子どもを交通事故から守る!夕暮れの安全対策にはドライバー心理を突いたグッズの活用を
まだ暑い日は続いているものの、夕暮れが早くなってきたことを感じる今の時期。歩行中の交通事故死傷者数を月齢別でみると、1年の中でも夕暮れが早くなる10月に増加傾向があるそうです。とくに危険なのが下校時間〜夕暮れの時間帯。小学生のわが子の帰宅を、ドキドキしながら待っているママもいるのではないでしょうか?
通学路にも潜む、車の危険。ママたちの不安は子どもの登下校
通学路であっても交通量の多い、危険な道はあるものです。ママスタコミュニティにあがったトピックにも、ママたちの不安な声が並びます。
『うちの近くにある信号機のない小さな交差点で、また事故が起きたよ。死亡事故までにはなっていないけど、もう何度目だろう。通学路だから、毎回冷や冷やするよ。市に対策をお願いしたけど、「事故多発注意」の看板をひとつ設置しただけ。しかも自動販売機と電信柱の間に設置したから、車から見えない』
『うちの近所にも危ない交差点がある。信号をつけるほどでもないと思うし、お互いが気をつけて通過すればいいだけだとは思う。でも優先側の車はスピードを出すし、曲って入ってくる車は左右を見ない。もし子どもが歩いていて巻き込まれたらと思うと、怖い』
どこに行くにも大人と一緒である場合が多い幼児とは違い、小学生になると登下校は子どもだけということも。ふざけながら歩いている小学生の集団を目にすることも、少なくないですよね。
子どもの交通事故が増えるのは、夕暮れの早くなる10月
実際に歩行中の交通事故死傷者数を年齢別で見ると、突出して多いのが7歳。小学生になって単独行動が増えることが、その背景にはあるようです。
さらに月別推移をみると年間を通して歩行中の交通事故死傷者数が一番多いのが、10月です。
夕暮れの時間が早くなってくる時期だけに、「まだ大丈夫」と思って遊んでいると周囲はもう真っ暗……ということも。いつものようにふざけながら道路を歩いていると、暗がりから突然横から出てきた(ように思える)車にびっくりしそうです。
とくに下校時間以降の夕暮れの時間帯が危険なのは、次のグラフをみてもわかります。
夕暮れの安全対策は車のヘッドライトで光る”反射材”で
車のライトが当たると光る”反射材”の重要性を、先ほどのグラフなどを使って説いているのが「本田技研工業株式会社(以下Honda)」です。反射材は身につけることでドライバーの視認性が上がるため、事故を防止する効果があるそうです。
そこから開発されたのが、交通安全トートバッグ「肩にかけるおまわりさん まもってトート」。2019年に数量限定で配布したところ大きな反響があったそうで、このたび商品化が決定しました。秋の全国交通安全運動の初日となる2020年9月21日(月)より、店舗とオンラインサイトで販売をスタートします。
【先行予約】2020年9月9日から「まもってトート公式オンラインストア」にて受付開始
【発売日】2020年9月21日(同オンラインストア、Hondaウエルカムプラザ青山などの店舗にて)
ユニークな形状は、暗闇で光る警察官の制服を見るとドライバーがハッとして減速する……という心理に着目したもの。”おまわりさん”の制服をモチーフに、車のヘッドライトが当たると光る反射材をあしらっています。学校に持っていくサブバッグとしても活躍しそうですね。
反射材はほかにも、スニーカーやキーホルダーに利用されていますし、自由に貼れるテープも販売されています。子どもたちの夕暮れの安全対策は、夕暮れが早くなる時期の前に考えたいですね。
文・鈴木麻子 編集・しらたまよ
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