【後編】わが子がママ友に褒められたら……自慢にならず誰も傷つけない「うまい返し方」とは
ママ友にわが子を褒められたら謙遜するかどうか、ママたちの間で意見が分かれました。謙遜しすぎず、でも子どもの頑張りも否定しない、うまい返し方はあるのでしょうか。ママたちのアドバイスをご紹介しましょう。
わが子自慢になりすぎない言い方とは
嬉しい気持ちを伝えつつ、すべて肯定するわけでもない……絶妙なさじ加減が光ります。
『「えーそうなのかなー? ありがとう!」。この返しでどう? 』
『子どもの成績が表彰されるくらいめっちゃいいんだよね。とにかくあちこちで褒められるんだ。だから本当ならばドヤりたい! けど、さすがにそれはできないので、子どもを褒められたら「ありがとう! すっごく頑張ってるんだ~」と返すようにした』
『例えば「〇〇君走るの速いよね」と言われたら、「そう、パパ似だと思う」という言い方はする。「〇〇君、顔小さいよね」と言われたら「パパも小さくて」と言う』
ママ自身の手柄ではない、というニュアンスを含めているところがポイントでしょうか。本人の頑張り、もしくはパパのおかげ……ということで、サッとその場を引いてしまえば完結しそうです。
場合によって返し方を変える
褒められる内容によって、返事を変えているママたちもいました。とっさに使い分けるのがなかなか難しいところですが、見習いたいテクニックです。
『性格について褒められたら、「いやいや~」みたいに言うかな。特技について褒められたら、「これだけは好きでずっとやっているから、うまいよねー」って、他人事みたいに流すように言う。表彰されたりしてるから「そんなことない」とは言えない』
『「絵が上手いね」とか「足早いね~」とかなら「ありがと」って言うかな。性格とか容姿を褒められたら「いやいや、全然だよ」って話を変える』
『「〇〇君はイケメンだねー!」→「マジか! ありがとう!」。「しっかりしてて羨ましい」→「え、本当に? 全然しっかりしてないよ?」って感じ。褒められる内容によって違うかな~』
表彰されるなど明確な事実がある場合は、否定するのもかえって逆効果ですよね。また同じく容姿を褒められても、ママによって対応は違うようです。自分の中でどう答えるかパターンを決めておくと、あやふやにならず明るく上手に返せるのではないでしょうか。
「謙遜」をうまく使いつつ、相手の称賛は素直に受け取ってみては
ママたちの意見を見て、自分なりに答えを見つけたママもいます。
『つい謙遜しちゃう。子どもは納得いかない感じになる。なるほど、「ありがとう。頑張ってるみたいだね」って言おう』
また「相手を褒め返す」ことを意識しているママもいました。
『個人的には謙遜せずにお礼を言って、その話題は手短に終わらせて、なるべくその日のうちに相手の子を褒め返す方がいいかなと思ってる。できれば1回褒められたら2、3回褒め返すくらいの感じで』
一度わが子の話題を終わらせてから、時間を空けすぎず褒め返す……。謙遜するかどうかにとらわれることなく人間関係を円滑にする、細やかな気遣いですね。
ママ友同士の人間関係、子どもの自己肯定感など、ママたちが受け答えを悩んでしまうのにはそれなりに理由があります。日本社会ならではの「空気を読む」文化も難しいですよね。そもそもママ自身が「褒められ慣れ」してないので、どう受け止めていいか分からない……という意見もありました。
それでもやっぱり、わが子が褒められるのはうれしい! 相手が本心で言っているかどうかは、そこまで気にする必要はないのではないでしょうか。謙遜するかどうかは、ママ同士の人間関係や状況によるかもしれません。しかし子どもには「〇〇ちゃんのママが褒めてくれてたよ~。ママも嬉しかったな」としっかり伝えて、褒められた喜びを親子で分かち合いましょう。
文・千永美 編集・しらたまよ イラスト・なかやまねこ
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