【後編】私のように友達が1人もいない人っている?友達がいないことに後悔はない?
人付き合いが苦手で、「友達は皆無」だと話す相談者さん。ふとまわりに同じような人がいないか気になって聞いてみたようですが、どうやらそれ以外に「自分の人生を振り返ったときに友達がいないのは寂しいと感じた」という理由もあったようです。
友達がいないことに寂しい気持ちもある
相談者さんは人付き合いが苦手なことから、正直友達という存在を“面倒”だと思っていました。それは決して嘘ではないのだけれど、その一方で「友達が一人もいない現状に寂しさもある」と少しずつ本音を語ってくれました。
『今、あっちもこっちもめんどくさくなっていて、たぶんこのまま友達一人もいなくなる。でも、「それでいいや」って。それを望んでいる自分がいるのだけれども、一人も友達がいないこの先の人生のこと考えたら、寂しい人生だよなって思ったら悲しくなった』
『どんどんいろんな人から離れようとする自分に、「これで良いのか?」ってなる』
『ふと、なんでみんな普通に友達ともうまくやっているのに、「私はこんななんだろう」って落ち込む』
人付き合いは面倒だけれど、このまま一人で生きていくのは嫌だ。みんなは当たり前に友達がいて、関係を続けられているのに、なぜ自分はそれができないのだろう? と悩む、相談者さんの苦しさ。少しだけ分かるような気もします。友達はいたらいたで面倒だし、いなければいないで寂しいものなのではないでしょうか。
『私も面倒臭くて、唯一の繋がりの年賀状もやめた。なんか寂しい人間だなって最近おもう』
『人との付き合いを大切にできない自分のことも嫌だよね』
相談者さんと同じように感じるママさんも少なくないようですね。筆者もそうなのですが、友達を「いらない」と思ってしまうこと、ときにはあるんですよね。自分が忙しかったり、違うことに夢中だったりすると、結果的に友達をおざなりにしてしまうこともあります。けれどいざ自分に時間ができたり、「誰かに悩みを聞いてもらいたいな」と感じたとき、あとはまちでみかける友達同士が楽しそうだったときなど、ふとした瞬間に友達がいなかったら……と心細く感じるのです。
もし友達がいないことが本望でないのなら、信頼できる人に積極的に動いてみては?
あとで自分が後悔しないために、たとえ人付き合いが苦手だったとしても、信頼できる友達だけは大切にしているママさんも多いようですよ。
『人付き合いいらないわー。本当害、ストレスしかないのにお金、時間奪われて何の得も楽しみもない。本当に気の合う信頼できる友達だけ大事にしている』
『私もいない。面倒。本当に仲の良い友達やママ友ですら距離感は大切。価値観が似たような人だけ残るからその人たちを大切にしている。って言っても2~3人。LINEとか電話とかランチとかも煩わしい。たまーに行けばそれで良い。ひとり好きだけど寂しくもなるからそんなときはランチに誘ってみて「ダメならまたねー」で。どこ行くにも参観日行くにも一緒にとかは面倒。悪口大会も面倒。井戸端もムリ。親友、友達ごっこなんてマジでムリ。別に人間嫌いじゃないけれど、薄っぺらい関係に意義を見いだせない』
『若いときは、みんなでよく遊んでいた! 常に友達と一緒! しかし、仕事や結婚や出産とそれぞれに生活が変わり優先順位も変わり少しずつ離れた。子どもの幼稚園や学校でのママ友付き合いが始まりました。しかし、学生時代の友達とは全く違う。初めは、ママ友ともマメに付き合いをしていたけれどだんだんと面倒に。最後は距離をおいていった。ただ、まだ学生時代の友達数人とは仲良い。たまに、飲みに行くよ! 30年近い付き合い』
いつもべったりくっついている人のことだけを“友達”というわけではありません。うれしいとき、悲しいとき、ふいに懐かしくなったとき、距離を感じさせず会える人のことを友達というのではないでしょうか。人間誰しも1人で殻に閉じこもりたい瞬間はあるでしょう。大切なのは自分が殻から出たときに待っていてくれる人がいるかどうか。
もし相談者さんが友達がいないことを寂しく思っているのならば、しばらく連絡をとっていなかった友達に「元気?」と連絡をとってみるのはいかがでしょうか? わだかまりがあった友達に、「あのときはごめんね」と連絡をとってみてもいいでしょう。「あの人とお話ししたいな」と思っていた職場の人やママ友に、ランチの誘いをしてみるのも素敵ですね。その勇気がきっと、思いがけなかった友達のありがたさを感じるきっかけになるかもしれませんよ。
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- 人との付き合いがとてつもなくめんどくさい