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【後編】「私たち夫婦はお見合い結婚です」って言えない私……恋愛結婚じゃないことへの劣等感を吹き飛ばしてくれたのは?

前回からの続き。旦那とはお見合い結婚です。でも幼稚園のママ友に知り合ったきっかけを聞かれて「うちはお見合い結婚です」と言えませんでした。とっさに「友達の紹介で知り合った」とウソをついてしまったのです。このことをきっかけに心の奥底に押し込めて忘れていた「劣等感」が、再び顔を出します。

そうだった、私は恋愛結婚で子どもを産んだ周囲のママたちとは違う。自分で結婚相手を見つけられなかった。人間としての魅力に欠ける存在だった。もしかしてママ友に「こんなつまらない人と一緒にいたくない」とか思われてないかな? 言いようのない不安がどんどん胸に広がっていきます。そんなある日。
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私「でもお見合い結婚のこと、他のママには内緒にしておいてね」
ママ友「私も、できちゃった婚のこと、内緒ね」
私たちは笑顔でうなずきあいました。

これまで私は「人間として劣っている、だからお見合い結婚だった」という気持ちに支配されてしまっていました。一度そう思ってしまうと、あとはもう負の感情のスパイラル。子どもにイライラして怒ってしまうと、恋愛結婚したママだったらきっと心が豊かで当たり散らしたりしないはず……と落ち込んでしまったり。部屋が散らかっていると、恋愛結婚の家庭ならもっと素敵なインテリアで片付いているはず……と思ってしまったり。
けれど出会い方は関係なかったのです。恋愛結婚のママ友の目に「幸せそうな家族」と映っていたことに目が覚める思いでした。

お見合い結婚を肯定してくれる人に出会えたことで、やっと自分の視野の狭さに気がつきました。いつかもっと私のなかで自信がついたら……人間として強くなれたら、みんなの前で堂々と「お見合い結婚です」と言える日が来るかもしれません。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・しげる 編集・井伊テレ子

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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