「俺が稼いだ金で俺のプレゼントは買わなくていい」。プライドが高いダンナに対抗するには?
まだ恋人同士だった頃、パートナーとクリスマスプレゼントを交換していた人は多いのではないでしょうか。では結婚して夫婦となった現在はどうでしょう? 共働きであればともかく、妻が専業主婦の場合はプレゼント代を家計から出すこともありそうです。
「まさにそのとおり!」とダンナさんに共感する声が続々
ダンナさんにプレゼントをあげようとしたら断られた。ママスタコミュニティにあったトピックです。
『昨日「クリスマスプレゼントに、何かほしいものはある?」とダンナに聞いたら、「俺が稼いだ金で、俺のプレゼントは買わなくていい」と言われた。「そんな金があるのなら、貯金に回せ」と。はぁ……本当にしらける。つまんない男!』
投稿者さんはグチを吐き出すことで、スッキリしたかったようです。しかし意外にも返ってきたコメントの多くは、ダンナさんの考え方に共感するものでした。
『そりゃそうでしょ。ダンナの金で、ダンナのプレゼントを買うの?』
『堅実なダンナさんでいいと思う』
『私はダンナが正しいと思う。私は、専業主婦だった母親の「買ってあげる」「お金出してあげる」という言い方に、痛烈な違和感があったからね』
逆の立場を経験した人もいます。
『ド正論だと思う。うちも子どもが保育園に入れず、私が働けない時期があった。なのにダンナまで仕事でケガして働けなくなり、家計はカツカツ。そんなときにカード払いでプレゼントを買われて、すごく腹が立ったもん』
『わかるわぁ。以前同棲していた彼氏が働かず私が生計を立てていたとき、私が稼いだお金で誕生プレゼントを買ってきやがった。一応喜ぶフリはしたけど、全然うれしくなかった』
ふたりのお財布が別々であれば、こんなことにはならないのでしょうが……。
”俺が稼いだ金”だから、夫婦ふたりのお金ではない?
もちろん投稿者さんに共感するコメントもありました。
『よく言えば堅実、悪く言えばつまらない男。妻との間にある大切なものを失っても、気づかないタイプ』
『たとえ”俺の金”だと思っていたとしても、「その気持ちだけで十分だよ。今はほしいものもないから貯金して、ほしいものができたら買おう」とか、言い方だよね。ごもっともな正論ではあるけれど、言い方ひとつで相手の気持も変わる。そういう部分をおろそかにしはじめたら、終わりだと思うな』
言い方のまずさを指摘する声があるなか、とくに多くの人が引っかかったのが”俺が稼いだ金”という言葉です。
『結婚したのに、まだ”自分のお金”という感覚でいる男。絶対イヤだ』
投稿者さん宅の場合、外で働きお金を稼いでいるのはたしかにダンナさんです。だからこそ「俺が稼いだ金」という表現になるのでしょうが、実際のところは「妻のフォローを受けた俺が稼いだ、家(ふたり)の金」ですよね。
『うちは共働きだけど、専業主婦の場合は”ダンナの収入=ふたりのお金”なんじゃない? プレゼントを妻の小遣いで買うのなら、”俺が稼いだ金”は違う気がするけどな』
『家事一切を妻にやらせ自分の身の回りのこともやらず、”自分のお金”って言う男。嫁はお金で雇われている家政婦さん以下の扱いよね』
『だったら結婚なんかするな、って思う。一生独身のまま、”俺が稼いだ金”を俺だけのために使えばいいじゃんね。結婚して妻に助けられてることだって、たくさんあるはずなのに』
ダンナさんには家計を支えているプライドがあるのかも
投稿者さんが言われた言葉から、ダンナさんの性格を推察したコメントもあります。
『こういう男ってプライド高いんだよね。嫁が働く=ダンナの稼ぎが少ない、っていう発想。だから嫁に働きに出られるのをイヤがると思う』
『働いて家族を養っているという、自負の表れなのかな。うちは共働きだから考えたことがなかったけど、これを言われたら腹が立つと思うわ。楽しい時間を共有するのが家族なのにね』
『夫婦で話し合って専業主婦になったのに、それを言うなら最低だね』
「夫婦で相談して、専業主婦に」。投稿者さんのところは、まさにそのパターンだと言います。
『私が働こうとするとダンナは「働くな」って言うんだよ。「今でも十分足りてるだろう」って。あんなやつにプレゼントをするために、わざわざパートなんてするもんか!』
家計はダンナさんが稼いだ”俺の金”なので、投稿者さんにはプレゼントを買うことができない。といって働きに出てお金を得ることにも、よい顔をされない。八方塞がりです。投稿者さんはこの先ずっと何かあるたびに「俺が稼いだ金だから」と言われ続けるのでしょうか?
この先「俺の金」と言われ続けるかも?今が”働きに出る”考えどき
ダンナさんへの対抗手段として多く挙がったのは、やはり「投稿者さんが働きに出る」という提案でした。
『このままずっと”俺の金”と言われ続けるかも。腹が立たない? だからこそ働くチャンスだよ。私は働いているほうがいい。自分の好きなものも買えるし』
『家計が足りているのなら、投稿者さんのパート代は全部自分のために使えるじゃん。絶対に働きに出たほうがいいよ。気分転換にもなる。もし先々ダンナにパート代をアテにされたら、「足りてる」発言を思い出させればいい』
トピックにして気持ちを吐き出したことですっきりしたのでれば、問題は解決です。ただ投稿者さんのなかに”俺が稼いだ金”発言がずっと引っかかっているのであれば、動き出したほうがいいのかも……。
『ダンナさんの言い方はよくないけど、私も正論だと思う。だからうちは自分のパート代からプレゼントができることを、うれしいと感じるよ』
『私も専業主婦の頃はチクチク言われていたから、当時は何もあげなかった。でも今年はパートをはじめたので、ダンナへのプレゼントを買ったの。渡すのが楽しみ!』
妻が自分の財布を持つことで、新たな夫婦のコミュニケーションの形が生まれた家庭もあるようですね。
投稿者さんの場合は「あんなやつにプレゼントを買うため」ではなく、「自分が心おきなく使えるお金のため」に、でしょうか? 働きに出ることを、改めて考えてみてはどうでしょう。そうして自分のお小遣いが増えたら、やっぱりダンナさんに何か買ってあげたくなってしまいそうですね。
文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・Ponko
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