＜離婚してバラバラになった家族＞口うるさい母親を捨てた小学生の長男【第4話】まんが

前回からの続き。両親の離婚が決まった。父さんは俺や姉ちゃんに向かって「お前たちは誰と暮らしたい？」 と聞いた。家にいない父さんや、口うるさい母さんと暮らすなんてまっぴらごめんだ！　俺はすかさず「おばあちゃんの家に行きたい」と言った。
そして ばあちゃんの家での暮らしがスタートした。

俺が友達にバカにされてイジめられたとき、母さんは学校に行って先生や友達の親とたくさん話し合って解決してくれた。 いまの俺を見て、母さんはなんて言うだろう。「だから言ったでしょ！」って怒るんだろうな。

ばあちゃんの家は自由だ。自由で楽しい。でも自由なはずなのに、寂しい気持ちがするのは何でだろう……。「誰にも何も言われない」ということは、自分で全部決めなくちゃいけないってことなんだ。
それはとても孤独なことだと気づいた。

母さんはすっごく口うるさかったけど、今思えばその環境に俺は安心していた。間違った道に進もうとすると母さんがすぐに連れ戻してくれる。母さんのそばにいたらいつだって守られていたんだ。離れて今さら気づくなんて……。
久しぶりに母さんをみた瞬間、不覚にも泣いてしまった。そんな俺を母さんは抱きしめてくれた。何をするにもガミガミと口うるさかった母さん。それは決して俺のことが嫌だったからじゃない。

俺はそれ以来、母さんと弟と一緒に暮らすようになった。母さんも成長した俺の行動には以前ほど口を出さなくなり、それなりに協力しながら上手くやっている。
あのとき何も言わず一緒に暮らしてくれたばあちゃんにも、今となっては感謝するばかりだ。

そして父親と暮らすことを選んだ長女の思いとは……。

【第5話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ　脚本・渡辺多絵　作画・猫田カヨ

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