<失礼すぎる>【後編】考え方が真逆の実母と義祖母の間で板挟み。この難問を解決した人は……?
前回からの続き。投稿者さんの実母は、義祖母から贈り物をいただいてもお礼をしません。親戚付き合いへの考え方がまったく違う実母と義祖母の間で、投稿者さんは頭を抱えてしまっています。そんななか義祖母から電話がかかってきたようですよ。一体どのような内容だったのでしょうか。
実母のスタンスを理解しない義祖母
どうやら義祖母はどうしても実母の心情を納得できないようです。
『義祖母から電話がきました。その内容は「(孫の)お嫁さんのお家とお付き合いをするのは礼儀。だから、こちらからは季節ごとに挨拶させてもらう。私の礼儀の問題だから」というものでした。曖昧に返事をしましたが、気が重いです……』
「孫の嫁の両親ともきちんとお付き合いをするのが礼儀」と豪語する義祖母。これには投稿者さんもゲンナリとした気分を隠せません。落ち込む投稿者さんにママたちからは励ますような言葉がかけられます。
『投稿者さんは、実母が義祖母と交流できないと最初からわかっていたはず。だからそこはもう実母は切り離して、投稿者さん自身が動くしかないと思うよ。今後も板挟みになって自分自身が苦しまないように実母と義祖母とを完全に切り離すんだよ。家庭の事情を話して理解してもらうしかないんじゃないかな』
『「実母が」ではなく「投稿者さんが」交流してほしくないと思っていると、家庭事情含めて言ったほうが伝わりやすいかもしれない。もうどうしても実母本人からというのであれば、実母に会ったときに「交流はご遠慮させていただきます」という文書を書いてもらうとか』
「義祖母に家庭事情を説明してこれ以上踏み込まれないようにしたほうがいい」との意見がママたちから挙がりました。もし今後も義祖母が実母にコンタクトをとり続けるとなると、投稿者さんの悩みはこの先ずっと続いてしまいます。今後の生活でストレスを溜め込まないためにも、今なんとかするべきでしょう。
義祖母を説得したのは?その結果……
話はさらに展開します。
『まだ数回しか対面で会っていない義祖母に、複雑な家庭環境を私から話すのはよくないということで、旦那が間に入ってくれることになりました』
義祖母に自分の家庭環境を話そうと考えていた投稿者さんでしたが、旦那さんから義祖母に説明してもらうという方法を選んだようです。これにはママたちも賛成の姿勢を見せました。
『旦那さんに任せたほうがいいと思う。個人的には義祖母は正論を言っているように見えるけれど、そこはやめさせないと今後も傷つくことになるよ。孫に怒られるくらいのキツいひと言を言われないと大人しくならないタイプかも』
『旦那さんは祖母のことをよくわかっているはず。祖母だから強くも言えない、でも受け入れてあげたいって気持ちがあったのだと思う。ただその矛先が妻に向くなら、また違う話になるはずだよ』
孫である旦那さんから話したほうが義祖母を納得させられる効果も大きいかもしれません。義祖母との意見が対立したときも旦那さんならば当事者である投稿者さんほどのダメージを受けずに済むのではないでしょうか。
さて旦那さんは義祖母に話をしました。どうなったのでしょう。
『私の家庭の事情を詳細に、旦那から義祖母に伝えてもらいました。その結果「そういう事情なら仕方がない」とわかってもらえました。旦那がすごくうまく伝えてくれたのだと思います』
投稿者さんの生い立ちを聞き、深いお付き合いはしないことを納得してくれた義祖母。投稿者さんの家庭環境を理解している旦那さんが間に入ってくれたおかげで、よい結末となったのでしょう。
自分の気持ちや常識を貫くことも時には大切なことです。しかし人づきあいをする上では「相手の気持ちを考える」ということも重要視される要素のひとつ。自分の考えを相手に押し付けるのではなく、お互いの妥協点を見つけることで丸く収まることもあるのかもしれませんね。
文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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