「もう1人産みたい」その願いが叶わなかった場合、一生後悔するってほんと?
最初の出産が36歳だった筆者。初めての妊娠は、トイレから離れられない吐きづわりや、切迫早産での安静生活など、いろいろと大変なことが多く、なかなか2人目を生む決心がつかないまま40代に突入。「もう1人産めたらいいな」という気持ちはどこかにあったものの、年齢とともに「もう無理か……」に変わったのが最近。そんなときに目にしたママスタコミュニティに寄せられていた、あるママからの質問。
『もう1人産みたかった……という人は、生まなかった場合一生後悔するって本当?』
「一生後悔する……」。なかなかのパワーワードですよね。「そうか、一生後悔するのかな……」。そんな気持ちで、この質問に対しての回答を見ていたら、筆者なりの答えが出ました。なので今回は同じような気持ちを持っているママに、届くといいなと思い、このトピックをまとめてみました。
後悔しないために選択したこと
後悔したくない! その思いが明確な人は、自分が後悔しないためにするべきことを着実に手にしているんだなぁと筆者は感じます。
『私はそれで今妊娠中。3人目。産めなくなる40歳、50歳になってから後悔したくなかったから』
『私は絶対後悔してた。何故なら、3人目を念願叶って産めた今、3人目が欲しい欲しいと思っていた頃みたいな感情が全くないから。3人産めて大満足』
『欲しいと思う人は産んだらいいと思うよ。人生一度きり!』
『していない。2人でよかった。今自由な時間作れて楽しい』
『私は健康上の問題だったから仕方がない。今の子ども達授かっただけでも有りがたくて幸せ』
諦めは必ずしも後悔にはならない
諦める=後悔ではないんだなと、勇気をもらえるママたちのコメントです。
『どうなんだろうね。もう1人欲しいけど悩んでるところ』
『4人目が欲しくて悩んでいたけど、ウイルスとかこのご時世で諦めがついた』
『3人目欲しかったけど、5年できずに35歳になって諦めた。今38歳。諦めてよかった……。去年からあちこち不調が多くてこれで育児とか無理だった』
『欲しい気持ちはあったけど、年齢的に厳しくなったから諦めた』
『欲を言えばもう1人欲しかったけど、子どもが小学生になって私も1人の時間を楽しめるようになったからもういいかなって思えた』
後悔するかしないかは、自分次第
選択肢がある場合、人は選ばなかったのほうの人生に未練を感じるもの。でも、それを後悔とするかは自分次第ですよね。ママたちの後悔するかどうかの考え方も、さまざまでした。
『産んで後悔より産まないで後悔の方が断然幸せだと思うんだけど』
『「子どもを産めばよかった」なら後悔はあるけど、「もう1人産めばよかった」は、そこまで後悔しないと思う』
『子どもにお金かかるようになってきたら産まなくて良かったと思うよ。もう1人いたらこの子たちの希望を叶えてあげられなかったわって』
『孫に期待する(笑)』
『人間って、結局選択しなかった方に対して後悔する。どっちの後悔が大きいなんて比べようがない』
『自分は欲しかったのに配偶者や周りから理解が得られず諦めることになったのなら後悔というか、残念な気持ちはずっと残るだろうね。だから、最後は自分で決めるべき』
「もう1人産んだ人生」と「産まなかった人生」。選ばなかった人生のその先は、想像することしかできません。だから「あっちの方が幸せになれたのに」という考えを持つかどうかは、自分次第です。人はどんな選択をしても、「あっちにしておけばよかった」と悔やむことはあります。後悔とは、悔やむことで今幸せではない自分を肯定するための技なのかなとも筆者は思うのです。
どちらの人生を選んだとしても、「この人生を選んでよかった」と思える人生を歩むことでしか、一生後悔しないというのは無理なことなのだと、ママたちの回答を見ていて筆者は感じました。自分の選択、人生に責任を持って生きる。そうすれば、一生後悔するようなことを抱えながら生きていくことはないのでしょうね。
文・鈴木じゅん子 編集・しらたまよ イラスト・Ponko
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