負けず嫌いの娘、得意な教科でクラスメイトに抜かされて「学校に行きたくない」と……
小学生のお子さんがある日「学校へ行きたくない」と言い出したら、あなたはどうしますか? ささいな理由なら励まして学校へ送り出そうと思うママもいることでしょう。しかしあるママは自分と考え方の違う娘さんの心理が分からず、どう声をかけたらいいものか戸惑っているようです。
『小2の娘が「学校行きたくない」って。ある教科でいつも1番だったのに、クラスメイトに抜かされて自信をなくしたのか、学校に行きたくないと言い出して困ってる。朝起こしにいくと仮病というか、ぐずぐずしては私から「休みなさい」って言葉をかけられるのを待ってる。
私とタイプが違ってどう対処すべきかわからない。みなさんならどうしますか?』
学校に行きたくない原因は、おそらく得意な教科で他の子に負けてしまったことだろうとママは考えているそう。娘さんは朝はわざと調子が悪そうにして布団から出ず、「今日は休もうね」と言われるのを待っているようですが……。ママスタコミュニティのママたちはこの状況をどう感じたのでしょうか?
「1番」にこだわる娘にはどう伝えたらいい?
相談を寄せたママはこれまでお子さんに「1番を取ってほしい」と言ったことなどないそうです。しかし娘さんは幼少期からとにかく他の子に負けるのが嫌で、常に「自分が1番」でいたがっていたとのこと。
『幼稚園のときから「1番が良い」と、負けたくないとそんな感じです。私は今まで「なんで1番じゃないの?」って一度も言ったことはない。低学年のうちの間違いは大事なものだと私は考えているから、そう伝えてきたつもりなんだけどなぁ』
娘さんは1番でないことに自信を失い、学校へ行きたくなくなるほどのショックを受けているようです。ママはどうしてあげたら良いのでしょうか?
『1日だけ休ませてあげる。家でゆっくり話しをする。「1番を取るだけが全てじゃない」ってのを教えるかな』
『「1番じゃなきゃダメなんですか?」って言葉が頭をよぎる……。小さな挫折はたくさん味わった方がいいとおもうよ。今お子さんは戦ってるんだね。いい勉強だよ。しばらくすれば行くようになると思うよ』
『初めての挫折を味わったから、なかなか受け入れられないんじゃないかな? 良い意味での開き直りと言うか、現実を認める作業が必要だと思う。負けを認める勉強ができたんだし、これはとても素晴らしい経験ってことを教えてあげてみるのはどう?』
他の子に抜かされたことは、娘さんにとって生まれて初めての挫折だったのかもしれません。たとえずっと1番でい続けたいと思っていても、ときには叶わないこともあるはず。負けることもひとつの経験だよ、大丈夫だよと伝えてあげることはきっと娘さんの安心感につながるでしょう。
負けず嫌いには良い面もあるはず
もし負けず嫌いな性格をプラスの方向に生かせれば、今のショックもすんなり乗り越えられるかもしれません。他の子に負けたくない気持ちが強い娘さんなら、きっとまた抜き返せるだけのやる気を秘めているはず! という声もありました。
『もともと負けず嫌いなタイプのお子さんなんだから、何日か休んだら復帰して巻き返すと思うよ。私がそうだった』
『負けず嫌いは悪いことじゃないけどね。とにかく娘ちゃんの気持ちに寄り添って「くやしいね、頑張ってるもんね!」って認めてあげて、他の分野で頑張ってる人たち、例えば有名なスポーツ選手とかを例に出して、分かりやすく「追いつけ追い越せなんだよ、頑張っていれば、また1番になれるよ」と教えてあげるのがいいんじゃないかなぁ』
このまま学校に行かなければどんどん遅れを取るかも……と伝える方法も。休み続けることで後れを取れば、もっとたくさんの子たちに抜かされる可能性があるでしょう。負けたくない娘さんには「あなたはその状況はどう思う?」と発破をかけてみてはどうでしょう。
『どうしても休みたいなら休ませるけど、本人には「休んだ分、勉強が遅れるけどいいの?」って言ってしまうかも。あとは子どもが自分で乗り越えるしかないかな』
『「今は2番だけど、学校に行かなかったらどんどん抜かされていくよ。今は2番、そして1番に返り咲きたいなら学校は行きなさい。もうどうでもいいなら家にいたら」ってとりあえず言う』
勉強以外に楽しみを見つけてみては?
小学校で経験することは机上の勉強だけではないでしょう。お友達と遊んだり、楽器や歌を楽しんだり、草花を育てたり……。1番にこだわる娘さんは、勉強以外にも「今日は学校であれをしよう」といった楽しみが作れるといいのかもしれません。
『勉強以外の趣味をみつけたら? 「1番じゃなくてもいいんだよ」って言ってあげようよ。しばらく勉強は置いておいて、他のことに興味を広げよう。1番とるのを禁止にしてもいいくらい。1番じゃなくても楽しく生きる方法を探そう』
『小2だしそこまで深刻に捉えなくていい気はするけど、今は好きなことやらせておいたら? そのうちまた意欲が出るかもしれないし。気持ちを学業から逸らすのも必要だと思うよ』
『頭が良いとそういう悩みがあるんだね。うちの小2は勉強はできないし、宿題もやりたがらないけど、学校だけは毎日楽しみにして行くわ』
『賢いね。うちも小2がいるけど、すごい些細な楽しみを目掛けて学校に行ってるよ。ちょっと前まで、さつまいもの水やりが楽しみだったり。通学路のすみっこに生えてるぺんぺん草を触るのが日課だったり』
これまで1番をキープし続けてきた娘さんに対して「なんて賢いの」「頭が良いんだね」との感想を持った人もいるようです。娘さんが努力して順位を保ってきたことは褒めてあげながら、他にもたくさん楽しいことを見つけられるよう手伝ってあげてはいかがでしょうか。
娘の心理が分からないと相談したママには、まず「負けず嫌いの性格」であることを念頭に置いてみてというアドバイスがありました。負けたくない気持ちを呼び起こしてあげれば、もっと頑張ろうと張り切って学校に向かうようになることも考えられます。タイプの違う娘さんの考えにもなるべく共感してあげながら、ぜひコメントに寄せられた声かけの方法を参考にしてみてくださいね。
文・井伊テレ子 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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