは小3だけれど言っていない。いつか子どもが男女の関係にはいろいろあることがわかるようになって、理由を聞かれたら話すかな。とりあえずは「喧嘩して一緒に住まなくなったけれど、あなたは何も悪くないからね~」くらいのニュアンスで適当に言っている』
『様子を見て話す。とりあえず今は「離れて暮らすことになった」と言うかな』
すぐに不倫のことを話さない場合には、「大きな喧嘩をして離れて暮らすことになった」という意味合いで説明するのが無難なのかもしれませんね。ただ、そのときに子どもたちが「自分に責任があるのではないか」と悩まないように、あらかじめフォローしておいてあげるのも、子どもたちのために必要な優しさになってくると思います。
どちらも子どものためを思った判断、「正解」「不正解」はないのでは?
離婚の原因が旦那さんの不倫ということを子どもに話すかどうか、子どものことを考えれば考えるほど難しいテーマだと思います。いくら不倫をして家族を裏切ったとはいえ、子どもたちにとってはたった1人の父親。仲良くされるのは嫌だという気持ちがあるのが正直なところですが、きっとその状況になったとしても「父親を恨んだまま育って欲しくない」とは感じると思うのです。
しかし父親の不倫を話さないことで、子どもに嘘をついた気分になってしまうのも事実。「思いやりの嘘」というのもあるのでしょうけれど、万が一その嘘がばれたら子どもはどんな気持ちになるのかと考えると、「話したほうがいいのかもしれない」と思うところもあります。すごく難しい問題であり、きっと正解もないのだと思うのですが、みなさんはどう思いますか?
今回は子として・親として経験者の意見を中心にご紹介しました。ママたちから寄せられたさまざまなコメントが、投稿者さんの大切な今後の選択に、なにかしらのかたちで役立ってくれることを願っています。
文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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