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新生児のお世話がツライ……。新米ママに寄せられたエールとは

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楽しみに迎えたわが子の誕生は、多くのママにとって幸せな時間でしょう。しかし、その幸せと喜びもつかのま。新生児との生活が始まると、慣れない育児に翻弄され、落ち込むママも少なくないようです。ママスタコミュニティにも、初めて子育てを経験する「新米ママ」から、不安に満ちた投稿が寄せられました。

『新生児子育て中だけど子育て向いてないかもしれない。ずっとこんな感じなのかな……。赤ちゃんと1対1で本当にいいのかなとか色々考えてしまう。先は長いよね。私みたいな考えをもつ人なんていないよね? って思うとへこむ。そして眠いのに眠れないのが辛い』

辛い気持ちを吐露する投稿者さんに届いたのは、先輩ママたちから熱いエールでした。

「みんな同じ。大丈夫だよ」というエールの声が続々と

『第1子の赤ちゃんのころは、自分には子育て向いてなかったのかもって何度も思ったよ。可愛いって思えるようになったのは、リズムができてある程度睡眠を取れるようになってからだったよ』

『私もそうだったよー。可愛いという感情もわかなくて 毎日同じことの繰り返しって思ってた。可愛いと思えないのは母親失格だ……って思ってたけど、笑ってくれるようになってからは変わった。毎日お疲れ様!』

『あなたみたいな考えになる人はいっぱいいると思うよ。私もそうだったよ』

新生児を前に途方に暮れた経験をもつママは少なくないようです。さらに「どんなに子ども好きでも新生児の相手は辛かった」という経験談を投稿するママもいます。

『1人目新生児が1番きついとき。私は子ども好きで幼稚園の先生や学校の先生と間違われるけど、新生児はホントだめだったよ。ミルク(母乳でも)とウンチだけ気にして、あとは泣いてもスルーしていいから。どうにか、頑張れ!!』

第1子の子育てはママにとっても初めてのことばかりですよね。慣れない授乳やオムツ交換に振り回されるだけでなく、赤ちゃんの生活リズムが整うまでは、ママも寝不足になりがちです。そんな新米ママに、先輩ママたちは「どうにか頑張れ」「毎日お疲れ様!」と励ましの声を寄せています。

しんどいのは今だけ!どんどん可愛くなるから安心して

そんな新生児との生活にも慣れてくると楽しみが見つかるようです。

『これから1日1日コロコロ変わるからよーく見てて。面白くなってくるよ!』

『新生児のときが一番大変! でも、ずっとこんな感じじゃないからね。赤ちゃんって1か月で驚くほどの成長を見せるから。笑ったり表情が読めるようになると全然変わる』

『もうちょっとしたら表情が出てきて楽しくなってくるよ』

『赤ちゃんの表情や反応が出てきて笑ってくれるようになると「これで良いんだ」って思えるようになるよ』

ただ泣くばかりだった赤ちゃんに表情が出てくると、ぐっと可愛くなってくるものです。「あ、笑った!」「あ、眉間にしわを寄せた!」と1つ1つの表情や動きにママも嬉しくなることがどんどん増えるでしょう。そんな楽しい生活が近い将来やってくる、と思えれば、気持ちが少しラクになるかもしれませんね。

育児に向き不向きなんてない!

投稿者さんは「自分は育児に不向きかもしれない」という不安を抱えています。

『みんな同じ様なことを思いながら毎日毎日過ぎてって子どもが大きくなっていくんだよ』

『子育てに向いているか向いていないかなんてまだまだわからないよ!』

『みんな最初は自信ないよ。みんな同じように悩んで、試行錯誤して育ててるんだよ』

『みんな少なからず悩むよ。新生児の頃から「私、育児向いてるわ! 楽しすぎる!」って人は逆に怖いくらい(笑)』

「最初から子育てに向いている人なんていないよ」という声に「向き不向きなんて分からない」という声。いずれも、試行錯誤を繰り返しながら子育てをしているママたちの切実な声でしょう。
右のママも左のママも、自分と同じように迷いながら子育てをしている、いわば戦友のようなもの。そう思うと、仲間を得たような気持ちになって力が湧いてきませんか? 同時に自分の子育ての仕方も受け入れられるようになるのではないでしょうか。

まずは睡眠を確保して!

『睡眠不足ってネガティブな考えになるよ。寝られるときにちょこちょこでいいから寝るのが1番!』

『今は寝よう。寝るのが仕事だと思いきる!』

『家事は全部ほったらかしにして、赤ちゃんが寝てるときは寝よ!』

『新生児と一緒に寝起きすればいいんだよー。新生児が起きてるときは授乳とおむつ替え。新生児が寝てるときは寝る時間』

産後の回復期に睡眠不足が重なるのはまさにダブルパンチです。ママの体も心も疲弊してしまいます。「睡眠不足では考え方もネガティブになる」というコメントもうなずけますよね。ママも赤ちゃんも「寝るのが仕事」と割り切って、睡眠を最優先にしてみるのはいかがでしょうか。

ときには助けを求めることも必要

『母乳にこだわってない? ミルクにすれば、頼りになる人が近くにいるならミルクを代わってもらって、その間は寝られるよ。授乳間隔も長くなる。子育ては母親だけがすることではないよ。眠くて辛いのはホントきついから、頼れるところは頼ろう』

ミルクは、授乳時間にママが拘束されることがない、というのもメリットです。夜中の1回、朝方の1回などパパや他の家族に授乳を代わってもらうのも良いアイデアでしょう。そうすることで、少しまとまった睡眠が取れるようになるかもしれません。

小さなお子さんを前に不安を感じることは、誰にでも起こりうることでしょう。けれど、その不安が強すぎて日々がツライと感じるようであれば、何らかのサポートが必要な状況かもしれません。
そんなときには、旦那さんや家族など、そばにいる人を頼ることも大切です。またお住まいの自治体の「子育て支援課」や、出産した医院などに相談してみるのも1つの方法です。1人で悩まず、助けを求めることも立派な子育ての方法といえるのではないでしょうか。

じっくり焦らず自分なりの子育てを

『自分がラクなのが1番。無理せずに気楽にお世話するのが自分にも赤ちゃんにも良い育児だよ。気負いは辛いし、ズボラすぎるくらいの方が育児楽しめるよ』

『理想の子育てはあると思うけど、その理想は、健康であるって土台の上にしかないから』

子育ては育児書通りにはいかないものです。それは誕生したそのときから、お子さんに「個性」が備わっている証かもしれません。

筆者自身も昼夜を問わずよく泣く息子を前に途方に暮れた経験があるだけに、投稿者さんの気持ちは痛いほどよく分かります。夜中に泣き続ける息子を抱きながら、日めくりカレンダーを眺め、これが終わる1年後は果てしなく先だ……と絶望感に近いものを感じたものです。しかし、過ぎてしまえばあっという間。多くのママが言うように1歳まではとてつもなく長く感じた時間も、1歳から2歳、2歳から3歳と加速度的に時間の流れを速く感じていくものなのですね。それは子どもと楽しめる時間が増えたこと、筆者自身の気持ちに余裕が生まれた結果のような気がします。

子育てはこれからも長く長く続きます。まずはママ自身の気持ちがラクになる方法を探してみてはいかがでしょうか。ここに寄せられた先輩ママたちのエールを力に、新米ママたちが、自分もお子さんも大切にできる方法を少しずつ模索していけるようにと願います。

文・すずらん 編集・山内ウェンディ イラスト・水戸さゆこ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
新生児子育て中だけど子育て向いてないかも