【前編】小さい子どもの偏食&小食に悩まされ「もうキッチンに立つのが怖い」。解決策はある?
わが子の健やかな成長のために食事作りを頑張っているのに、わが子が思うように食べてくれず、心が折れてしまっているママから投稿がありました。
『子どもがいます。味や食感に敏感で、肉も魚もろくに食べない、野菜も食べるのは数種類。毎回食事を出せば減るのは主食のみ。焼いた肉や魚は、塩味しか食べません。おかずはほとんど手をつけず、「食べてごらん」と言えば「まずい、なんか味がする!(甘辛味とか調味料の味とかをこう表現します)」と言って吐き出したり舌を拭こうとしたりします。「行儀悪いし、作った人に失礼、ママも悲しい」と伝えますが、とにかく偏食がひどいです』
料理をするのが苦痛。もうどうしたらいいのか……
幼稚園の給食も主食しか食べず、おやつ無しで過ごしても夕食のおかずは食べないという娘さん。遊び食べもあり、イライラが募った投稿者さんが声を荒げることもあるようです。「母親失格ですよね」と落ち込む投稿者さん……辛いですね。
『1歳の息子もおり、まだ離乳食完了期なので多少食事に気を配らなきゃならなくて、毎回食事が苦痛です。「今日も残飯処理か……。私はごはんを捨てるために作ってるのかな」と最近思うようになりました。どうして食べてくれないのでしょうか。毎回好みなものばかり出せば良いのでしょうか。ただ「美味しいね」ってみんなで食べたいだけなのに……。本当にキッチンに立つのが怖いです。もう作りたくない……』
頑張って作った食事をいつも残されれば苦痛に感じて当然です。投稿者さんと同じく子どもの偏食や小食に悩まされているママたちから、共感のコメントが次々と届きました。
うちも同じ!途方に暮れてます
『うちも一緒一緒。とにかく食が細いです。もう量よりバランスを考えて、ご飯は子ども茶碗半分、味噌汁などでビタミンを取り、あとは手羽1本とか。幼稚園が終わったら、小さいおにぎりにミカンなどをあげてます。毎日毎日ほんと食べず困ってます』
『もうすぐ3歳の息子が超偏食の小食です。野菜は野菜ジュース以外とれない、主食も気分で食べたり食べなかったり。食べられるものが10個あるかどうか。それも食べない日もある。「何なら食べてくれるの」って私が泣いたこともあります。「ごめんね」って謝ってくれて、また自己嫌悪。「食」って母親が背負ってる気がして、辛いですよね。偏食は母のせいと思われるし』
食事を作るのがママメインなら、どうしても子どもの食事に関してはママが責任を負う形になってしまいがちです。でも食べるかどうか最終的に決めるのは子ども自身。ママや周囲の大人の思うようにはいかないものです。
食べなくてもいい。開き直ったら楽になった!
同じように悩んだママたちは、どのように乗り越えたのでしょうか?
『下の子が離乳食だった頃は、上が3歳で「偏食、残す、反抗」が一番ひどい時期。私も「ちゃんと食べさせなきゃ!」って一生懸命作りすぎてノイローゼになりかけてた。上の子に手がかかったぶん、下の離乳食はレトルトをめちゃ使ってて、それがまあ、素直によく食べてくれる。「あれ? もう上の子もこんなに頑張らず、買ったものとか食べられるものばっかりで当面は良くないか?」って考えになって、それから随分楽になったな』
『私は一時期食べさせようと叱ってばかりで、ますます子どもを追い詰めてしまったよ。子どもが大きくなった今でも後悔してる。義父母に嫌味言われたり、学校も担任が変わるたびに苦労したりするけど、親子ともに開き直ることにした。食べられるものだけ出せばいいよ! 本当に食べられない子は食べられないもん。心を病むより、よっぽどいいと思う』
子どものために食事作りをがんばっていたはずなのに、その食事のせいで子どもを追い詰めてしまっては本末転倒ですよね。さらにママ自身がノイローゼになってしまっては、家族の誰も喜びません。
今は「楽しく食べる」が最優先でいい
『今は食べられるものを食べて「美味しいね」って言ってあげたらいいじゃん。食べたくないものを無理強いされて叱られるなんて、そもそも食事が楽しいものと思ってないんじゃないの』
『今は毎回好きな物だけ作ればいいと思う。親子で精神崩壊してしまいそう。楽しく食べられないと、食事というものを苦痛に感じて、ますます偏食になると思う』
家族みんなが暗い顔をしている食卓だと、美味しいものも「美味しい」と感じられなくなりそうです。ひとまず娘さんには「食べられるもの」を出してあげてはどうでしょうか。
『うちはなるべく偏食の子に合わせて工夫するけど(きょうだいは比較的なんでも食べる)、しんどいから自分の好きなもの、上の子が好きなものも作る。食べなきゃ食べないで、パンを食べたりとか、何も食べなかったりでおしまい』
娘さんの食の好みに家族全員が合わせる必要もなさそうです。投稿者さんが食べたいものを作ってもいいのです。ママが美味しそうに食べていたら、娘さんもいつか「私も食べてみようかな……」と興味を持ってくれるかもしれませんよ。
それでも、もう少し食べてほしい……うちはこうしました!
今は食べられるものだけでいい……そう思っていても、「少しでも改善したい」と考えてしまうのが親心。そこで先輩ママからの具体的なアドバイスを紹介しましょう。
『うちの娘も同じような年頃に、お食事戦争があったよ。でも食事中ではないときに叱らずによくよく聞いてみたら、味が混ざるのが嫌だと判明した。どうも味覚が過敏に反応するみたいで、一番激しかった時期は味付け一切無しばっかり。箸やスプーンに、前の食べ物の味がつくと使わなくなるから、何組も何本も使ってた。あと噛み続けて味が変わると飲み込まなくなるから、小さめにカットして飲み込みやすくもしてたかな』
まずは食べ物が目の前にないときに、しっかりヒアリングしたのが良かったのではないでしょうか。「こういうのが嫌」が判明すれば、ママも対応策を考えられます。味だけでなく食感や大きさなど、娘さんが不快に感じるポイントを探り出せるといいですね。
一方、投稿者さんの娘さんが「味に非常に敏感」なことについて、ママたちから「もしかして……」と”ある心配”を指摘するコメントが届きました。後編に続く。
文・千永美 編集・しらたまよ
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