JOY×わたなべ麻衣:第4回「振り返ったら○○がいた!」一生記憶に残るプロポーズ
タレントのJOYさんは、わたなべ麻衣さんに結婚を申し込むにあたり、「事前に何度も彼女に相談していた」そうです。インタビュー4回目では「とても思い出に残るプロポーズだった」と語ったわたなべ麻衣さんに、実際にどんなプロポーズをされたのか、直接伺いました。アイデアを思いついても実行する人はほぼいないだろうというオリジナルなプロポーズ、必見です!
JOYさんの誕生日に、自宅に呼ばれて……
――何度かJOYさんから事前にプロポーズの仕方について相談されたそうですね。実際のプロポーズはどんな感じだったんですか?
わたなべ麻衣さん(以下、敬称略): JOYくんの誕生日にプロポーズすると言われていたんですよ。私は泣けないだろうなと思っていたんですが、全力で喜ぼうと思っていました。それで家に呼ばれて遊びに行ったんです。
JOYくんの家に行ったら、始めに手作りの本を渡されたんです。私、猫を飼っているんですけど、その本は猫から見た「私とJOYくんと、飼い猫の話」でした。話の中でJOYくんが猫ちゃんに「麻衣ちゃんにプロポーズしようと思っているけど、どうかな」と相談しているんです。
本の最後に「二人のこれからのことはまだわかりませんが、きっといい方向に進むでしょう」と書いてあったんですね。
さらに108本のバラを用意してくれていて、猫の家も買ってくれていました。その猫の家は、ずっと私が欲しがっていた物だったんですけど、海外のサイトだから英語が得意なJOYくんに頼んでいたんです。でも、なかなか届かなくて。プロポーズ当日にその猫の家が届いて、その家を開けたら結婚指輪の箱があったんです。でも開けたら中は空っぽなんですよ!
「俺の気持ちはこんな小さな箱には納まらないから、ちょっと待ってて! 後ろを向いていて」と言われて「いいよ、麻衣ちゃんこっち向いて」と言われてみたら……。
一生に一度のプロポーズ。素敵な思い出にしてあげたかった
わたなべ麻衣:JOYくんが白馬に乗っていたんですよ!
――え!? 本物ですか?
JOY:いや、本物の馬が家の中にいたら、さすがにひづめの音とかでばれてますよ(笑)。
わたなべ麻衣:メリーゴーランドの馬にJOYくんが乗って「麻衣ちゃん、白馬の王子様が迎えに来たよ」といって、大きい宝箱を私のところに持ってきてくれたんです。それで「僕と結婚してください」といったら、その中に指輪が入っていたんです。大号泣でした!
――メリーゴーランドの馬を、自分の家に運んだのですか!?
JOY:自分で搬入しましたよ。最初は海外のサイトでメリーゴーランドの馬を買おうと思ったんです。60万くらいしたんですが、プロポーズのためだと思って注文したんですよ。でもプロポーズの日に間に合わないからキャンセルしたんです。急遽知り合いに相談したら、2万円で小道具のメリーゴーランドの馬を貸してもらえることになったんです。
――どうしてそんなにプロポーズにこだわったのですか?
JOY:女性は何歳になってもプロポーズのことを聞かれると思うんですよね。それもあって、すごく素敵な思い出を作ってあげたかったんです。だれともかぶらない、素敵な思い出にしてあげたい。そう思っていたんです。それに麻衣ちゃんと付き合った当初から「将来、麻衣ちゃんのことを白馬に乗った王子様が迎えに行くからね」と言っていたんです。それもつながりましたね。ちゃんとエアロスミスの音楽をかけて、サビの部分で白馬に乗って登場できるように、計算してやったんです。
イライラすることがあってもプロポーズを思い出せば気持ちは落ち着く
――ごめんなさい。麻衣さんは、そのJOYさんのプロポーズに引いちゃうことはなかったんですか?
JOY:え、ちょっと待って! 俺、ちゃんと麻衣ちゃんが馬のプランを受け入れてくれると思ってやってるからね! ‟馬非対応”の人だったらそんな告白しないからね! ちゃんとギャグだってわかってくれてたから。もちろんコントだからね! そこのところ間違えないで。コントなんだけど感動できる、みたいな(笑)。
――コントだったんですね! 本気でやっているのかと思いました(笑)。
わたなべ麻衣:もう笑いながら泣いていました(笑)。バラの花束をもらったときからポロポロ泣いていて、振り返って白馬を見たときに「うそでしょー!」って大爆笑したんですよ。笑いながら号泣していました(笑)。
――そんなにおもしろいプロポーズはないですよね!
わたなべ麻衣:本当にいい思い出になりました(笑)。子どもにはしっかりと伝えようと思います。
JOY:男性諸君、一生に一度のプロポーズだからこそがんばりましょう! って感じですね。
わたなべ麻衣:彼がそこまでがんばってやってくれたから、イラっとすることがあっても「JOYくんはあんなにプロポーズをがんばってくれたから。彼はこんなに私のためにいろいろやってくれた人だから、こんなことで怒っていちゃダメ!」と、ストッパーになっています。逆にプロポーズがそこまで思い出に残るものじゃなかったら「あんなプロポーズしかしなかったくせに!」と頭にきそうですよね(笑)。
JOY:本当に大切な日でがんばったので、3年たった今でもそう言ってくれるのはすごくうれしいです。
(編集後記)
第3回目の「ホワイトボードを使ったプレゼン風プロポーズ」に続き、白馬に乗って登場する白馬プランを実行したJOYさん。それを一緒に楽しんでくれた麻衣さん。とても素敵ですね。
さて次回5回目は、妊娠・出産についてお話を伺います。旦那さんをはじめ、成人男子すべてに読んでもらいたいです。
取材、文・長瀬由利子 編集・荻野実紀子