嘘ばかりつく中3の息子。どうして嘘ばかりつくの?このイライラはどうすればいい!?
中学生は思春期真っ只中で、親に対して反抗的な態度をとる場合も少なくないでしょう。あるママの息子さんも思春期だからなのでしょうか、わが子に嘘ばかりつかれて疲れきってしまったと話しています。
『中3の息子、息を吐くように嘘をついている。宿題した、片付けした、俺は知らない。そんなことは何度もあります。こんな子は他にいますか? いちいち疲れる』
中学3年生の息子さんは、ママに対してやたらと嘘をつくそうです。日常的になっているわが子の嘘に、ママは困り果てています。このような場合、なにかいい手立てはあるのでしょうか。そもそもなぜ息子さんは嘘をつくのでしょうか。
息子さんはなぜ嘘をつくのだろう?
反抗期に入っているから
息子さんは中学3年生です。青年前期にあたるこの時期の子どもは、思春期に入って親にことごとく反抗したり、親とのコミュニケーションが不足しがちになります。そのため思春期特有の心の動きから、嘘をついていることも考えられます。
その場をしのぐため
『単に面倒くさがりなのかもね』
『嘘つきっていうか、面倒くささからのその場しのぎね』
息子さんが嘘をつくのは、早く面倒な状況から抜け出したいと考えているからかもしれません。たとえ話をしたことが嘘の内容でも、ママが納得できるような返事をすれば、そこで話を終わらせることができます。その場しのぎの手段として嘘を使っている場合もありそうです。
もっと早くから兆候があったのでは?ママたちからは厳しい意見も
『それだけ嘘つきなのに、放任だからエスカレートするんだよ』
『普段から許していたからそうなんだろうね』
少し厳しい意見ですが、もしかしたら息子さんは前々から嘘をつく兆候があったのではないでしょうか。ママが「あれ? おかしいな」と思ったときに、話を深く聞くなどの対応が必要だったのかもしれません。知らず知らずのうちにそういった対応を積み重ねてしまい、息子さんが今のような状態になってしまったことも考えられます。
思春期の子どもの嘘。どう対応すればいい?
今回相談をくれたママの息子さんを含めた思春期の子どものつく嘘。子どもの嘘の種類には、先ほどご紹介したものだけでなく、「親の気を引くためのもの」や「自分を守るためのもの」などさまざまなものがあります。場合によっては、子ども自身の人間関係がうまくいっていないことからつく、「親に心配をかけないためのもの」も。しかしどんな理由の嘘であったとしても、わが子に裏切られたとなれば、親としては怒りたくもなりますよね。しかしこういった場合、子どもの気持ちや考えていることをちゃんと聴いてあげることが何よりも大事になってきます。まずはそれを実践してあげましょう。そしてもしよくなる傾向が見られなかった場合には、スクールカウンセラーや専門家に相談して、対応を含め一緒に考えてもらうのもひとつの手です。
今はつらい時期だけど応援してるよ!ひとまず子どもの嘘をいい方向に捉えてみよう
『救いようのない嘘をついて他人に被害を加えるよりはマシだと思うことにしたよ』
子どもが親に隠しごとをしたり嘘をつくということは、親離れしだしている成長の証と考えることもできます。また思春期というところから、親に反抗したい気持ちが出てきてしまうのは仕方のないところもあるでしょう。嘘をつくのはよくないことかもしれませんが、向き合いながらこれもひとつの成長だと考え、いい方向に受けとめてみてはいかがでしょうか。
今回のママの息子さんの場合だと、嘘の中身がまわりを傷つけるためのものでないことが伺えます。親としては迷惑がかかる嘘もありますが、「宿題をした」「片付けをした」などの嘘は主に自分が困るだけで、友達などまわりの人に危害は加わっていません。
このようによくないことの中にもいい点を見つけることで、どうしても向き合わなければならないことへのママのイライラは、少しだけ減らせるのではないでしょうか。
文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・なかやまねこ
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