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【後編】「息子に取り柄がない……」子育てが虚しいと感じているママ。そんなとき夫が気づかせてくれたこと

息子のことをつい夫にこぼしてしまいました。
【後編】「息子に取り柄がない……」

【後編】「息子に取り柄がない……」
改めて思い返してみると、運動はあまりできませんでした。かけっこは後ろから数えた方が早いくらい。メンタルも弱くおとなしくて、友達もあまり多い方ではありませんでした。
(勉強だけは頑張っていたけれど……) 自分のことは棚に上げていたことに気づき、真っ青になりました。
私「そうだ、私、ガリ勉で成績だけはよかったけど、欠点は多い……」
夫「ていうか、世の中に欠点のないやつなんていないよ。頭がよくて運動もできて友達も多くて……そんなやつ、せいぜい学年に2~3人じゃない?」
私「確かに、そうかも……」
それと同時に、改めて自分の両親のことを思い出しました。私がいい成績を取って、さぞかし親戚やご近所に鼻が高いだろうと思っていました。でも本当は身体もメンタルも弱く、運動も苦手で友達も多くない私にがっかりしていたかもしれません。しかしながら「もう少し身体が丈夫だったらなぁ」「何で友達が少ないの?」などと言われたことはありません。両親は両親なりに、良いところを褒めてのばして愛情深く育ててくれていたのだな……と、今になって思い知りました。

【後編】「息子に取り柄がない……」

「宇宙に行く」という目標ができてから息子は、目の色を変えて勉強をし始め、身体を鍛えるために部活の練習も頑張りました。いつもふざけていて、勉強も運動もイマイチだったわが子が、自分で自分の夢を見つけて、それに向かって努力をし始めたのです。
私が知らないだけで、この子はこの子のペースでちゃんと大人になっていくのですね。これからも息子を信じて、彼のやりたいことを見守っていこうと思います。

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・しっぽ 編集・秋澄乃

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