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子どものいじめが再発!暴力を振るう加害者の親にいじめのことを伝えていいよね?

もしも自分の子どもがいじめられていたら……親としてどんなことができるでしょうか。ママスタコミュニティに相談を寄せてくれたママは、おさまったと思っていた子どもへのいじめが”終わっていなかった”ことから、加害者の保護者に対する「いじめの通知」について考えています。

『いじめられていることを学校に相談して一時的には良くなったけれど、またいじめが始まったらしい。「いじめの事実を確認したのち、加害者の親に通知して」って先生に言っても構わないよね?(前回の相談は加害者の親に通知されていない)
さらにいじめの加害者が増えて、叩かれているらしい。暴力とか即、親に通知で良くない?』

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一度はおさまったのに再発したいじめ。投稿者さんの子どもはどのようないじめにあっているのでしょうか。

『グズグズしてていじめられている……叩かれる……くらいしか話さないので、詳細の聴取は先生に任せています。私が認識しているのは前回だと「しね」と言われている、今回は叩かれるいじめが発生しているということ』

いじめの内容は、悪口から暴力にエスカレートしているようにも見えます。投稿者さんは暴力によるいじめが始まったことで「先生から加害者の保護者に通知してほしい」と考えているようです。ママスタコミュニティには、この考えに共感するコメントが集まりました。

すぐに親が先生に相談する

まず早めに投稿者さんが先生に相談して、学校に協力をお願いしたほうがいいと考えるママは多いようです。

『とりあえず、一刻も早く投稿者さんから担任には話したほうがいいよ!』

『加害者増えている上に、誰かわからないなら、すぐに学校へ連絡しなきゃ。相手の親に伝えている場合じゃない。それは学校が状況を把握してから伝えてもらうべき。投稿者さんが言っても信じないかもしれないから』

『何歳? 中学生ぐらいだといろいろ難しいよね。親がどこまで入るか、本人に任せるか。結構、親が入って、もっと亀裂入る場合が多くて。でも、ほっとくのは良くないから先生とコンタクトとっていかないと』

『とりあえず先生には通知で。スクールカウンセラーとかいるなら、どういう手順を踏むのか相談してみたら』

投稿者さんの子どもは6年生とのこと。子ども同士で解決できるかどうか、保護者の介入でいじめがエスカレートしないか、よく見極める必要がありそうです。ただ、投稿者さんの子どもは、暴力を受けています。先生はもちろん学校、スクールカウンセラーに協力を仰いで早めに対策をしてあげたほうがいいのではないでしょうか。

先生からいじめ加害者の保護者に通知してもらっていいのでは

先生に相談したら、いじめの加害者の保護者に通知してもらうべきといった意見や、実際の体験談も寄せられました。

『事実確認を第三者の先生がするんだよね? それなら、もう保護者に連絡でいいと思う。前回もあって、今回が2回目。反省していないって言ってもらう。うちの小学校は暴力じゃなくて悪口とか無視とかでも最初から保護者に連絡だった』

『うちは6年のときに1人から「しね」って言われたことがあったけれど、担任に教室以外で言われるようなので学年で情報共有してくださいって学年主任も巻き込んで親にも伝えてもらって、ピタリとやんだよ。担任にはおおげさなって言われたけれど、早い子は自殺願望出てくるし、しにたいが口癖の子も数人出てきた時期だったから、結果良かった』

『暴力とはふざけあってのですか? それともボコボコ? うちは暴力かと思ってたら、相手がふざけあってたと先生に話してました。ケガとかされているなら診断書を持って相手にきちんと話すのも手ですよ』

教室以外で起きていたいじめについて「学年で情報共有」するように相談したことで、いじめがおさまったという例もありました。いじめられている子どもが追い詰められる前に、学校に事実確認をしてもらうことは重要なポイントかもしれません。とはいえ、事実確認には時間がかかる場合もあります。その間、子どもに対してどんなフォローができるでしょうか。

学校を休ませるという方法も

『今、学校はどうしているの? いじめ発覚した時点で私なら休ませる』

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いじめがわかった時点で子どもには学校を休ませるというママもいるようです。「子どもをいじめから守る」ことを考えれば、適切な対応かもしれません。子ども本人とよく相談して、事実確認が済むまで学校を休ませるという選択肢もあるのではないでしょうか。

学校にフォローをお願いして子どもが安心して通えるように

いじめについて文部科学省は「学校におけるいじめ問題に関する基本的認識と取組のポイント」で、学校の取り組みの姿勢を示しています。

『いじめを含め、児童生徒の様々な問題行動等への対応については、早期発見・早期対応を旨とした対応の充実を図る必要があり、関係機関との連携を図りつつ、問題を抱える児童生徒一人一人に応じた指導・支援を、積極的に進めていく必要がある』

高学年だからと親の介入をためらわずに、学校に相談することで先生や保護者が一体となって迅速にいじめに対処できる可能性があります。子どもの気持ちに十分に配慮した上で、周囲の大人が積極的に行動を起こすことは、いじめられている子どもの年齢に関わらず「自分は守られている」という安心感を与えてあげることに繋がるのではないでしょうか。

文・すずしろゆうみ 編集・横内みか イラスト・なかやまねこ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
子どものいじめが終わってなかった