【後編】順番に“ママ友を家に招く”ルール。マンションのレンタルルームを借りたことからママ友に「ずるい」と言われてしまった……いったい何がずるいの?
「みんなで集まるときは順番に家に招こう」というルールが、ママ友グループにあるという相談者さん。相談者さんは自分の順番になったときに、マンションのレンタルルームを自己負担で借りたそうです。しかしママ友に「ずるい」と言われてしまい、納得がいかない様子。ただ、ママスタコミュニティでは「ずるいとは思わないけれど……」と、あらかじめ決めたルールがあることから、相談者さんの行動に批判的な声も多く寄せられました。
ママ友間でルールがあるのなら、事前に確認するとよかったのかも
そうはいっても親と同居をしていたり、旦那さんが在宅ワークをしているなど、ママ友を家に呼べない事情のあるママさんも多くいるはず。そういった理由があってレンタルルームを借りるのであれば、事前に「レンタルルームでいい?」と確認をすると、みんなの印象もだいぶ変わってくるのかもしれませんね。
『でもママ友たちはみんな家の内装も見られると思って来るんでしょ? それなら相談者さんが前もって「集会所だけどいい?」って確認したらいいよね?』
『相談者さんは最初から貸部屋って伝えていた? うちに来ませんか? って言っていて貸部屋なら、「あなたのうちじゃないじゃん?」って話でしょ』
ただ、みなさんの意見を聞いてみると、もしも何の事情もなく「家にママ友を呼びたくない」という理由でレンタルルームを借りたのであれば、「公平ではない。それならうちにもこないでほしい」と思うママさんも少なからずいるようです。もし相談者さんと同じような状況になりそうなママさんがいたら、そのことを考慮しておく必要もありそうですね。
足並みをそろえたり、事前に説明をするだけで、トラブルは回避できる
しかしそれでも相談者さんは、「利便性を追求してレンタルルームを借りた」と主張しています。「他にも家に招きたくないと感じる人がいるならば、費用を自己負担してそういったスペースを借りるのもありではないか」と考えているのだそう。
『目的は自宅訪問ではなく子どもとみんなで遊ぶでしょ? 特にマンションなんか騒音問題があるんだし』
『こういうスペースがない人もカラオケルームを借りてそこに招くでもいいと思うんだよね』
ただ、あくまでもママ友間のルールは「順番に“家に”ママ友を招く」というものなので、順番が来たのに都合をつけて家に招かない人は、「ずるい」と言われる対象になります。レンタルルームを自己負担で借りたとはいえ、“家に”招かなかった相談者さんは、人によっては「ずるい」の対象になってしまう可能性があるのです。
利便性を追求したいのであれば、まずはルールから外れた行動をせずに「レンタルルームでもいい?」と確認をとったり、「都合がつかない場合は、レンタルルームやカラオケなどを借りるのもありにしない?」など、ルールの変更を求めていけば今回のようなトラブルを未然に防げたはず。それでもママ友たちが「家がいい」と言うのであれば、費用の面だったり安全の面だったりで、家以外の場所には問題があると考えているのでしょう。みんなの意見を聞きながらルールに従ったり、新たな提案をしていくことで、より居心地のいいグループを作ることができるのではないでしょうか。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko