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【後編】私が幼いころ、母はママ友グループにどっぷりだった……今思うと異常かも?

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ママ友グループと過度に仲良くするお母さんに辟易とする幼少期を過ごした投稿者さん。そのころの記憶のせいか、いまだに「ママ友」という存在をよく思えていないようです。投稿者さんと同じように、「母親がママ友グループにどっぷりとつかっていた」というご家庭は意外と少なくないようですよ。

わが家の母親もママ友グループに属していました

『うちも同じ。私自身が仲のいい友だちより母親が仲良くしたい子と遊ぶように言ったり、私が行きたくなくても「○○ちゃんママと約束したから」と連れて行かれたりしたな』

『ちょっとわかる。やっぱり時代の影響もあるんじゃない? まだまだ専業主婦が当たり前だったし、母親たちの世界が狭かったと思う。携帯が普及する前で直接集まるしかなかった。うちの母親もみんなでランチに行ったり、誘われて生協の活動とかもしていたよ。土日に「みんなでテニスするから」と連れていかれたり。同学年の子のママ友が多かったけれど男子もいたし、私と仲がよかったのは別の子だった』

『昔は今よりももっと濃い付き合いが多かった気がするよね。うちの母もグループでコープの共同購入をしたり、家族ぐるみでキャンプ、忘年会、バーベキューなど毎月のようにしていたよ』

『うちの母親も同じようなものだよ。田舎の町内で「若ママ会」と称したグループを作り上げて、イベント開催したりお泊りし合ったり、私から見ると無駄に見える活動をしていた。稀に「わが家はもう呼んでもらわなくて結構です」という人もいたらしく、母親は「協調性がない」と批判していたよ。現在60歳を過ぎても「若ママ」と思っている痛々しい母親たちが、4~5人でマウント取り合いの会をやっている。「あの子は今は教員で旦那さんはどこに勤めていて子どもは何人いて……」とくだらない情報を仕入れてきて、いちいち名指しで聞かされる。こういうおばあちゃんにはなりたくないなと思いながら聞き流している』

「わが家の母親もママ友グループに属していた」と話すママたち。「時代の影響が大きかったのかも」「母親自身の世界が今ほど広くなかったのかも」など、思わず頷いてしまいそうな推測をしたママさんもいました。なかにはいまだに当時のママ友グループで集まってマウントの取り合いをしている強者のお母さんを持つ方もいるようです。「まだそんなことをやっているんだ……」と少々呆れ顔になってしまうのも無理はないかもしれませんね。

むしろママ友グループに属してほしかった……

母親のママ友付き合いに辟易するママたちがいる一方で、「母にはもっとママ友付き合いをして欲しかった」というママたちからもコメントが寄せられました。

『私の母は当時の田舎では珍しくフルタイムで働いていた。面倒を見ていた祖母は児童館なんて行かないし、祖母も母もママ友なんていなかったよ。でも同じ地区の同級生の女の子たちはみんな3歳になる前から児童館ですでに遊んでいてめちゃくちゃ仲良し。ママ友なしの孤高のママさんは、本人は楽かもしれないけれど子どもの私は結構つらかった。保育園でも小学校低学年でも感じた疎外感を忘れられないよ』

『ある程度のママ友付き合いは大事だよね。「ママ友はいなくていい」というのは親だけの考えだよね。「子どもは子どもで遊ぶよね」と思っていても、ちょっとした親の行動で子どもが寂しい思いをしていることもあるだろうね』

『私の母は、姉のときは必死にママ友作っていたけれど私のときにはまったくだったな。参観会も「あんたの学年には仲のいい人がいないから行きたくない」と愚痴られた。しまいには「だいたい内容もわかってる」と説明会にも来なくなった。発表会のあとに親子でお茶しに行く子たちを見てとても寂しかった。無理矢理仲良くするのもよくないと思うけれど、私は「ひとりぼっちでいい」みたいな思考にもなれないな』

『親である投稿者さんの考え方が、お子さんにとってはどうなんだろう。お子さんが投稿者さんに対して「ママ友を作ってよ」という考え方ならその考えに合わせられる……って覚悟できているならそれでいいと思う。投稿者さんのお母さんはかなり極端だったみたいなので投稿者さんが「ママ友はいらない」という考えになった気持ちもわかるけどね』

投稿者さんはお母さんの反動からか、「ママ友を作りたくない」との考えを持っているようです。しかしこちらのママたちからは「友だちと遊べず寂しい思いをした」「幼いながらに疎外感を覚えた」など、「母親にママ友を作ってほしかった」との意見が続出。ママ友と仲良くしすぎるのも、ママ友をまったく作ろうとしないのも、どちらにしろ極端すぎるのは子どもにとってあまりいいことではないのかもしれませんね。

自分の意志とは裏腹に「ママ友グループの子とだけ仲良くしなさい」と母親から言われてしまうと、子どもは息苦しさを感じてしまうでしょう。しかしだからといって「自分はママ友を絶対に作らない」と身構えてしまっていると、ひょっとしたらそれが原因でお子さんに寂しい思いをさせてしまうこともあるのではないでしょうか。お子さんの交友関係に口を出すほどはママ友に深入りをせず、逆に子どもが疎外感を感じるほどママ友という存在を毛嫌いすることなく、つかず離れずの距離感を保つのがベストなのかもしれませんね。

文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・んぎまむ

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