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子どもの成長の記録となる思い出の数々。愛着がありすぎて片付けられない

子どもが作った作品や、成長ごとに残していくおもちゃや教科書、ワークやプリント。どれもそのときどきの思い出がたくさんありすぎて、処分しようと思ってもできないママもいることでしょう。なかには「こんなもの取っておいても仕方ないのに」なんて思うものもあるかもしれません。

しかし子どもが歳を重ねるごとに溜まっていく「成長の記録」。どこかで処分しなくてはいけないかな……と悩むママからママスタコミュニティに投稿が寄せられました。

『子どものものを捨てる勇気をください。自分のものは容赦なく未練なくガンガン捨てられるのに、子どものものとなると捨てる踏ん切りがつきません。みなさんは未練なく処分ができていますか?』

子どもの成長の記録となる思い出の数々。愛着がありすぎて片付けられない01
普段なら気にせず捨てられるメモや落書きでも、子どもが描いたとなれば愛着が湧いてしまい捨てられない。子育てあるあるのひとつと言ってもいいかもしれませんね。溜まっていく子どもの成長記録の数々を、ママスタコミュニティにいるママたちはどうしているのでしょう。

愛着が湧いてしまい処分できない

『小5になる一人っ子ですが、クローゼットの奥の方にかなりの量が置いてあります。子どもが書き込んでいるものなどは頑張りの証だからとくに捨てにくいです。幼稚園時代の毎月の絵本や作品、赤ちゃんのころからずっと続けている通信教育のワークや習い事の教本、テストやノートなどなど。

かといって見返すこともなく、新年度に向けて捨てようと思い、引っ張り出したけどやはり捨てられない……。昨日も捨てようと思ったのに、小1の頃のテストやノートを見て幼い字がかわいくてかわいくて』

ふとした折に小さい頃の文字が書かれたノートなどを見ると、当時の記憶が一瞬で蘇り、可愛さや懐かしさがこみ上げてくるというママもいるかもしれません。些細なものにも思い出が宿っていると感じてしまうのは、子どもを思う愛があるからこそではないでしょうか。しかしスペースは無限にあるわけではないので、どこかで処分する踏ん切りをつけなければと投稿者さんはお悩みのようです。

ムリに捨てなくてもいい

『ムリして捨てる必要はある? 収納を圧迫しているとかなら仕方ないけど、そうでないなら取っておけば?
私も取っておいているよ』

『私もだよ~。4年生と2年生の2人分。小さい頃からの落書き帳も絵本も学校のプリントもすべて置いてある。すごい量になるよね。どうしようもなくなるまで取ってあるかも』

『私もだよ。捨てたら戻ってこないからさ。そのとき書いていた絵も字も今はもう書けないしね。うちは賃貸だからすべては取っておけないから厳選しているよ。ノートだと1年生のなら3冊までとか。でもムリに捨てなくてもいいって気づいた。息子もたまに見つけて見ているし、私も実家に残っていたやつを見て懐かしんでいるし』

収納を圧迫する思い出と愛着の数々。どこかで踏ん切りをつけて処分をするべきと思っていても、やはり捨てずに残しているママの声が目立ちます。どうしても捨てられないと思うのであれば、スペースが許す限りは、ムリに処分しなくてもいいのかもしれませんね。

残すなら厳選する

『すべてじゃなくて学年ごとに厳選して取っておいたら? いくら収納があっても足りないよ』

『私も取っている。でも3人いるから今年からはノートとテストは捨てようかなって思っています、キリがないから。学期末などに持ち帰る思い出になりそうな物は保存しています』

『本当に捨てたくないもの以外は、中身を見ずにバンバン袋に入れていくしかない。ノートや作文など中身を読んじゃうとますます捨てられなくなるから。娘さん本人に捨てるもの残すものを選別してもらうしかないかな』

収納に限りがあるとお悩みの投稿者さんに対し、すべてを処分してしまうのではなく、残すものと残さないものを厳選することをオススメする声も寄せられました。

ママがどうしても厳選できないのであれば、お子さんと一緒に処分するものとしないものを選別してもいいかもしれませんね。子ども自身に「いる」「いらない」の線引をしてもらえば、ママも処分をする踏ん切りがつけやすくなるかもしれません。

思い出は写真に収めてから処分する

子どもの成長の記録となる思い出の数々。愛着がありすぎて片付けられない02

『工作作品は写真に撮って即捨てる。工作の写真だけで当時の文字も工夫も知能もすべて感じられるから』

『写真や動画に収めて捨てている。大物は困るよね。見返すことも飾ることも終わったなら捨てる』

『作品とかは写真に撮って捨てれば? アルバムとかにいついつの作品とか書いて残せば思い出すだろうし』

処分する際に写真に収めてから捨てるという声も目立ちました。工作の作品などは、サイズが大きいものやかさばるものも多いですよね。そうなるとますます収納スペースを圧迫してしまいそうです。そこで写真を撮って思い出として記録していく方法も良さそうです。思い出の品々のアルバムを作れば、お子さんが気軽に見ることもできますし、喜んでくれるかもしれませんね。

残された大量のもの、誰が処分する?

『親がずっと取っておいても、老後や死んでしまったら、結局子どもが処分をすることになるんだよ。親の家の片付けや処分って本当に大変だよ。お金もかかるし。子どもに迷惑かけないためにも処分しましょう』

『うちの母がそういうタイプで、ビックリするようなものをたくさん取ってくれている。気持ちはとても嬉しいし、それを眺める母の表情も大好きだし私も幸せに思う。でも段々「場合によってはコレ、もしかして処分するのは私?」ってよぎるようになって……。せっかくの思い出や母の気持ちまで「邪魔なもの」「処分に困るゴミ」になっちゃうのって悲しいよ。そうならないように取っておくものを管理できる範囲で整頓しておくのは大事だと思う。量に負けて億劫になる前に、自分とお子さんのために頑張って整理してほしいと思うよ』

なかなかドキリとするような鋭い指摘も寄せられました。たしかにママにとってはこの上のなく愛しくて大切なものの数々かもしれませんが、状況が変われば「お荷物」となってしまう可能性もあるのですよね。そのような悲しい話を考えたくはありませんが、やはり溜め込みすぎるとどこかにシワ寄せが来てしまう可能性があるのでしょう。片づける勇気をもつことは、子どものために必要なことだと割り切ることも必要かもしれませんね。

大切なものをすべて捨てることではなく、大事なものを残す

『ひとつだけケースを用意して、ケースに入る量ならどのようなものでも残しておいていいと決めて、処分をしてみてはいかがですか? 入らない分は処分する。こうすれば思い出を残すことも、更新していくこともできるはずですよ』

思い出を残しながら、さらに思い出を更新していく。ママが大切で愛おしくてどうしても処分ができないというのであれば、焦ってすべてを処分する必要はないとママたちは話していました。

しかしそれでもいつかは片付けないといけないときが来るでしょう。そのときに困らないために、年に1~2回、お子さんと一緒に捨てるか捨てないか話し合ってみてはいかがでしょうか。お子さんと一緒に思い出話に花を咲かせながら作業を進められれば、また新たな思い出として刻まれていくかもしれませんね。

文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・金のヒヨコ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
子供のものを捨てる勇気をください。