お菓子もおもちゃも子どもの数だけ必要?「自分だけのもの」を得られる経験も大切 #産後カルタ
親ならば子どもたちにきょうだい仲良く過ごしてほしいと考えるでしょう。毎日のようにケンカする子どもたちを見ているだけで、ママは疲れてしまいそうです。ケンカの原因を減らすために、お菓子もおもちゃも人数分揃えないといけないの? と悩むママからママスタコミュニティに投稿がありました。
『食べ物、なんでも人数分買う? シェアはかわいそう? 映画のポップコーンとか、たこ焼きとか。子どもが多い人はどうしているの? うちは2人だからまだいいのかな。ひとつ買って半分こしなよ……と思うけど、最近子どもも大きくなり「丸々食べたい! 自分で持ちたい! 自分のが欲しい!」って不満を持つようになってきた』
きょうだい同士でのお菓子の取り合い……。せめて外出先ではやめてほしいですね。先輩ママたちは、どのように対応してきたのでしょうか。
ケンカしないことを最優先に!「人数分」揃えます
『ケンカになるから1人ひとつずつ』
『2人だけど人数分買うよ。私も欲しければ、子ども2人分と合わせて3つ買う。私がちょっとでいいときは、子どもからちょっともらう』
『なんでも人数分買う。うちも子ども2人。2人とも小学生だし、2人でひとつはケンカの元になる』
子ども1人にひとつずつ買う、人数分揃えるとのコメントをくれたママたちがいました。理由はやはり「ケンカを防ぐため」。少々お金はかかるかもしれませんが、子どもたちのケンカの仲裁をするよりは良い、仲良くしてくれるなら、といったところでしょうか。小学生ともなると、本気でケンカをしたらケガをしてしまいそうですよね。
大皿作戦!全体の量を増やします。「分け合うことを覚えてほしい」
『みんなで大きいのをひとつとか、たこ焼きなら3人で2皿とかシェアするよ』
『分けることも教育だから、度が過ぎない程度に分ける』
子ども1人にひとつずつは買わないけれど、子どもたちが満足できるように全体の量を増やす作戦もあるようです。この方法なら量としても満足できるでしょうし、「分け合う」という経験もできますね。
ケースバイケースで判断。決め手は「子どもが食べ切れるか」
『物によるよ。「食べ切れる」って明らかなら1人1人前買う。「これは食べ切れない。この前残した」とかなら3人で2人前とか』
『子どもに聞いてから買っていました。「全部食べる」「一口」「半分」と、物やそのときによるので』
『食べられるなら人数分。少しだけ食べたいときは、子どもと相談して何個買うか決める』
食べ物を1人にひとつずつ買うかどうかは「子どもが1人で食べ切れるかどうか」で分かれる、とコメントしてくれたママたちがいました。子どもの「欲しい」「買って」は、見た目に興味を惹かれて発せられた一時的な欲求の場合があります。自分1人で食べ切れる量なのかを考えていないパターンもありそうです。せっかく買っても、余ってしまうともったいないですよね。
「自分だけの」思い出も大切。分け合うことも大切
きょうだいがいると、おもちゃやお菓子などを譲り合ったり、分け合ったりすることが日常的になるでしょう。「自分だけのもの」「自分だけの経験」はどうしても減ってしまいがちです。もし子どもが「ひとり分、欲しい」と言ったら、それは子どもからの「自分を尊重してほしい」というサインかもしれません。
子どもから明らかなサインがあったとき親がそれを受け止めて応えてあげることは、子どもとの信頼関係を築く大切なステップになるのではないでしょうか。3人の子どもがいる筆者のママ友は曜日ごとに「1人を優先する日」を作った、と話していました。子どもたちと話し合って「〇曜日と〇曜日は長女」「誰の希望で家族が行動するか」などを決めたのだそうです。ある曜日は10歳の長女の希望でタピオカドリンクを飲みに行き、ある曜日は6歳の長男の希望で映画に行き、ある曜日は2歳次女の希望で公園へ遊びに行き……。子どもたちそれぞれを順番に尊重したことで、ケンカは格段に減り、子どもたちの行動が落ち着いてきた、とのことでした。
おやつなど「もの」だけでなく、「子ども1人のための特別な時間」を作ってあげることも、ときには必要なのではないでしょうか。
文・しのむ 編集・千永美 イラスト・はなめがね
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