まんが【後編】浮気!離婚!直後「養育費払えない」と言われた。中学息子の制服一式を買う8万円がない
離婚した夫が無職になり「慰謝料も養育費も振り込めない」と連絡がありました。私はパートをかけもちして働いていますが生活はギリギリ。しかも息子の中学入学準備のために制服や学用品を買わなくてはいけません。
今のパートに加えて深夜の仕事を探すことにしましたが、採用面接で落とされる日が続きました。どうしよう……どうすればいいの……?
あふれ出した感情が止まらなくなってしまい、私は泣きながら姉に話していました。
「制服が、買えなくて……通学用のバッグも、靴もそろえなきゃいけないのに、お金が……仕事を増やそうと思っても、新しい仕事が全然決まらない……どうしよう……」
するとそのとき、姉の口からこんな言葉が飛び出しました。
「就学援助は?」
「そんなに生活が厳しいんならもらえるんじゃないかな。調べてみたら?」
就学援助の認定基準は自治体によって違うようです。さっそく住んでいる市のホームページで年収などの条件を調べてみたところ、わが家はどうやら対象になりそうだと分かりました。中学への入学を控えている場合は、学用品などを揃えるための入学準備金も支給されるようです。
「これなら制服もバッグも学校指定の靴も揃えられる……!」
姉が背中を押してくれたことによって、私は就学援助を申し込むことに決めました。
離婚するまでお金に困ったことがなかった私は、手を差し伸べてくれる様々な制度があることをこれまで全く知りませんでした。「自分がなんとかしなくちゃ」と必死になっていたけれど、見守ってくれている姉がいて、世の中にも支えられている……。決して私はひとりじゃない。先が見えない真っ暗闇の不安から少しずつ抜け出せる、希望の光が見えてきたような気がしています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子