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【後編】4歳の子どもへのマナー教育に疲れてしまった……。無理なく教え続けられるコツはある?

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わが子に対してマナーのしつけをするのに疲れてしまった投稿者さん。「わかる!」との共感のコメントや「まだ少し年齢的に早いかも?」と推測する声までいろいろな意見が寄せられました。ママたちからは投稿者さんへのアドバイスも集まったようですよ。

言い続けることが大切。「覚えてくれたらラッキー!」の気持ちで

まずママたちから寄せられたのは「毎日のように言って聞かせて根気よく教えるのが大切」というアドバイスでした。

『まだ年齢的にできなくても仕方ないとは思う。その都度怒らず、指摘し続けるしかないんじゃないかな。言えばその時は思い出してちゃんとやるでしょ? でもすぐ忘れるよね。何年も毎日言い続けていつか身につくと思う。それくらい根気がいる』

『4歳なんて、まずそれができるようになることで一生懸命だと思うから、気長に言っていくしかないよ』

『「絶対にきちんとしつけをする! マナーを身につけさせる!」と思っているとお互いに疲れちゃうから、マナーを覚えてくれたらラッキーくらいに考えて気長に声掛けしていくしかないよ』

『その場その場で「こうするんだよ」と教えるのは大事だと思う。何事も積み重ねだし』

毎日優しく教えることで、時間をかけて自然と身についていくものかもしれませんね。「覚えてくれたらラッキー」くらいの心構えでマナーを教えることで、お互いに疲れることなく続けられるのではないでしょうか。

叱るよりも褒めることを重点的に

「できていないからダメ!」ではなくて、できたことに対して「よくできたね」と褒めるといいかもしれないとのアドバイスも寄せられました。

『「ダメ、ダメ」って言うより、キチンとできたときに褒めるほうが効果があるんじゃないかな』

『食事の時間がしつけの時間になってしまったらしんどくなってしまう。とりあえず楽しく食べていたら褒める、べちゃべちゃでも顔を洗えていれば褒める、でいいと思うよ』

『「絶対ダメ」と強要するのではなくて、できたら褒めるスタンスに変えたら? お互いに疲れて嫌になって信頼関係を失ったら今後の関係はしつけどころじゃなくなりそう』

『マナーがたくさんあると子どもも混乱しちゃうから、とりあえず1個ずつやってみたら? ご飯前に「今日は左手でお皿を持つように頑張ろう!」みたいに。できるようになったらひたすら褒める。それをやってるときじゃなくてもお風呂とか寝る前とかにふと「そういえば最近よくなったね」とか言ってもいいかも』

大人だって叱られるよりは褒められたほうが嬉しいものですよね。だからこそ「これができていない」と指摘するのではなく、「今日はこれができて偉かったね」と褒めて伸ばす方法も採れます。褒められる嬉しさを知ったら子どもも進んでマナーを守るようになってくれるかもしれません。

マナーの教育を一旦やめてみる手も

もし投稿者さんが疲れてしまったのならば、マナーの教育を一旦お休みしてみるのもひとつの手です。

『疲れたなら一旦マナーについて言うのをやめたらいいよ。1週間くらいやめてみて、また始めてみたら? 一旦リセットのためにも「しつけ! マナー!」をやめて自由にさせてみたらいいよ』

『投稿者さんがしんどいなら、一度言うのをやめるというのもひとつの方法じゃないかな』

厳しいマナーを教え込むママたちの根底にある気持ちは「子どもに外で恥ずかしい思いをしてほしくない」という優しい親心ですよね。しかし一生懸命になるがあまりに言い方が厳しくなってしまったり、子どもが泣いてしまったり……これではママもお子さんも疲れてしまうかもしれません。「まだマナーを教える時期ではないのかも」と気持ちを切り替えて、今は大らかな気持ちでお子さんを見守るのも選択肢のひとつとなるはずです。
それでは最後にこちらのコメントをご紹介しましょう。

『笑ってしまった……。これ全部、毎日私が旦那に注意していることだよ』

『うちの旦那35歳だけど全部できないわ。トイレから出て手を洗っていないときがあるから毎回「手は洗った?」って聞かないといけない。デカくて可愛くないし、注意すると「口うるさい」だのなんだの言ってくるのが憎たらしい。疲れるのわかる』

『4歳なら言えばやるだけ偉いよ。うちには言ってもやらない54歳がいる』

こちらのママたちがマナーを教えるのに苦戦しているのは……なんとお子さんではなく旦那さん! 大人でさえ言い続けてもなかなかできないのですから、マナーを教えることの大切さと大変さがよくわかりますね……。

マナーの教育はとても根気がいるものです。「なかなか身につかなくて当然」とどっしりと構えて、褒めることに重点を置きながら粘り強く教え続けるのは大切なことですね。もしママさんが疲れてしまったりお子さんが集中していないと感じるならば、一度マナーについて言い聞かせるのはお休みしてもいいのではないでしょうか。ママさんとお子さんが無理なく身につけられる選択ができるといいですね。

文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・おぐまみ

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