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<お節介で過干渉な義母>【後編】旦那に相談したけれど彼は義母の味方。双方の家族を巻き込んだ結果

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前回からの続き。お節介で過干渉気味の義母に我慢の限界がきてしまった今回の相談者さん。同棲した当時から、日用品や食材などなにかと物を届けてくれるところがあった優しい義母。残念ながら年を経るごとに親切心がお節介に変わってしまい、結婚式場やお歳暮などにまで口出しするようになったのだとか。話し合っても分かってくれない義母と一体どのような付き合いをしたらいいのでしょうか?

“過干渉”な義母に悩んでしまったママさんたちの経験談

ママたちからは自身の経験を踏まえ、「相談者さんがそうしたいのなら距離を置いた方がいい」というコメントが多数寄せられました。

『離婚しないなら引っ越しを本気で考えないと、あなたが精神を病むよ。私は転勤でたまたま義実家の近くに住んでいた2年間で、心配という名の干渉が激しい義母から毎日のように電話やアポなし訪問を受け、スマホやインターホンが鳴ると相手が義母かどうかも分からないのに動悸がするようになった。うちは旦那がちゃんと言ってくれる方だけど、それでもおかしくなったよ。他県に引っ越したら治った』

『うちの義母そっくり。何でもかんでも自分の思い通りにしようとして、少しでも違うことをしようとすると常識がないと罵られる。私は離婚覚悟で旦那と話し合いました。今まで言われた嫌味も全部伝え、もう限界だと。さすがにまずいと思ったようで今は疎遠です』

全ての決定権が自分でなく義母にあることを、ストレスだと感じる人もいれば「ラクでいいや」と考える人もいます。相談者さんは前者のため、お節介をやきたがる義母とこのまま一緒にいれば多大なストレスを感じてしまうはず。相談者さんが「もう義母とは関わらない」と決めたなら、引っ越しをして物理的に距離を置いてしまう方法もありますよ。

『うちの義母もうるさかったけど、旦那に「あなたが悪い。うまくやって欲しいならあなたが間を取り持て。あなたの態度によっては、私はもう義実家に行かない」と言ったら旦那が気を遣っていろいろやったり言ったりしてくれるようになったよ。私なら婚約指輪の時点で「そんななら結婚しない」と言ったと思う』

ただ、相談者さんが義母の良いところも分かっているからこそ距離を置こうかどうか悩んでいる場合には、物理的に距離を置く以外にも策はありそうです。もし旦那さんが義母と相談者さんのあいだを上手に取り持ってくれるのであれば、まだなんとか義母と離れずうまくやれる可能性もあるのではないでしょうか。

旦那さんに相談をしてみることにしたけれど……

『義母は主人を介して私に言われたことに「傷付いた!」と義兄夫婦の元に行き泣いて訴えたそうです。義兄は「私が自分のことばっかり言っている非常識な奴」という旨の連絡を主人にしてきました。主人も義母の言動よりも私が義母を泣かせたということに腹をたて、「まずは義母に謝れ」と言われて話になりません。謝るつもりもないし、「こちらのことが気にくわないのなら今後は私だけでも疎遠にしたい」と主人に伝えたのですが、「嫁いだのだからそれはできないだろう」と疎遠すら認めてもらえません』

相談者さんの旦那さんは義母の肩を持ってしまったようです。それだけではなく、今後相談者さんが義母と疎遠になることも許してくれないのだとか……。この展開についてママスタコミュニティにはこのようなコメントもありました。

『嫁いだご家庭によって付き合い方はさまざまだから学ぶところはあると思うの。お節介はお節介だけれど、悪気がある感じがしないからいい人なんだと思うよ。むしろ今までそういった付き合いがなかったのかと相談者さんのことを不思議に思うな。たいして会わない親戚にもお年賀とか用意するよ。うちはね』

例として出ていたお歳暮に関しては、義母や旦那さんの価値観ではやりとりをすることこそが“常識”なのでしょう。婚約指輪に関しても、長年旦那さんと義母が「将来これをお嫁さんにあげたい」と思っていたのであれば、何が悪いのかきっと分からないのかもしれません。

旦那さんの「嫁いだのだから」発言でもわかる通り、旦那さん一家はきっと「嫁はわが家の価値観に染まってくれるもの」と思っているのでしょう。となれば双方が分かり合うのはなかなか難しそうです……。

結局解決してくれたのは……?

結局どうしていいか分からなくなり、相談者さんが頼ったのは自分と価値観が一緒の実の父と姉。2人は相談者さんに代わり旦那さんとお話をしてくれたとのこと。

『恥ずかしながら自分ではどうしようもなくなり実家を頼り相談すると、父と姉が代わりに主人と電話で話をしてくれました。そのときには「自分がすべて悪かった」と反省しているようなことを言っていたので、今後しばらく様子を見ていこうと思います』

価値観が違う者同士が結婚をするのですから、揉めることもあるでしょう。けれども価値観をすり合わせて譲れるところは譲り、パートナーが苦しんでいたら助けるのが愛なのではないでしょうか。少なくとも今の状態では、旦那さんと価値観をすり合わせる必要がありそうです。

今後旦那さんが本当に相談者さんの気持ちに寄り添ってくれるのかどうかはまだ分かりません。しかし相談者さんもなるべく旦那さんの気持ちに寄り添い、旦那さんもなるべく相談者さんの気持ちを分かろうとする。それをくり返すことで、困ったことがあったときに夫婦で乗り越えられる絆ができていくのではないでしょうか。まだまだこれからの夫婦。夫婦だけでトラブルを解決できる生活がおくれるようになるとよいですね。

文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko

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