【前編】「わが子の大事なペンを弁償してほしい」と怒るママ。中学生同士のトラブルだけれど……?
もしも学校で子どもの持ち物を壊されてしまった場合、みなさんならどういった対応をとりますか? 謝罪や弁償を求める人もいれば、そのままアクションを起こさず穏便にすますという人もいることでしょう。壊れてしまったものの大切さも重要ですが、「故意によるものなのか」や「相手が反省をしているか」なども判断の重要なポイントになってくるはず。ある相談者さんは、子どもの友達に「壊したものを弁償をしてほしい」と感じているようです。一体何があったのでしょうか?
『子どものペンが壊されました。誕生日プレゼントで頂いた、名入れのボールペンです。子どもが非常に気に入っていて毎日使っていました。ですがクラスメイトのAが「なにこれ~! すごーい! でもお前にはもったいないね~」と取ってしまい、乱暴に扱ったのか壊されたとのこと……(軸が木製で割れてしまいました)。その後取っ組み合いの喧嘩になったと先生から聞きました。こちらとしてはわが子の大切なペンを壊したうえにヘラヘラしている相手に弁償して欲しいのですが、請求できると思いますか?』
相談者さんのお子さんは現在中学1年生。学校で取っ組み合いの喧嘩をしてしまったそうです。原因は相談者さんのお子さんの使っていたボールペン。お友達が故意に壊したのか定かではありませんが、その子の発言の内容から多少なりともからかいの気持ちがあったことが読み取れます。相談者さんは謝罪の言葉のひとつもないお友達や、その保護者の対応を見て、「弁償をしてほしい」と感じたそうです。
弁償を請求する権利はもちろんある
相談者さんが弁償を望むのであれば、もちろん相手に弁償を請求する権利はあります。学校でおきたこととはいえ、わが子の大切な物を壊されたなら、親として「弁償をしてほしい」と考えるのは当然のことなのかもしれません。
『何度も電話して「大事な物を壊した」と言えば、まともなら弁償するだろうね。人の物を勝手に触らないのも、大事なしつけだよ』
『私が親なら申し訳なかったと子どもと謝罪へ行く。そして弁償する。わが子には小遣いから月々返済させる。いい社会勉強になる』
『壊した方が絶対的に悪いに決まっているし、請求していいと思うけれども』
わが子に悪いところがひとつもなかったにもかかわらず、壊されてガッカリしている姿を見るのは、親としてとてもかわいそうに感じますよね。そのショックを少しでも和らげるために早急にできることは、やはり同じものを用意することなのかもしれません。残念ながら誕生日プレゼントとしてもらった大切な思い出は、変わってしまうのかもしれません。しかし同じ名入れの書きやすいボールペンがまた使えるということで、少しは悲しい気持ちも紛れるのではないでしょうか。
ただし「大事なものは学校にもっていかない」という価値観の保護者がいることは忘れずに
しかしママスタコミュニティでは弁償を求めようとする相談者さんに対し、意外なところで批判的な声が集まっています。いったいそれはどこだったのでしょうか?
『相手からは「そんなに大事なものなら持って来ないでよ!」と言われそう』
『自己防衛として、無くしたり壊れたり壊されたりして困る物は学校には持って行かないのが鉄則だよね。ボールペンならなおさら、中学校には必要ないわけだし』
『こういうトラブルがあるから、なんでもかんでも禁止になるんだよ。弁償して欲しいくらい大事な物は持って行くなよ。と、第三者の私は思う』
たとえ高価なものだったとしても、大人であればある程度自身で管理することができます。もちろん職場にもっていくことだってあるでしょう。しかし子どもの場合には、不注意で無くしてしまったり、今回のように子ども同士のトラブルで壊されてしまうことも容易に想像できますよね。そのため大事なものを学校に持っていかないことを前提としている保護者もいて、「それをしなかった相談者さんにも多少の非があったのではないか」という声もありました。
さて今回の件、どういった決断を下せばよりトラブルが少なく、相談者さん自身も納得のいくかたちで解決できるのでしょうか。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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