クラスで蔓延していたいじめ。ターゲットになった私に手を差し伸べてくれたのは……
私が小学4年生のときのことです。最初のきっかけはただの悪ふざけだったのかもしれません。
しかし徐々にエスカレートしていき……。
いじめの中心にいたのはクラスのリーダー格のK子ちゃん。
「逆らうと自分がいじめられてしまう……」そんな恐怖から、私自身もいじめの輪に加わっていました。
そんなある日、体育の授業の後、恐れていたことが起こったのです。
授業の前までは普通に話していたK子ちゃんが、突然私をいじめのターゲットにしたのです。きっと体育の授業中に、何か私が気に入らないことをしたのでしょう。周りの友だちもみなK子ちゃんについて行き、私は一人ぼっちになりました。
いじめのターゲットになった私に声を掛けてくれたのは、以前、私たちがいじめていたM子ちゃんでした。あんなにひどいことをしたのに、優しく声をかけてくれたM子ちゃん……。
M子ちゃんがいてくれたおかげで、私はいじめに屈することなく過ごすことができました。自分の身を守ることに必死で、クラスメイトをいじめてしまった自分を悔やみます。
大人になり、子を持つ母となった今でも、私は「M子ちゃんみたいな存在でありたい」と心の目標にしています。
※この漫画は事実を元に作成していますが、完全なノンフィクションではありません。
脚本・宇津木今日子 作画・リコロコ
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