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【後編】息子が同級生に殴られて大怪我!「謝ったから一件落着」で片付けようとする学校側の対応に納得できない

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「子どもが同級生に殴られて大怪我を負ったのに学校側は真摯に対応してくれない」とモヤモヤする相談者さん。ママスタコミュニティのママさんたちからは「学校は頼らず保護者が行動を起こさないと!」「警察へ行くべき」という言葉まで飛び出しましたが、一方で冷静なママもいました。

もう1度学校と話し合ってみては

お子さんに怪我をさせた責任の所在を明確にするために、警察に相談へ行くのは最終手段にしては? というアドバイスもありました。まずは学校に、相手側から謝罪もないけれどどうなっているのかということと、治療費などの話もしたいということを相談してみる必要があるのではないでしょうか。

『まずは相手の話も聞かないと真相が分からなくない? 学校で子と保護者を交えて話す場を設けてもらったら?』

『うやむやにしようとしている学校と、加害生徒が卑怯で腹が立ちますね』

今の段階では、経緯や相手の言い分など出来事の詳細はおろか、相手の保護者がこの件を知っているのかどうかもわからない状況です。怪我の治療費についてなど、相手の親と話し合う席を設けてもらえるのかどうか、1度学校に問い合わせをしてみてください。

もし本当に学校がこの件をうやむやにして終わらせようとしているのなら、警察に被害届を出すことも辞さない覚悟だと伝えれば、学校側も重い腰を上げてくれるかもしれません。

もしものときのためにも先に受診を

警察に相談するにしても、学校・加害者側と話し合うにしても、ひっかき傷や打撲などは日にちが経ってしまうと跡が薄れてしまう可能性があります。怪我の程度と事実を残すために医師の診断書があるといいという意見もありました。

『診断書をもらって、警察と相談をしたほうがいいと思うなあ。そのあとで「警察にも相談したんですけど、正式に被害届を出す前に、学校が今回の件についてどのように考えているのか確認したい」って話を持っていくのがいいと思う』

また相談者さんは学校で加入している保険について説明がないことにも不満を感じています。「学校で加入している保険」といえば、たとえば日本スポーツ振興センターの災害共済給付制度が挙げられます。

『日本スポーツ振興センターの災害共済給付制度とは、子供が学校の管理下で「けが」などをした時に、保護者に対して給付金(災害共済給付)を支払う制度です。(引用:学校安全Web|保護者の方へ)』

この制度に加入しているのであれば、学校に掛け合うこともできそうです。ただ

『健康保険が適用される受診が対象です。(引用:学校安全Web|保護者の方へ・チラシ内)』

となっているため、学校側に掛け合うにしてもまずは病院に行く必要があります。

今回の相談者さんのように被害を受けた側でありながら、相手側に都合の良い条件を飲み込んでしまうこともあるでしょう。しかし今回の件はお子さんにとってとても大切な“歯”の治療はもちろん、急に殴られたという心の傷のカウンセリングも必要です。泣き寝入りの必要はまったくないはず。親が相手側に毅然とした態度を見せることで、お子さんは守られている安心を感じることができるかもしれません。再び平穏な日々を取り戻すためにも、責任の所在や相手側の対応をきちんと示すことが必要になってくるのではないでしょうか。

文・物江窓香 編集・子持ち鮎 イラスト・Ponko

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