<親が原因で婚約破棄?>「前妻のお古のベッド使え」と彼の母から言われ……困惑!【後編まんが】
前回からの続き。これは数年前の話です。10歳年上の彼(バツイチ)にプロポーズされ、結婚が決まりました。しかし、彼のお母さんから「ベッドや電化製品は前の奥さんが使っていたものをそのまま使って」と言われてしまいました。「ベッドなんて生理的にムリ」と思い、やんわりと彼のお母さんに伝えてみたのですが、聞き入れてもらえず……。
ですが、彼の家に遊びにいったところ、前の奥さんが使っていたものの話になり、改めて自分の気持ちを話しました。すると……。
彼「よし! 新しい家具を今から買いに行こうか!」
私「ありがとう……! じゃあ、まずはベッドを……」
すると彼のお母さんは、苦虫を噛み潰したような表情になり、ぐっと黙りました。私は心の中でため息をつきます。(これから先もこうやって、お母さんにあれこれ干渉され続けるのか……)
彼はそんなお母さんの手前、買い物へいくことがはばかられたのか、「買い物はまた後にしよう」と言って、お母さんを自宅に招き入れました。
(私よりお母さんの気持ちが優先なんだ……)
そう思い、ますますモヤモヤが募っていきます。彼は私をリビングで待たせ、お母さんと別室へ行ってしまいました。
聞いた瞬間、ショックで息が止まるかと思いました。
彼にとってもお母さんにとっても、奥さんや彼女なんて、ひとりいなくなっても構わない「はい、次!」と替えのきく存在だったのです。前の奥さんがどれだけ苦労して出て行ったのか、わかったような気がしました。
このまま結婚しても、彼はお母さんの言いなり。味方なんてしてくれない。私を守ってくれない。
それが現実なのだ、と思い知らされました。
帰宅後すぐに自分の両親に電話をして、ありのままを話しました。両親は「あなたにはまだこれから先、未来があるんだから。まだいい人が現れる、そんな苦労するのが目に見えている結婚はやめなさい」と静かに私を諭します。
両親に背中を押してもらった私は自分の気持ちに迷うことなく、彼に電話をかけました。
私は、前の奥さんのベッドを使えと言うような人と、家族にはなれない――。そんな発言をするお母さんから守ってくれないあなたと、夫婦にはなれない。
彼は「もう一度話し合いたい」と食い下がりましたが、私の気持ちはもう変わりません。彼にきっぱりと別れを告げました。
3年後――。
私は彼との別れの後、ひとつ年上の温和な男性と知り合い、結婚しました。義両親は優しい人で、干渉などせず、いつもそっと見守ってくれています。今、妊娠9か月。もうすぐ新しい家族が増えます。あのとき勇気を出して別れを選んでよかったです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・Ponko 編集・秋澄乃
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