まんが【後編】「心配かけてごめんね…」亡くなったはずの母が夢に…別れの夜に体験した不思議なお話
前回からの続き。これから親孝行を、というときに亡くなった母の葬儀の夜。私は不思議な体験をすることに。
もちろん私も悲しくて仕方ありません。けれど、大好きな母だからこそ安らかに眠ってほしいのに……母の悲痛な姿が心配になってしまいました。
思わず私は母に「大丈夫?」と聞いてしまいました。夢なのにおかしいかもしれませんが、ふと口をついて出た言葉でした。すると母は驚くことに……。
すると母は「ごめんね、ごめんね」と繰り返し私に謝るのです……!
どうして謝ったりするの? そう思いかけてハッとしました。
もしかして、自分が死んでしまったことを詫びているの? 私が今、母を心配しているように、母も私を心配して会いに来てくれているの? そう思ったのです。
私は翌朝、改めて母の仏前で手を合わせながら「母が天国で何も心配なく安らかに過ごせるように」と祈りました。
昨夜の母の姿は急に大きな支えを失って、悲しみと不安に駆られた私の心をうつしただけのただの夢かもしれません。
しかし面倒見がよく優しかった母のことです。生きていたらきっとあの夢と同じように励まし支えてくれていただろうなと思います。
母が心配してくれた私の悩みはすぐには解決できないですが、もしも次に会いに来てくれたなら、幸せな姿を見せられるよう頑張りたいです。
脚本・たかおぎ なる 作画・Ponko 編集・秋澄乃
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