【後編】「転入生に志望校の推薦をとられた!」と逆恨みする姪。うちの子まで巻き込んで“いじめ”をしようとしているけれど、保護者としてできることはある?
姪っ子が逆恨みからいじめをしようとしていることを、自分の娘を通して知ってしまった相談者さん。姪っ子の母親である義姉に相談をしても、姪っ子の肩をもつばかりのようで……相談者さんはこれからどんな対応をとればよいのでしょうか?
見て見ぬふりが、“いじめ加害者”と同罪だとみなされることも
もしかしたらその場にいたり、LINEグループに入っているだけで、娘さんも同罪だとみなされる可能性があります。
『あなたの子が加害者になって損するだけだと思う』
『義姉にもう一度通告して、どうにもならなければ学校に知らせる。子どもにはいじめをするということはどういうことになるかきちんと説明する。その上でどういう行動を取ればいいのか考えさせる』
いじめとはどういうものなのか、またいじめの先に待っているものは何なのか。まずはきちんと娘さんに伝えてみてください。今の段階で「姪っ子が大変なことをしようとしている」と相談者さんに報告ができる娘さんなのだから、きっと間違った選択はしないはずです。
大変なことになってしまう前に対処するべき
『いとこと同じ中学ってこと? それなら担任にLINEの件を報告する。何かある前に押さえ込む方が良いからね。もちろん担任には報告したのが誰かは絶対に漏らさないように口止めして義姉にはシラを切り通す』
『そういうことは学校に報告しましょう。いじめが起きてその子が自殺とかしたらどうするの? 軽く考えていてはだめだよ』
もし姪っ子の両親や姪っ子と深く話をしてみても、いじめをすることを肯定しているようであれば、いじめが本格的なものになってしまう前に先生に相談をしたほうがいいでしょう。身内可愛さに相談者さんまで事件を隠ぺいしてしまうと、想像以上のトラブルが起きる可能性もあります。
相談者さんのその後の行動は?
結局相談者さんは義姉(姪っ子の母)や義母に、「姪っ子のいじめをやめさせるように」と説得をしたようですが……残念ながら理解してもらえなかったとのこと。
『義母にも旦那からLINEのやりとりを見せましが、義姉と姪の肩を持ちます。「イジメは犯罪だよ」と旦那は言いましたが、「じゃあ横取りするようなことをした子はどうなんだ!?」と話になりません』
そのため担任の先生に現状を知ってもらいたくて、相談者さんは報告に行くことを決断したそうです。
『明日担任に相談に行こうと思います。旦那は「他人様まで巻き込んで一族の恥」だと言っています』
“いじめ”は、被害者の人生はもとより、加害者の人生も大きく狂わせます。一瞬の憂さ晴らしが、取り返しのつかないことになってしまうのです。子どもたちの未来を考えるからこそ「絶対にいじめはダメだ」、「相手ばかり責めず、自分が反省をする点を考えなさい」と教えれるような保護者になりたいものですね。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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