<嫌われる子?>【前編】自己顕示欲の強い子が苦手なママの疑問。どうしてそんなに自慢してくるの?親とのかかわり方に原因が!?
「自分が一番強い、すごい」と自慢しがちな子どもがいる一方、自己主張をあまりしない大人しい子もいますよね。わが子がどちらか偏った性格であれば、「わが子の子育て方法が間違っているかも!?」とママは心配になるのではないでしょうか。ある低学年のお子さんを持つママより、こんなお悩みが投稿されました。
『低学年の男子です。うちの子と仲が良い子が「誰かと比べて自分の方がすごい! 一番だから! 〇〇はまだまだできてなーい!」みたいな発言をするのでモヤモヤして仕方がないです。遊ぶ度、自分がとにかく優位に立ちたい言動が多すぎて、いい子なのにイラッとする自分がいます。こうした性格は生まれ持ったものなのでしょうか? 私も大人気がないので、昨日はついその子が自分の興味ある話題を自慢げに話してくるので、私が掘り下げて「〇〇って何? なんでそう思うの? 知らないのー?」と言ってしまいました。そしたらショボンとしていました』
投稿者さんはわが子の仲が良い友達の自慢に辟易しているようですね。自己顕示欲の強い子のせいで、わが子が劣等感を抱かないか心配のようです。このママのお悩みに他のママはどう答えたのでしょうか。
自己顕示欲の強い子は大人に嫌われる!?
『イラッとするのはわかる。私も、子どもの友達が自己顕示欲の度が過ぎて対応を迷うことはあるよ。基本は聞き流して「そっか。すごーい!」だけれど、一緒にいるときに「○○(うちの子)より自分のほうが!」「俺を見て見て!」が多すぎて、その子に構っているとうちの子が完全に置き去りになっちゃうことある』
『同じ登校班にこういう子いるわー。私も苦手。「俺すごいだろ!」だけなら微笑ましいのだけれど、誰かを下げるのがセットになっているから。子ども相手にムカつくのも面倒くさいから「ふうん、そうなんだー」って、棒読みで終わらせるようにしている』
『そういう子って「他の子を落として自分を上げる」が多いんだよな。ただ「ねー見て! ここまでジャンプできるんだけど!」みたいな無邪気な子はかわいいんだけどねぇ。「○○より俺のほうができる」と主張しまくるタイプは、かわいそうだけれどやだ』
投稿者さんに共感するママの声が寄せられました。自己顕示欲の強い子はどこにでもある一定数いるようですね。ただし、ママたちがイラつくポイントは、自慢そのものではなく、他の子と比較して自分を優位に見せようとするマウンティングにあるようです。マウンティングを嫌がる大人は多いようですね。
幼さの問題。成長すれば自慢はなくなるはず
『低学年ならそういう子は珍しくないよ。これから変わるよ』
『ちなみに低学年男子は「基本オレつえー、オレすげー」だし、男はだいたいずっとそうだよ。成長してオレの現実が見えてくるとゲームキャラに課金して「オレつえー」だよ。こないだも低学年男子の一人を褒めたら「オレだって、オレなんか、オレこないだ」って口々にアピールし始めるのですごい面白いし、可愛い』
『そんな年長~小学2年生くらいまでの男の子って結構たくさんいない? 低学年特有だと思うよ? 「すごいね」って言われたいんだろうから、リアクションは薄いけど、「ふーん、すごいねーよかったね」と言っている。今だけだよ。中学年以降はなくなるよ。持って生まれたものっていうより、そういう時期だと思う』
『そういう子、低学年によーいるで。流せるなら流す。構えるなら構う。それでええねん。投稿者さんは子どもとあまり触れ合わないできたタイプなのかな? そんな自己顕示欲の塊でもないでそれ』
『低学年男子ってそんなもんじゃないの? むしろ負けん気強いから導き次第で大物になりそう。投稿者さんは女の子の母親って感じだね。男の子ってよっぽどおとなしくなけりゃ、家でそんなものだよ』
一方、「低学年男子は自慢したがる生き物で普通のこと」と考えるママたちも多数いました。たしかに男子は自己主張が強く、できることを得意げに話す子もいますよね。投稿者さんのお子さんはその手のタイプではないようなので、余計に気に触るのかもしれませんね。
母親の愛情不足も関係している?
『私自身がそうだった。子育てをして気付いたのは、母親にあまり構ってもらえなかったこと、母親が他人の子ばかり褒めることで知らず知らずのうちに敵対視していたこと、否定ばかりされていた。寂しかったのと認めてもらえない空虚感からの発言だったように思う』
『過度に自己顕示しまくる子の心理はまさに愛情不足。お母さんがきょうだいやよその子と比較してはっぱかけるタイプだと、子どもはかわいそうだね』
『自分の経験でも「親に構ってもらえてない」「話も聞いてもらえない」子どもがそうなっているよ。親は構ってくれているのに、「なんでこの子は自己顕示欲強いんだろ?」というときは、親が人前ではいい親ぶっていて普段は見ていないんだろうと推測する』
自己顕示欲の強さは「親の愛情不足が原因」と考えるママもいました。家庭で構ってもらえない分、他で「自分を認めて欲しい」といった欲求が働くことはありそうですね。相手にされず満たさない気持ちが長引くと、将来の人格形成にも影響が出てしまいそうで注意したいところですね。
自己顕示欲が強いのは生まれ持ったもの
『よく愛情不足っていう人がいて、それに同意したい人もいるんだろうけれど、その子によるね。元々承認欲求が高いっていう性質の子もいる。親もさまざまだしね。放ったらかしな家庭もあるけれど、愛情不足どころか過保護なくらい親や祖父母が褒めちぎって至れり尽くせりな子どもも自慢する。うちの周りはこちらのタイプの方が多いかもしれない』
『自己顕示欲が強い子が嫌いだから、その子とその親を下げるために愛情不足とか過干渉とか言いたくなるんだろうけれど、結構生まれ持った性格じゃない?』
「自己顕示欲は親の愛情不足とは限らない」といった意見もありました。たしかに生まれながらに自己顕示欲が強い子もいるかもしれません。また過保護すぎるのも原因になるようです。ただ「誰かに認められたい」といった自己顕示欲は少なからず誰しも持っているものではないでしょうか。ママが注意したいのは、「他人に称賛されないと満足できない大人にしないこと」かもしれません。そうならないためには、どうしたらいいでしょう。ママとのかかわり方が大切なようですよ。
文・安藤永遠 編集・山内ウェンディ イラスト・こねこねこ。
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