【後編】ギャンブルの借金で私と娘を苦しめた元旦那から連絡が。「父が余命間近で娘と話をさせたい」
借金が原因で離婚した元旦那さんから、「父が余命宣告を受けたので娘を会わせたい」と6年ぶりの連絡がきた相談者さん。けれども元旦那さんは養育費も途中で支払うのをやめ、その親である義父も元旦那の味方をするばかりだったうえに、一度たりともフォローはありませんでした。「何をいまさら!」というところがありながらも、義父のことが大好きだった娘さんの心情を考えると……要望を聞くかどうか悩んでいるようです。
娘さんが連絡を取り合ったことで考えられる今後の懸念
決断することの重さや娘さんの年齢に配慮して、保護者である相談者さんがどうするか決めてしまうのも、もちろんひとつの選択です。「娘の気持ちを聞いてからにしたい」と考えるのであれば、本人に相談してみても良いでしょう。相談者さんがどちらを選んだとしても、決して間違いではないはずです。
ただ、もしも娘さんに「義父と連絡をとりたい」と言われてしまったとき、相談者さんは自身の不安を解消するために、どのような対策をしていけばいいのでしょうか?
『まぁ、自分としては「知らんわ!」と言いたいところだが、娘がある程度の年齢で、判断できるなら娘に任せる。ただ、今後ズルズルと連絡が取れるようになって、娘にまでたかるようになると困るので、連絡を取るなら自分が窓口になる』
娘さんはすでにスマホなどをもっているのでしょうか? もしその場合には、電話番号やメールアドレスなどの連絡手段を、元旦那や義父と交換するのはNG。嘘も方便で、もし連絡先を聞かれても「スマホは持っていない」と言わせたほうが安全なのかもしれませんね。家に固定電話があるのならば、その番号を教えるのも控えたほうがよさそうです。とにかく電話の窓口を相談者さんにすることで、相談者さんの監視外で連絡を取ることを避けるようにしておきましょう。
『直接話したくないならお子さんに手紙を書かせてみるとかどうですか? 祖父母と孫の関係が悪くなかったのであれば、写真も添えて送れば、直接話すことなく喜ばれるのでは』
また電話自体も不安なのであれば、手紙を書くなどしても良いのではないでしょうか。娘さんの元気な写真を添えてあげれば、義父の心残りも相談者さんたちの罪悪感も、少しは解消できるはずです。
もし「連絡をしない」選択をしても、悪いのは元旦那さん
『今までの未払い養育費を計算して提示。「それの一括振り込みが確認できたら会いに行きます」と伝える。文句を言ってきたら「養育費を払ってない=父親の義務を果たしてない。そんな人の言うことを聞く理由はありません」。義父は関係ないだの可哀想だの言ってきたら「そうなったのは全てあなたのせいです。あなたの責任、あなたが親不孝者なだけ」って伝えて終了』
相談者さんの思いで今回の元旦那さんの要望を断ったとしても、娘さんに相談をして断ることになったにしても、この結果を招いたのは元旦那さんたちです。元旦那さんがもっと家族を思いやっていたのであればこんな結末にはなりませんでした。義父がもっと孫を大切にしていたら「旦那は関係ない、お世話になった義父なのだから」という感情が相談者さんにも芽生えたはずです。
今回もし要望を断ったとしても、罪悪感を覚える必要はありません。余計なことで頭を悩ませるよりも、相談者さんと娘さんが健やかに生活できるように、最善の選択ができると良いですね。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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- 前夫の義父母と連絡をとりたくない。