謎の疲れやすさは繊細なメンタルが原因!?知ることで救われたわたしの闇
私はベビーシッターや、子どもたちに絵や図工を教える仕事をしています。子どもが大好きで、昔から学校の先生や保育士に憧れていた私。とても楽しく大好きな仕事のです。しかし仕事を終え帰ってくると、尋常じゃないほどぐったりする自分がいます。
身体の調子が悪くなると、連動して機嫌も悪くなってしまう……でも愚痴は吐きたくなくて、つい物に当たってしまいます。「そんなに疲れるならやめなよ」という旦那さんの言葉に「仕事は楽しいのになんでこんなに疲れるんだろう」と悩んでいました。
その頃、妊活をしていたこともあり「ホルモンのせいかな?」と思い、睡眠や運動、食生活に力を入れるも……一向に治りません。病院へ行くと、ストレスや寝不足が原因なのではないかと言われましたが、私としては腑に落ちませんでした。
「今までの食生活が悪かったのかな?」
「もしかしたら病気なのかな……」
そんな良からぬことばかり頭をめぐっていました。
今日も仕事。満員電車で赤ちゃんが泣いていました。
教室に着くと、幼児15人がバタバタはしゃいでいます。幼児クラスは一番わんぱくで大変なクラス。この日は軽くめまいがしました。
ヘロヘロになりながらもなんとかその日を乗り越えた、その帰りに……
本屋さんで偶然手にとった本を見つけて、ハッとしました。
どうやら私のような繊細な気質は「HSP(ハイリ―・センシティブ・パーソン)」と呼ばれることがあるようです。刺激に敏感で疲れやすかったり、人の気持ちに共感する反面、振り回されやすかったり……。お医者さんにはかかっていませんが、書籍でHSPという言葉を知り、自分の気質かもしれないとわかっただけでもずいぶん楽になりました。
謎の病気なんじゃないか、赤ちゃんを授かれない体なんじゃないか。気力・体力ともにとても疲れやすい理由がわからなかったため、私はいつも不安でした。まるでそれは真っ暗な森をひとり彷徨ってる気分。でも「自分の気質かもしれない」とわかったことで、一筋の明るい兆しが見えてきた気がしています。自分の気質を受け入れながら、これから歩いていこうと思います。