未就学児に幼児用ドリルをやらせていますか? ママたちの回答とは
小学生になると副教材や宿題として出される「漢字ドリル」や「計算ドリル」。自宅学習や1人での学習に適した教材といえるでしょうが、未就学児でも「ドリル」に取り組んでいるお子さんはいるのでしょうか。ママスタコミュニティに「幼児用ドリルをやらせていますか?」と投げかけるアンケートがありました。
『うちは4歳の年中児で、KUMONとか学研のひらがな、カタカナ、数字のドリルをやっています。興味を示し始めてから毎日。ドリルが終わると強制的に買わされる感じです』
投稿者さんの質問に「やらせている」と答えたママは12人「やらせていない」と答えたママは5人でした。未就学児でも「幼児用ドリル」に取り組んでいるお子さんは珍しくないようです。
本人の意思を尊重して
『やらせているというか、子どもがやりたがる感じ』
『本人がやりたいと言ったから計算ドリルを買った。年中頃から平仮名カタカナ買って、今は年長だから足し算、引き算くらいはと思ってやってる』
『そんなにきっちり毎日ってわけじゃないけど、子どもがやりたがったときにやってるよ』
『キャラクターもののかわいいドリルや「うんこドリル」シリーズ、KUMONや学研のドリルをやってる』
「ドリルをやらせている」というママたちは、その理由を「本人がやりたがるから」と答えています。投稿者さん同様、お子さんの意思を尊重し、取り組ませているようですね。
書店に足を運ぶと、学習参考書のコーナーには幼児用ドリルも数多く並んでいます。2、3歳から6歳ころまで年齢別になっているだけでなく「もじ」「すうじ」「ちえ」など内容もさまざま。お子さんが関心をもっている分野を少しずつ始めるのであれば、十分すぎるラインアップといえるでしょう。
また「すみっコぐらし」や「ドラえもん」、「ディズニーキャラクター」などを使ったドリルもあります。お子さんが興味をもつキャラクターをきっかけにして始めるお宅もあるかもしれませんね。
『100均のドリルから始まって、本屋で買ったドリルをしている。上の子が何もしなくても小学校で普通にできているから、必要性は感じていないんだけれど、下の子本人がやりたがるから』
最近では100円均一ショップでも、幼児用ドリルをみかけます。こちらも「もじ」「すうじ」だけでなく「まちがいさがし」や「迷路」といったものまで幅広く揃っています。100円という手ごろな価格も魅力で、つい手に取ってしまうママもいるのではないでしょうか。
やらせておきたい親心
もちろん、自分からやりたい! というお子さんばかりではありません。筆者の周辺でも「ドリルをやらせたかったから『うんこドリル』を買い与えた」という男の子のママもいます。あくまでも「ママ主導」ですね。
『幼児期は知恵遊びとか図形っぽいのもやらせていた。1日3枚だから、負担にならずに続けられた。それが習慣だったからなくなるとやることないみたいで、中学生だけどまだドリルやってるよ』
最初はママ主導で始めたものの、いつまにか「習慣になった」という羨ましいような例もありました。
『ドリル代はかけず無料サイトのものを印刷してやらせてるよ』
インターネットで「幼児ドリル」を検索すると、無料でダウンロードできるドリルが数多く存在します。自宅で印刷できる環境が整っていれば、市販のドリルを買わずとも取り組むことができますね。また、自宅で印刷する場合はやりたいページだけを選択することができます。「せっかくドリルを買ったのにやらなかった」ということも避けられて経済的かもしれません。
あえてやらせない派も
今回のアンケートでは、少数派とはいえ「ドリルはやらせていない」と回答したママたちもいました。
『本人がやりたくないと言っているからやらせていない』
『絵本を読んだり、絵を描いたり工作したりする方が好きみたいだから、やらせていない』
『やらせている人が多くてびっくり。年中で何もやらせていないけど読み書きも計算も勝手に覚えたよ』
『やらせていない。遊びの中に取り入れてるから、今のところ必要ないかなと思って。平仮名カタカナ、簡単な足し算ぐらいはできるし』
「やらせていない」というママたちは、本人にやる気がない、というだけでなく「必要を感じていないから」ということもあるようですね。「あえて」やらせていない、というママなりのこだわりのようなものも感じます。
ドリルは使わず通塾・通信教育を利用
幼児ドリルは使わず「公文式」や「学研」といった学習塾に通うお子さんや通信教育を利用しているお子さんもいます。
『上2人が公文行ってるから、自分も習いたいって始めた。ただ高い』
『年少終わりくらいから、書店や100均でドリル買ったりネットの問題集を印刷したりしてやってたけど、年長になってZ会はじめたから、ドリル系は買わなくなった。その都度ドリル買うよりラク』
『「幼児ポピー」をやらせている』
筆者の周辺でも「こどもちゃれんじ」「幼児ポピー」「スマイルゼミ」など自宅学習をサポートしてくれる通信教育に取り組んでいるお子さんは少なくありません。定期的に教材が届く通信教育は「その都度ドリルを買うよりラク」というのも支持される理由かもしれませんね。また、市販のドリルは単元ごとになりがちですが、通信教育は幅広い内容を網羅しているのも特徴です。
ぜひ親子で一緒に取り組んで
お子さんの性格によって「やる、やらない」が決まるばかりでなく、継続の仕方にも違いがあるようです。
『上の子は知育系とか迷路とか好きだったから自分からやってた。今はどの先生に当たっても「賢いです」って言われる。反対に、全くやりたがらなかった下の子の成績は……。結局は、やらせたら良いじゃなくて、やりたがるかどうかなんだろうなぁ、と思う』
『うちの娘、間違えたらやる気をなくすから、やってはやめて、やってはやめてを繰り返している。でも、小学校に行ったら嫌でもやらなきゃいけないから、今はこれでいいやと思ってる』
幼児期にドリルを与えることで「勉強が楽しい」と思えれば良いのですが「分からなくてつまらない」「やりたくない!」と勉強自体に拒否反応を示すようになってしまっては、就学後が心配ですよね。やっている本人が「楽しい」と思える程度にとどめておくのが「楽しく継続できる」秘訣かもしれません。
また、幼児期のお子さんにとっては、ママやパパといった大人と一緒に学ぶその時間、体験が嬉しいこともあるでしょう。ドリルの内容や量にこだわるよりも、お子さんと一緒に取り組むことを大切にしてみてはいかがでしょうか。
文・すずらん 編集・山内ウェンディ イラスト・ももいろななえ
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